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コヨーテから逃げろ

2012年12月30日 22:00

昨日の記事は茨さんからのメールを受けて急遽テーマを変えたので,本当は一昨日の続きだったのです。ピストルズの件のアルバム「偉大なロックンロールのならずもの」は様々なノヴェルティソングが入っている面白盤として有名で,たとえばピストルズの今日のディスコメドレーとかブラジルに行って逃亡中のイギリスの有名な列車強盗ロナルド・ビックスに歌わせた曲とかシド・ヴィシャスの歌う「マイ・ウェイ」とか話題になった曲は知っていても所有していませんから全曲は聴いていませんでした。

今回調べてたらジョニー・ロットンの歌う「ロードランナ」が入っているではありませんか。ロンドン・パンクとニューヨーク・パンクは表面上断絶していると思ってたら,ニューヨーク傍系のボストンのオリジナル・パンクからダイレクトに繋がっている証拠があったとは。カン→バズコックスの影響は有名ですが,ジョナサン・リッチマン→ジョン・ライドンというラインもあったのです。

僕が一番好きなヴァージョンはこれかな? それとも8分半のライヴ・ヴァージョン Thrice かな?
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一番ミュゼットなロックの歌

2012年12月28日 22:00

今日のタイトルは Chanson de la plus haute Tour「一番高い塔の歌」のもじりだけれど,まぁわかんないですね。すみません。

アコーディオンの入ったロックの曲のことを毎日考えていて,一番アコーディオンの入ったロックの曲を思い出しました。というか,そのままです。セックス・ピストルズのアルバムに入っている「アナーキー・イン・ジ・UK」のフランス語版「アナルシ・プール・UK」。もっとも収録されたアルバムがピストルズ解散以降に制作された映画のサントラですから,あの曲をピストルズだとかロックだとか称するのはアルバム「イエローサブマリン」に収められた「ペパーランド」等のインスト曲を「オーボエが用いられたビートルズの楽曲」として紹介するような反則技かもしれません。でも,ピストルズの混沌を象徴する楽曲で,ある意味死んだロックでパンクらしさ爆発だと思うのです。

wikipedia には「フランスのストリートミュージシャン達による『Anarcy in the UK』」(ママ)とありますが,これは英語版の « French street musicians playing "Anarchy in the UK" » をそのまま使っただけで,事実と違います。綴りも違うし。アコーディオンをマルセル・アゾラが弾いていることはアコーディオン関係では有名。あんな風に弾くストリートミュージシャンも,あんなに弾けるストリートミュージシャンもいません。アゾラは一時代前のフランス三大名手をベック・ペイジ・クラプトン三大ギタリスト的なノリで挙げれば確実に入るフランスの名手。ジャック・ブレルとの仕事が最も知られています。

去年の6月にアゾラがリヨン近郊でコンサートを行った際の地元紙のインタヴューで,ピストルズとの仕事の話を:

ロンドンで「アナーキー・イン・ジ・UK」のフランス語ヴァージョンを録音して,ヴィデオ・クリップの撮影はジョニー・ロットンと録音に合わせて弾く格好をしただけなんだよ。パリのカフェ・ドゥ・フロールの前だったな。イギリスさんが本場っぽさを お望みでなきゃ そんなことしやしないさ。支配人が物乞いだと思って,おととい来やがれっていうんだぜ。運良く,ジャン・サブロンがテラス席にいたから店主に友だちだから放っといてやってくれって言ってくれたんだよ。

と語ってます。

アゾラ先生はプロモーション・ヴィデオをジョニー・ロットンと撮影とおっしゃってますが,実際はシド・ヴィシャスと撮った映画の一場面だったのです。確かにアゾラ御大,ヴァイオリニストとシドを従えてらっしゃいます。ヴァイオリンが録音したメンバーかどうかはわかりません。録音した歌手は Louis Brennon 氏とクレジットにあり仏語訳詞も手がけたようですが,それ以上の情報は見つかりませんでした。
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知らない方がおかしい?

