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おフレンチ教養テスト

2012年12月29日 22:00

僕のサイト(http://lapopfrancaise.com/)のデザインをしてくれている茨さんが教えてくれた動画:フレンチ追想ポップス。断捨離気分でコレクションした800枚のCDを売ってしまった!残念!というヴォカロ曲ですが,アーティスト名がランダムに歌い上げられるのが面白いですよ。僕が数えたところでは50組のアーティストでした。1昨年に売った話なので Zaz がいないのがリアルです。流石に全部知っていました。1割くらいは名前は知ってるけど,どんなだったかな? と思いましたが… 架空のアーティストが入っていたら怖いな。
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とてもいいわ

2012年12月13日 22:00

今日から6期目の「シャンソンで覚える フランス語講座」

今日の曲はリュシエンヌ・ドリルの「とてもいいわ」です。受講生の方のリクエストで実は知らない曲でした。ドリルは基本的に ご主人がバンマスのオケで歌う人ですが,この曲はモナコのトランぺッターが伴奏をつけています。ほとんど歌とペットの掛け合いのようにペットの存在感のある演奏。

フランス語の歌詞もニュアンスが微妙で楽しめます。日本語の訳詞にも独特の面白みがあるんですがね。なにしろ「とてもビアン」なんて歌っちゃうんだから。

見落とし,あるいは知らない音楽は限りない

2012年12月05日 22:00

今日の午後は「長年の友人」が来て,ネットでフランスのラジオ FIP を聴きながらお喋り。
FIP を久しぶりに流したけれど,いつものことながら選曲のセンスが面白い。

07:22 BIRELI LAGRENE — SOMETHING
07:27 GEORGE HARRISON — WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS
07:31 4 BEADOCHONS — PAS D PAPIER WATER

という流れの3曲目にビックリしました。ペーパーバック・ライタのパロディでした。Les Bidochons はフランスのパロディ・バンドらしい。なんだか凄く面白そうで,いままで知らなかったのが残念な反面,まだまだ知らない面白い音楽がありそうで楽しい気分にもなりました。

さんざん話をした後で,お互いの iTunes から好きな曲を流し合う おあそび で盛り上がった楽しい ひととき。

愛の狂気,あるいは だめんず・うぉ〜か〜

2012年12月04日 22:00

カストール爺のブログの記事が凄いです:フランソワーズ・アルディ『狂気の愛』(小説)

何が凄いって,アルディー様のベストセラー新刊小説の「種明かし」をしてしまっているから。作品で扱われた海外旅行先は日本で,主人公の女性はアルディー自身,何人かのモンタージュで想像されたという男性の材料の一人は去年亡くなったアラン・ルブラノではないかと。なにしろ

私はその時たまたま東京にいて、オーガナイザーからの紹介で2度の夕食を共にして、そのうちの一夜(4月28日)は、フランソワーズとアランと私の3人だけだったのです。

という筆者の証言は重いのです。

それだけに筆致は慎重で,

私は芸能ジャーナリストではないので、そのX.を特定できるものは何も持っていません。だから、このようなところに書いていいものだろうか、とも思う

私はここで何かを言おうとしているのではありません。狂気の愛が、私のそばを通りすぎていったような気にさせる文章(アルディの小説)を読んだということにすぎません。

と述べるに過ぎませんが,十分な破壊力があります。

だいたいロマンとレシの違いを枕にしてズバッと本題に入らずに逡巡するあたりが,いつもの對馬調と違ってました。「マロンは栗でレーシは茸,苦しゅうない,ソチ,もそっと近う寄れ」みたいな駄洒落も一切なかったし…。

僕は,アルディーの傑作 Tant de belles choses (永遠の愛の誓い) で本編ではエリック・バンジが制作したルブラノ作曲のタイトル曲をルブラノ・ヴァージョンで最後に「隠しトラック」で聴かせた趣向がなんとなく腑に落ちてしまいました。あんまり落ちるとディランもミック・ジャガーも平伏(ひれふ)す世界のアイドル・アルディー様がサイバラ(西原理恵子さん)やクラタマ(倉田真由美さん)になってしまいますが。

一事が休す

2012年11月30日 22:00

昨日のゴールドマンの記事を書くのに関係資料をチェックし直していて発見したことがあります。ゴールドマンは10年以上アルバムを作っていないので,ちょっとしたことを忘れてしまっているのですね。

Erick Benzi エリック・バンジというプロデューサーがいてアレンジもするのですが,最初はゴールドマンとゴールドマン絡みの作品でしか名前を見ないので,ゴールドマンの変名かと思っていました。でもこの20年ほど凄く仕事をこなしているのですね。セリーヌ・ディオンの仏語作品は全て,アズナブールのデュエット・アルバムとかも手がけています。

wiki に彼のページがありました。手がけた作品のリストも凄いのですが,略歴にロックバンド・カナダのメンバーだったとありました。これでゴールドマンとの縁に納得がいきました。カナダは1988年のゴールドマンのツァーをサポートしているので,そこからのつながりだったのですね。

黄金人間世代

2012年11月29日 22:00

Génération Goldman というコンピレーションが出ました。直訳すると黄金人間世代で,稲垣足穂の本かクラフトワークのアルバムのようです。もっともクラフトワークのマンマシーンは人間解体が邦題で,阿木譲=松岡正剛ラインで提案された人間人形時代は採用されていません。ド・ラ・メトリーの書名に倣えば人間機械論なのにそちらでもありません。

こちらのゴールドマンは固有名詞です。1980年代から世紀末のフランスを代表するシンガーでソングライター。ゴールドマン世代は週刊誌オプスが当時の若者たちを名付けた呼び名で日本だと新人類ですね。その後はチャリティー「心のレストラン」の人だったり,トリオで活動したり,3児の父として教育学者と対談した育児書をベストセラーにしたり,24歳年下の女子大生と再婚したりしました。21世紀に入ってからは音楽活動はぼちぼちで,さらに3人の娘をさずかったり。

今回のアルバムも,トリビュート盤です。参加者のジャケット写真が,白いシャツに川の細いネクタイの当時のファッションなのが可笑しい。集合写真は面白過ぎです。ほとんどコスプレ。

内容は,つまみ聴きしかしていませんが,やっぱりクリストフとコルネイユ,アメル・ベントの実力が群を抜いています。といっても全部好きな曲なので,とても楽しめるアルバムなのは確か。

今回初めてのトリビュート・アルバムで,自身のレーベルの企画です。レーベルの共同創設者が最初の結婚でもうけた長男だったりします。

飛びます!飛びます!

2012年11月20日 22:00

スイス人 ステファン・エシェールの新譜「飛翔」が出ていました。前作「エルドラド」の後,ライヴとかベスト盤(ロング・ボックス4枚組)は出ていましたが,純粋な新譜は5年ぶりです。サルコジ時代に新作が出ていない事情は對馬敏彦氏のブログの最新記事に詳しいのですが,要はサルコジ政権はアーティストのモラルを大いに下げたということです。逆境に強いタイプもいるけれど,ステファンさんは違った。

「タクシ・ヨーロッパ」という大傑作があるエシェール氏ですが,僕には なにをさておいても新作を聴かねばならないアーティストでもなく,作家のフィリップ・ジアンの書く詞は いつも濃いので大変そうだし どうしようかなと思ってました。しかし,前述の記事に:

そして、バシュングやテテなどのアルバムの総仕上げ人として知られるお姐さん、エディット・ファンブエナが、全曲の「ポスト・プロダクション」という仕事をしています。これはエシェールとその一党が、これは絶対に必然的になければならない音だからという音をしこたま、ぎゅうぎゅうに詰めてしまったあと、彼女が泣きの涙で「これはない方がいい」とちょちょっと梳刈りを入れたり、ピンセットで抜いたり、という辛い仕事だったそうです。とにかくサウンド的には、1曲1曲、ミニマルからフルオーケストラものまで、環境デザイン、ヴォイスデザイン、頭が下がるほど緻密に作られています。



とありました。これは聴かねばなりません。僕はエディットさんの大ファンなのです。結果はファンブエな仕事的には「まぁまぁ」でした。やっぱり姐御の声とギターが,もっとガンガン聴きたいものです。ポーリーヌ嬢の新譜の方が僕的には良かったです。

これも,試聴サイトを探しまくって聴きました。對馬さんが:

また、アメリー・レ・クレヨンの新盤『Jusqu'à la mer (海に至るまで)』と同じように、すばらしいイラストレーション14葉に飾られたブックレットが、このCDをぐっと引き立てています。こういうCDがある限り、人々はCDを買い続けるでしょう。買い続けなければなりません。



とおっしゃるのに,なんということでしょう。だって現物が日本にはないし,取り寄せている時間が がまんできないし…。ITunes Store でぽちっとしてしまいそうでしたが,それは素敵なブックレット付きを手に取って買ったらダブるし…。とりあえずネット上にあって,いつでも全曲試聴できると,自分で持っていることのリアリティーがわからなくなります。なんだかマズい事態のような気がしますが,それは別の話。

黒酢のポーリーヌ

2012年11月13日 22:00

トゥイッタのタイムラインに「出てたんだ。5年ぶり」と流れてきました。みんな知らないのかな? ポーリーヌ・クロズ嬢(1979年生まれ2004年メィジャ・デビュ)の新作 Le Prix de l'Eden が10月22日に発売になっています。今月末からツアーも開始。相変らずの Edith Fambuena プロデュースです。僕はレ・ヴァレンタン以来のエディトさんファンですから,二人のコンビが解消していないのは慶賀の至り。Vincent Delerm 作曲の Dans la ville や,Antoine Massoni と共作の Quelle heure est-il ? もあり。

お嬢が来るかも

2012年11月12日 22:00

パトリシア・カース嬢の新譜「ピアフを歌う」が遂に発売され,ワールド・ツアーも始まりました。公式サイトには「愛の讃歌」の新しいクリップが出来たとか,来年5月までのワールド・ツアーの予定とかが発表され,ファンの皆さんは超盛り上がりです。

ところが,そのツアー日程に日本がないので,みなさんジャパン・パッシングに戸惑ったり憤ったり。

で,ヴァリエテKISHITSU 独占情報!という程のことでもないのですが,ネット上にプレス専用のキットを流したけしからん人がいたのですね。ファンサイトの掲示板にありました。その資料のワールド・ツアー日程表がこれ:

kaas tour dates 2013

やはり日本公演はありませんが,最後の1行に注目です。アテネ,イスタンブール,ブカレスト,トキオ,ロシアとあるではありませんか。今年はジュリエットが日本で見られました。来年は Kaas chante Piaf 全22曲が東京で体験できることを切望です。

ワンダーランドではない世界の果て

2012年11月11日 22:00

こうしてフランスの音楽を聴くにあたってさまざまなことを向風三郎こと對馬敏彦氏に教わっています。YTT 時代の彼のウェブサイト「おフレンチ・ミュージック・クラブ(1996-2007)」で学んだことが僕のポップ・フランセーズのベースとなっています。「おフレンチ」に関する資料はほとんどありませんがOVNI のアーカイブの紹介記事でネット黎明期のムードと熱意を伺うことができます。

その對馬氏がウェブサイト閉鎖の後に Pere Castor と名乗って始めたブログが「カストール爺の生活と意見」。つい先日100.000アクセスを記録した,ポップ・フランセーズのみならずフランスの現代文学や映画に関心を持つ全ての人にとってのマストなサイトです。

今朝の更新で「世界の果てで」と題する記事がアップされました。2005年にデビュー作を発表したものの,その時点で既に肺癌を発病していた女性シンガーのマリー=エレーヌ・ピカールを翌年失ってしまったデュオ,プレス・クィの2人での唯一の作品『Sauvez Les Meubles (家財を守れ)』を紹介しています。このタイトルはクラウン仏和に「救えるものだけでも救う;(火事場から)家具を運び出す」とある慣用表現です。グループ名は Presque oui で「ほぼウィ」。総論賛成各論反対か? 「ほとんど〜」だと僕には「ほとんどビョーキ」という流行語を思い出されますが,もう死語ですね。流行語の宿命。ほとんどブタ,ほとんどダメなのは,オヨネコぶーにゃん。

ブログのタイトルになっている「世界の果てで」はアルバムの(事実上の)最終曲。カストール爺の説明を引用させて頂くと「核戦争のあとに生き残ったひとりの男とひとりの女の出会いと愛と絶望と新たな希望のようなものが、寓話的に歌われて」いる感動的なナンバーです。特に歌い手が録音の時点で大病を患い程なく亡くなったというストーリーを念頭に聴くと胸に迫ります。声が可愛いタイプではなくてレ・リタ・ミツコ系のドスの利いたタイプなのも怖い。

その曲はYouTube にアップいるので聴くことができるのですが,肝心のアルバムは「CD L'Autre Distribution AD0609C (現在入手困難)」と紹介されています。でもね,MusicMe のウェブページで全曲試聴できるし,iTunes だと日本のサイトからもダウンロードできるのです。どうしても現物が欲しい向きには日本のウェブショップが通販で扱っていますが,それもダウンロード盤のCD-Rだそうですし。

僕も新譜も全曲 MusicMe で試聴するばかりです。もうビオレのVengeanceも聴けます。個人所有をしなくても良いなんて,アナーキーな時代になったものです。
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「狂気の愛」と富裕税

2012年11月08日 22:00

ある意味で日本における最大のフレンチ・ポップ・アイコンであるフランソワーズ・アルディさんの新譜が出ました。長きに渡った「何か変わったことをやろうとしているんだけれども何をやっても しっくりこないからファンは みんな普通の音楽が聴きたいんだよ時代」が終わり,最近のアルディさんとファンは蜜月が続いています。僕はゲンズブールの曲でヒットが出たこととセルフ・プロデュースが尾を引いたんじゃないかと踏んでますが,素直なアルディ時代の到来を告げたのが曲者バンジャマン・ビオレ氏の部分的起用だったのは皮肉です。

ちょっとネットを見てたら「アルディさん富裕税の増税に御冠」なるインタビューが。「あんなに上げられたら払えないわ。ロンドンかニューヨークに引越よ。私はサルコジに投票したわ」とのこと。「彼女のアルバムは もう買わない。そうすれば彼女も ISF(富裕税)が払えずに SDF にならずにすむだろう」なんて意見をブログに書いている人もいました。SDF は自衛隊でもスタッド・ド・フランスでもなくて Sans Domicile Fixe 決まった住所のない人たち=ホームレスです。これ,彼女の代表作 Ma jeunesse fout l'camp のルフラン冒頭の1行で,邦題にもなっている「Nous n'irons plus au bois もう森へなんか行かない」を踏まえた上に,ISF と SDF で洒落にしているわけで,フランス人は気の利いたことを言わなければいけない病気の人が多いことよと思ったものでした。

ちなみに新作のタイトルは「狂気の愛」。ブルトンの作品と同じです。ソフィー・マルソーの映画の狂気は braque なので違います。同名の小説も(ほぼ)同時に発表されています。自伝的暴露的告白的らしい。

チェット・ベイカー en français

2012年11月07日 22:00

ラジオではなくて自分の iTunes を聴いていても「この曲何?」と思うことがしょっちゅうです。今日良い曲だけど何?と思ったのはヴァネッサ・パラディの Chet BAKER 。

ボーナス・トラックなので,おそらく再発盤を入手した時に取り込んだけれど聴いていなかったらしく,このヴァネッサ・パラディ声の歌手は誰? とびっくりしたら本人でした。

ルフランで「チェット・ベイカーに耳傾ける」と歌われるのですが,ヴァネッサおでこちゃんは「チェ(ト) ベカー(r)」と発音されています。これが英語風のフランス語での呼び方なんでしょうね。

Wiki に「フランス語読みで「ジョゼフィーヌ・バケル」とも呼ばれる」と説明されるジェセフィン・ベイカーもベカールの方が普通のような気がします。因に野球はベズボルです。フランス語でバズバルと発音するんじゃないかと思っていたらフランス人に「ちゃんと英語でベズボルって言ってます」と言われたことがあります Baseball 。

微妙な固有名詞と言えばミレーヌ・ファルメールさんですが,この方もハリウッド女優にあやかった芸名で明らかに英語の名前なのでファーマと呼ぶフランス人,そのまんまファルメールと読んじゃう人,フランス語的にはファルメもありぜ。英語的に読もうとしてファルムールなど。

一般のフランス人は割と鷹揚ですが,テレビのワイドショーでキャスタが「ミヤザキのノジカ」と紹介したらアシスタントの女の娘が「ナウシカ」と訂正したのを見たことがあります。その女性は「私はハイジが好き」と正しく発音していたので,マニアというかオタク的に許せなかったのでしょう。

マスコミ的にはファルメールが正解らしく,プロモーションで来日された時に自らファルメールとおっしゃっていたという大野修平先生の証言もあります。

ER 問題はこのくらいにして,話を戻すと,晴れてシングルに戻られた熱砂天国さんの「チェット・ベイカー」は名曲です。歌手の実力とか底力というべきものが激しく感じられます。マダム・パラディがなにげなさげに歌うときは歌の巧さが際立つので,ボーナス・トラックとかびっくりする出来のことが多々あります。

復讐のビオレは何倍速いか

2012年11月05日 22:00

レザンロックの前の号のカバー・ストーリーが「ビオレ復讐す」だったので,思わず誰に?と思いましたが,なんのことはありません。新作のタイトルが「復讐」で今日発売です。シングルはクリップも作られていて少し前から見られますし既にラジオではかかりまくり,アルバムの無料試聴も手間暇さえ厭わなければ全曲可能です。半分ばかり聴いたところ。

わくわくして夜を徹しても全部聴くほど今のビオレさんに入れ込んでない自分がいます。それよりトゥイッタの TL に流れてきて今朝知った Emily Wells さんがヴァイオリンを弾いたりしながらライブでループを作った上に自分の歌を乗せるのを君管で見る方を優先してしまうのです。

今日はパトリシア・カース,ピアフを歌うも世界一斉配信開始で,同名のワールドツアーの初日がロンドンのロイヤル・アルバート・ホールであります。カースの今回の「プロジェクト」の「ティーザー」ビデオ7分は公式サイトで見ました。フランソワーズ・アルディの新作「狂気の愛」と同名の初の小説も今日発売。タイトルがアンドレ・ブルトンの書物と同じです。ソフィー・マルソーの映画とは違います。

これで,今年の秋の新譜は全部出たのかな。

(訂正があります)
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つるつるの壺

2011年12月25日 22:00

クリスマスプレゼントを貰ってハッピィ。カストール爺ありがとう。

爺が送ってくれたのはローラン・ヴールジの新譜「百合と愛」。日本語にすると「マリ見て」的微妙さがありますが,フランス語では「リス・エ・ラヴ」。ポピュラーミュージックにつきもの(付き?憑き?)のラヴです。この秋冬の新譜ではカミーユの「イロ・ヴェィユ」(I love you を異分析した ilo veyou は意味がわからなくてケルトの呪文かな?と思わせます)やフランソワ&ジ・アトラスマウンテンズ「エ・ヴォロ・ラヴ」(e volo love はスペイン語で「そして愛は飛ぶ」の意味ですが,回文になっているのもポイント)でも登場。英語で love を使った捻ったアルバムタイトルがフランス語圏アーティストの密かな流行のようです。(続く)



ふるさとの山に向ひて言ふことなし 死して屍拾う者なし(その1)

2010年05月03日 19:51

遅まきながら亡くなったジャン・フェラについて僕が知っている二、三の事柄。

まずはニュースの概要を:

ジャン・フェラ氏(フランスの歌手)13日、フランス南部アルデシュ県の病院で死去、79歳。

 30年パリ近郊のユダヤ人家庭に生まれ、父親をナチスの強制収容所で失う。50年代にパリの酒場などで歌い始め、64年の「ふるさとの山」などがヒットしスターに。他の代表作に「人生は美しい」「もしも君に逢わずにいたら」「夜と霧」など。少年時代にナチスから自分を救ってくれたフランス共産党のシンパとなり、60~70年代には政府を批判した政治的な歌も多い。(パリ共同)

これは四国新聞のウェブサイトに残っていた記事で共同通信が配信ています。朝日毎日讀賣日経がどう扱ったかとか全然知らないのですが、どのみち日本でそんなに話題になったとは思えません。以外に赤旗とかで盛り上がったかも知れないのですが、その話は後ほど。

僕がフェラのことを知ったのは10数年前のことです。南仏はイタリア国境の街マントンで行われた夏期語学研修の最終日のパーティーでした。調理部門の責任者のおじさんが「ラ・モンターニュ」を朗々と歌ったのがファースト・コンタクトでした。ただただ良い唄だなぁと思ったものです。ゆっくりと歌い上げる曲なので歌詞も良くわかりました。関係ないけれど一般のフランス人は、そんなに楽器を弾いたり歌ったりしないものですが、イタリアやスペインに近い街の人はタレントに溢れています。マントンの公園で行われていた野外カラオケ大会とか滅茶苦茶歌のうまい人ばかりでした。閑話休題、「ラ・モンターニュ」ですが、その後「心のレストラン」で取り上げられているのに気付いたりして、フランスでポピュラーな曲なことはだんだんわかったけれども、作者や創唱者のこともよくわからないまま月日は流れておりました。

そのうちに、今度は日本語のシャンソンとして遭遇することになります。古賀力氏訳の『ふるさとの山』ですね。

青く澄んだ山に かこまれた ふるさと
その土地を捨てて
長いこと夢見てた 都会の暮らしに
彼らは出てゆく・・・・・

ちょっと感じが違うなと思っていたのですが正体がつかめずにいました。(続く)

高額の、うぜー奴

2010年02月03日 22:00

ポップ・フランセーズの年中行事的話題の一つに高額納税者の発表があります。2009年の収入を申告して納税するので毎年このシーズンの話題です。保守的な新聞フィガロが先月30日に発表した番付では:

1 Johnny Hallyday 11 millions d’euros (1. avec 9,7 millions d'euros)
2 Mylène Farmer 7,843 millions d’euros (2. avec 3,6 millions d'euros)
3 Calogéro 1,919 million d’euros (6. avec 1,6 million d'euros)
4 David Guetta 1,552 million d’euros (3. avec 2,6 millions d'euros)
5 Grégoire 1,346 million d’euros (4. avec 2,3 millions d'euros)
6 Olivia Ruiz 1,246 million d’euros
7 Alain Bashung 1,121 million d’euros
8 Francis Cabrel 1,091 million d’euros (5. avec 1,7 millions d'euros)
9 Julien Clerc 966.750 euros
10 -M- 923.490 euros (7. avec 1,5 million d'euro)
11 Gérald de Palmas 903.065 euros
12 Renan Luce 903.065 euros
13 Dany Brillant 763.355 euros
14 Christophe Maë 722.659 euros
15 Benabar 715.071 euros
16 Marc Lavoine 703.742 euros
17 Thomas Dutronc 702.268 euros
18 Vanessa Paradis 625.161 euros
19 Alain Souchon 572.000 euros
20 Manu Chao 513.861 euros

の20人の収入がリストアップされています。これは音源とコンサートの売れ行きを元にコンサルタント会社と芸能誌プラティーヌが作った表で、時を同じくして音楽以外の収入も加味した別のコンサル事務所の作製した「存命の」歌手の収入ベストテンもビジネス週刊誌チャレンジに発表されました。両方にあがっている歌手は( )内にチャレンジ調べの順位と収入を併記しました。結構金額も違いますし、生きているのに片方にしか名前のない人も多く、チャレンジの8~10位の下記のベテラン3人は、フィガロのベスト20にいませんね。

8. Renaud avec 1,4 million d'euros
9. Jean Ferrat avec 1,3 million d'euros
10. Florent Pagny avec 1,2 million d'euros

やはり見事なのはダントツでトップのジョニー・アリディー様と、クイーンの座に輝くミレーヌ・ファーマーさんの圧倒的な強さです。新人で大健闘のルナン・リュースも大物振りを見せてます。日本人的には全然フランス的でないであろうディヴィッド・ゲッタの大人気とか、フィガロの方にダニー・ブリアンの名前があるけれど日本で稼いだ分も含んでいるのかなとか。これは誰かというご質問があれば、お待ちしています。

そもそも高額過ぎて羨ましがる以前に想像すらできない金額です。

ボン・ボン・フレンチ・ファム

2010年02月01日 22:52

ユニヴァーサルのフレンチ・ポップスのコンピレーション「ボン・ボン・フレンチ」シリーズの1枚「ボン・ボン・フレンチ・ファム」が地元の図書館にあったので聴いてみました。

このシリーズは、入門というより「1枚で済ます」需要のためにあるのかもしれません。ここから始まって収録されたアーティストの別の曲を聴いてみたり、ポップ・フランセーズをもっと深くあるいは別の側面を知ろうとしたりする広がっていく感じが、あまりしません。可愛くてそれっぽい雰囲気のカバー・アートに惹かれて、ちょっと聴いてみました。フレンチもお洒落でいいですねという感じ。これをきっかけにマニアになったりはしそうもありません。

ラインナップは次の通りです:
1 涙のシャンソン日記(フランス・ギャル)
2 流行りなんだもん(アニー・フィリップ)
3 天使のらくがき(ダニエル・ビダル)
4 ジョニー・ジェーンのバラード(ジェーン・バーキン)
5 傷ついた小鳥(ダリダ)
6 ボニーとクライド(ブリジット・バルドー/セルジュ・ゲンズブール)
7 マリン・ブルーの瞳(イザベル・アジャーニ)
8 ジャズ・ア・ゴーゴー(フランス・ギャル)
9 マリア・ラムール(ブリジット・バルドー)
10 ピノキオ(ダニエル・ビダル)
11 恋のぬけがら(アニー・フィリップ)
12 マンデイ・チューズデイ(ダリダ)
13 ジュ、チュ、イル-私、あなた、彼ら-(ザジ)
14 ボウイのように(イザベル・アジャーニ)
15 コワ(ジェーン・バーキン)
16 マドモアゼル・シャントゥ・ブルース(パトリシア・カース)
17 神様はハバナタバコが大好き(カトリーヌ・ドヌーヴ/セルジュ・ゲンズブール)
18 コンパートメント23(ミレイユ・ダルク)
19 シェルブールの雨傘(ダニエル・リカーリ)

ユニヴァーサルの手駒を使った感じがしますが、ザジとかパトリシアお嬢とかが程よく唐突でヴァラエティに富んでいます。ゲンズブール曲が7曲もありますがゲンズゲンズしてもいないし。最後がミレイユ・ダルク~ダニエル・リカーリで何の統一感も無く終わるのも面白く聴けました。

意外に悪くないと思ったのがダニエル・ビダルさんでした。

CDを聴いているのではなく、iPodでランダムで流していたり、有線のチャンネルのようなコンピレーションでした。

「ディディエの会」に行ってきました

2009年08月01日 22:07

と言っても、犬の気持ちになってサッカーボールを蹴っ飛ばす会でも、宇宙と交信しつつサキソフォンを吹く会でもないのはもちろんで、僕が行ったのは「ディディエとのリサイタルとプティコンセール~フランス語でシャンソンを歌う会~」でした。場所は千代田区立!内幸町ホール。3年振りぐらいに行ったのですが、地下鉄の駅から直結なのでした。途中、第一ホテルの地下とか新幸橋ビルの地下とか通ってドイツ居酒屋に心引かれたりして、帰りに寄りたかったけれど連れも無かったので諦めましたが、なんだか東京はどんどん楽しく便利になっているみたいです。

閑話休題、「ディディエの会」は「一曲ぐらいなんとかフランス語でシャンソンを歌ってみたいと思っている方、ディディエ先生と、懐かしい歌、新しい歌を是非ご一緒に歌いませんか?」という趣旨で全国で講習会を行っているようです。昨晩のコンサートは5回目の講習会のまとめにあたりディディエ先生は7月いっぱい全国を回られて8月3日に帰国されるとのこと。ネットにはあまり情報がなかったのですが、「ディディエの会へのお誘い フランス語でシャンソンを歌う会 大喝采の中2004年度終了! 2004年第2回プティコンセール 内幸町ホールぎっしりのお客さま!に励まされて生徒もディディエ先生も大熱演いよよ(ママ)華やぐ「ディディエの会」!! 2004年11月15日於内幸町ホール 一曲ぐらいなんとかフランス語でシャンソンを歌ってみたいと思っている方、ディディエ先生と、懐かしい歌、新しい歌を是非ご一緒に歌いませんか! 2004年東京講習会は11月6日から8日の3日間で100人以上の方がご参加。「夢のようだ」「生きがいになっている」というお声まで。次はあなた!」というウェブページと第1回プティコンセールのプログラムのword文書を発見しました。それに拠るとディディエ先生は

ピアノ、歌唱法、ドラマ技法、様々な演劇・映画技法を巴里の最高学府に学ぶ。舞台俳優、演出家、作曲家、編曲家、演劇学校音楽部講師として多方面に活躍中。新作ミュージカル「La guinguette a rouvert ses volets」は来年5月~7月パリ公演。

という方で、今年のプログラムには「指導者のディディエ バイイー氏は、フランスで活躍中の舞台俳優です。さらには作曲家、演出家、ミュージカル作家として、2005年に、ディディエ氏創作のミュージカル「La Guingette a rouvert」(ママ)がモリエール賞にノミネートされました」とのことです。

実は、この会についても、Didier Bailly氏についても、予備知識ゼロでした。ちらし1枚だけが頼りでそこには、ディディエ氏のポルトレと、「ディディエのリサイタルとプティコンセール~フランス語でシャンソンを歌う会~」というコピー、後は会場の場所や日時、主催者連絡先があるばかり。ただ、このちらしが僕の恩師に由来するもので恩師もいらっしゃるという「○○先生からチラシをいただきました。○○先生もいらっしゃるそうです。」との連絡があり、昨晩は何の予定もなかったので、これは行かない訳にはいきません。

実際に、会場でプログラムを受け取り「プティコンセール」が始まると、これは演奏会というよりも発表会だと気付きました。ただし、レベルの大変に高い発表会です。最初にディディエ氏の生徒の皆さん17人の方がディディエ氏のピアノ伴奏で17曲を次々と歌います。曲目は「ラ・メール」「今夜、おいでよ(マイク・ブラント!)」「ロマンス(グレコ)」「待ちましょう」「ミラボー橋(フェレ)」「バラ色の人生」「オー!シャンゼリゼ」「コワ・モワ・トワ・ソワ・ソワ(バーキン)」「セ・シ・ボン」「バラ色のさくらんぼの木と白いリンゴの木」「毛皮のマリー」(ここまでが第1部でここで休憩が入りました)という感じでした。ところどころ新しいけれども全体に「いわゆるシャンソン」です。

おひとり、ミュージカル「スターマニア」でマリー・ジャンヌが歌うナンバー「ウェイトレスの憂鬱」を採り上げた方がいらして、僕は「スターマニア」好きなので大変嬉しく感じました。あと、ピアソラの「忘却」これも、ぼくはピアソラ好き(以下同文)。

みなさん「今日のこの晴れ舞台のために寸暇を惜しんで慣れないフランス語を一生懸命覚えて練習に励んで参りました」(昨日のプログラムより引用)という一生懸命さが素晴らしかったのですが、最後に「ディディエオンステージ」で5曲歌ったディディエ先生は別次元の素晴らしさで、当たり前ですがフランス語が実にフランス語らしく響き、リズムもメロディーも盤石で、ムルージ「不実女の嘆き」~ジュリアン・クレール「レ・セパレ」~「我がサンジェルマンデプレよ、今何処?」~「8月のパリ」~ゲンズブールとペチュラ・クラークの「ラ・ガドゥー」は本当に素敵なパフォーマンスでした。しかし、日本人の生徒さんのフランス語と先生のフランス語の圧倒的な差はどこにあるのだろうかと考えてしまったのも事実です。

いろいろ意味のある経験で○○先生には、今更ながら大感謝です。

僕はちっとも存じ上げなかった「ディディエの会」はもしかすると超有名かもしれません。大野教室でご一緒の方、ご一緒した方に3人もお会いしましたから。まだまだ修行が足りないなぁと思うばかりです。

向風三郎来日

2009年05月07日 14:40

僕にとって、世間のいわゆる黄金週間は、29日のアコーディオン教室の発表会で始まりました。翌日の木曜日は休日でしたが、腑抜けてしまって無為に過ごし、5月1日はメーデーでしたが日本人だから普通に働いて、翌日も仕事(僕は土曜日が勤務なので終日の木曜日が休日なのです)。要するに連休前半をアコーディオン発表会とその余韻を感じて過ごしました。

後半は、向風三郎ウィークでした!

まず、トークショーが2日の夜にありました。

「音楽夜噺」第35夜(2005年より都内の各所で開催されてきた、音楽の現場の人々によるトークイベント「音楽夜噺」がUPLINKに初登場。30年に渡ってパリを拠点に音楽ジャーナリストとして数々の文章を日本に送ってこられた向風三郎さんをお招きします。ヨーロッパにおけるポップスの拠点であると同時にアフリカ/アラブの音楽の世界への発信基地でもあったパリで暮らしてこられた向風さんの語るポップ・フランセーズの30年。聞き手は、向風さんとも長い付き合いで「音楽夜噺」には初登場となる松山晋也さんです。)
ゲスト:向風三郎(音楽ジャーナリスト)
聞き手:松山晋也(ライター)
日時:5/2(土)18:30開場/19:00開演
料金:¥2,000(1ドリンク付き)
場所:アップリンク・ファクトリー(〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F tel.03-6825-5502)

僕には向風三郎こと對馬敏彦a.k.a.カストール(海狸)爺がポップ・フランセーズの師ですから、とうぜん駆けつけましたとも。
向風三郎(右)松山晋也(左)よくわかるフランソワーズ・アルディ
トークショーは音楽評論家の松山晋也氏が進行され、向風師は持参のiBookを駆使されレジュメをプロジェクションしつつ2時間強で22曲もの曲を紹介しての大車輪でした。「全部独りでやってますから」と、ぼやきつつも、もちろん大いに語り、「喋りすぎてます」と言っては曲に移るスタイルでした。途中で映画『グランプリ』の1シーンも紹介されました。

僕は、ポップ・フランセーズの鳥瞰図的なものを予想していて、はたしてそれが1夜で語れるかスリリングな思いで臨みましたが、実際には「もう森へなんか行かない―フランソワーズ・アルディとフレンチ・ポップの40年」と題され、昨年自伝が出版されたアルディーに焦点を絞ってのお話しでした。現在発売中の雑誌「ラティーナ」連載「 それでもセーヌは流れる」第15回「アンニュイを生きる、フランソワーズ・アルディ」とご自身のウェブログのここしばらくの記事(アルディの自伝を語りつつ爺の個人史を繙く「もう森へなんか行かない 林もアルディよ」2月17日、ベルジェとヴェロニク・サンソンがイェイェの終焉を告げたとのアルディの証言を伝える)「ヴェロニク・サンソンを(もっと)抱きしめて」2月23日、バシュングの訃報がアルディで終わる「アラン・バシュングが亡くなった」3月14日、アルディ出演の映画『グランプリ』製作当時のフランソワーズ・アルディーの立ち位置を検証する「しらんぷり」3月31日、フランスにおけるブリティッシュ・サウンドの影の仕掛人の発掘盤を紹介しつつアルディのサウンドにも言及した「イギリス人は利口だから水や火などを使う」4月18日)で語られた「フランソワーズ・アルディ漬けの日々(「しらんぷり」より引用)の成果でした。

昨晩は師を僕の地元にお招きし、かつての「東京ヴァリエテ倶楽部」の残党で囲んでのお食事が出来、その後で拙宅に皆で流れて話し続けて、この連休を終われ、実に有意義に感じています。僕は今日も木曜日なので休日ですが、余韻を楽しみつつ特に何もせずに過ごす予定です。今頃、向風師はパリへ向かう空の上でありましょう。Bon voyage!

夢を報告する

2009年03月18日 22:00

14日は大野修平先生のカルチャーセンター講座「シャンソンのベルエポック@銀座産経学園」がありました。そこで2ヵ月振りに「前説」を15分間務めました。題して「バルバラの新譜を聴く」。

バルバラの新譜とは去年出た、未発表ライブ+インタヴュー+写真集の豪華ロングボックスCD«UNE PASSION MAGNIFIQUE» のことです。このCDに関しては、我が師である向風三郎のカストール爺名義のブログ「カストール爺の生活と意見」2008年12月8日 Ma plus belle histoire d'amour...に詳しいのですが、そこにこんな記述があります:

テレラマ誌(ヴァレリー・ルウー)がffffで絶賛しただけでなく,同誌年末恒例の「理想のギフト選」にも入ってました。シャンソン愛好者ならギフトとしてもらったら感涙ものでしょうね。

そのCDが家に送られて来た時の僕の歓びは大変なものでした。ああいうことを書いておいて、ギフトにする向風三郎a.k.a.カストール爺は実に老獪です。

紹介というよりも見せびらかしに近い15分でしたが、まずは問題の«Ma plus belle histoire d'amour»を聴いていただき、「黒いワシ」を流しながら、インタビューの該当箇所を引用して、この曲の本来の意味が日本で歌われている超訳の日本語詞のヴァージョンとは異なることを説明し、CDの成り立ちや、当時の電子アコーディオンについてちょっとお話しました。さらに、バルバラに関する伝記的事実が明るみに出たことによって、従来の曲の解釈が大きく変わったことに触れ、アンコールの「ナント」を聴いていただきました。

僕は、まだバルバラに「開眼した」とは言えないのですが、少しだけバルバラのツボがわかったような気が最近やっとしてきています。そのうちに、全録音のボックスとパンタンのライブを揃えて、バルバラに浸るときが来る予感があるのですが、そのエマージョンの日まではこのCDとか、Concerts Musicorama inédits のライブ3枚組(1500円くらいだったので買いました)、東芝のシャンソン大事典や大全集に入っている曲を折りに触れて聴いて機が熟するのを待とうと思います。カストール翁に感謝。大野教室本編の大野先生のお話しについては項を改めて後日書く予定です。

ピアフに今更はない

2009年03月05日 22:00

mixi で読んだマイミクさんの非公開の日記なので、そのまま引用できないのですが…。
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コラリーが来る

2009年03月04日 22:00

mixi で拾ったニュースですが…。
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ブーシュを考える

2009年03月02日 22:00

昨日のエントリーでは改めてアンブシュアを採り上げましたが、この語は「口」を意味するブーシュというフランス語に由来します。ブーシュといえば、ポップフランセーズ的にはなにはともあれゲンズブールの「唇によだれ(ロー・ア・ラ・ブーシュ)」でしょう。

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80年代ポップ・フランセーズ

2009年02月25日 22:00

昨晩は地元K坂のフランス料理店で職場の同僚と食事会でした。以前にも同じようなネタを扱いましたがBGMのお話しです。
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中世の歌

2009年02月17日 22:00

前日のエントリー『地上5センチの恋心』をやっと見た話でしたが、最近やっと見たがもう1本。『おかしなおかしな訪問者』の続編『ビジター』です。
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ジョセフィーンとオデット

2009年02月16日 22:00

最近DVDで映画『地上5センチの恋心』を、やっと見ました。
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レイモン・ルフェーブル氏の訃報を追って

2009年02月13日 22:00

山崎肇氏のブログを辿ってみたところ幾つもの記事がありました。
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海外で(だけ)有名な日本語

2009年02月07日 22:00

昨日はあらぬ方に脱線しましたが、ポップ・フランセーズ的にはルイス・フューレの近年の仕事で一番目を惹くのはミュージカル『スターマニア』のモガドール版、20周年記念版の演出だと思います。
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どうしてこれがピアフなの?

2009年01月26日 22:00

先日、シャンソニエに友人の歌を聴きに行ったのですが、その席で知己を得た方に、ピアフの«Je ne veux pas travailler»という曲の所在を訊ねられました。
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伴奏の極致

2009年01月25日 22:00

今日は、関東アコーディオン演奏交流会の実行委員会がありました。伴奏講座のありかたや、伴奏について講師の池田健氏と、いろいろお話しをしました。
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