2012年12月16日 22:00

週末が近づくと,フランスの最新チャートがメールで送られてきます。ラジオやTV番組,あるいは新聞をチェックしていた時代から思うと夢の様ですが,フランスのアルバムチャートの旧譜の部の5位にティノ・ロッシが入っていました。こういうところは変わらない。

あれ,と思ったのが旧譜3位の Michael Bublé のクリスマスアルバム。去年の作品です。そもそもマイケル・ブーブレって誰だと wiki を調べただけで知らなかった不徳の致すところであります,と言わなければならないビッグネームでした。

曰く「全世界で400万枚を売り上げ、12ヶ国でプラチナ・ディスク、3ヶ国でゴールド・ディスクを獲得」
曰く「バンクーバーオリンピックの閉会式では、地元が生んだ世界的スーパースターとして、カナダの準国歌とも言える愛国歌「ザ・メイプル・リーフ・フォーエヴァー」を(中略)カナダの象徴的シンガーとして歌い上げ」

参りました。世界は広い。

Crispy crispy Benjamin Franklin came over

2012年12月12日 22:00

iTunes をランダムでかけて仕事をしていると「何これ? 凄い」とビックリすることがよくあります。面白そうだから入手しても じっくりは聴いていない作品。

昨日,ぶっとんだのは,Regina Spektor さんの Chemo Limo 。歌詞もサウンドも唄も素晴しい。今日の記事のタイトルにしたのは,フックの1行。驚くべき知性と芸術性。

アモン・デュール・トゥー

2012年12月03日 22:00

大きく話題にはならないけれどもいつもひっかかっている存在ってあります。僕にはドイツのバンド,アモン・デュールがそうでした。プログレッシブ・ロック・カタログというのを手に取った時に冒頭から何枚ものアルバムが紹介されていて,なんだか凄い存在なのかと思ったものです。今思えば,次に大きく扱われていたのがカンで,しばらく後にファウストでしたから,ドイツが最初でアルファベット順なだけのような気もしますが,アモン・デュールだけが世評の色が付いていなかったので,特に気になったものです。

それで最初に入手したのが LP でした。最近はヴィニール盤はヴィンテージだったりして高価な印象があるかもしれませんが,一時期は安い盤があったのです。僕が見つけたのはファースト・アルバムの廉価再発盤でジャケットはペラペラ,パーソナルとかデータもなくメンバーは裏ジャケットの紹介文に「レナートは歌う」とかファーストネームが書いてあるだけから推測するしかない代物でした。しかも裏ジャケットに他のレコードの宣伝が載っている。もう1枚はアメリカ進出して2作目のmade in Germanyなんていかにもなタイトルの作品。実は2枚組のコンセプトアルバムのポップな楽曲だけを切り出して制作した作品でレーベルもアトランティックの再発レーベルのアトコで,しかも僕が買ったのは在庫処理のために廃盤のジャケットに切り込みを入れて放出したアウトレット商品でカットアウトと呼ばれるものでした。

今思うと絶妙なセレクションです。この2枚は特にハードロック的でバンドの本来の魅力が感じられないと評されるのですが,その辺が僕のツボなのでした。このドイツ・ロックの総集編動画で何曲か見られますが,サイケデリックに暗く沈んでいくギターソロが最高です。

「拝啓おかあさん」は萩本欽一(作詞:阿久悠)

2012年12月01日 22:00

テレビの画面で なぎら健壱氏が高田渡を2曲続けて歌います。「ごあいさつ」「自衛隊に入ろう」。
すごいなぁと思ったら,次が「拝啓大統領殿」。

高石ともやさんの1968年の曲とテロップが出ましたが,いっしょに歌う坂崎幸之助は「ぼくにはフォークルの曲」と言い,なぎら氏は「もともとシャンソンで」と。つまり,ヴィアンの「脱走兵」なのです。訳詞は高石友也自身。フォークルは「大統領様」としてライブ盤「当世今様民謡大温習会」(こう書いて「はれんちりさいたる」と読む,ドキュンな趣向ではなくて歌舞伎の外題とかの感じなのだと思う)で同じ詞で歌ってます。coba さんが音楽をディレクションしてジュリー=沢田研二も取り上げていますが,そちらは黒テントの加藤直さんの訳詞でタイトルも「脱走兵」。カヴァーとしてのできはジュリーが一番ですが,やっぱり日本語にしてしまうと,出だしの Monsieur le président からして翻訳が非常に難しいからヴィアンのアナーキーさではなく庶民の悲哀を感じさせ,Messieurs qu'on nomme Grands で始まる創唱者ムルージに近い感じです。

ちなみに番組は,中川五郎の「カッコよくはないけれど」,加川良「教訓I」五つの赤い風船「これがボクらの道なのか」と続き,徹頭徹尾「旅の宿」「結婚しようよ」以前の硬派のフォークばかりで,なぎらさんの凄みを感じました。

そんなに大きくなく役に立つウード

2012年11月27日 22:00

今週から来週にかけて,4歳の幼稚園年少さんが哲学の授業を受けるフランスのドキュメンタリー映画「小さな哲学者たち ce n'est qu'un début」を繰り返し見る予定。既に2回見て,あと2回見るのですが,アラブっぽい弦楽器の曲が繰り返し流れるのが,とても印象的。

これは,ウードだ!と思うと,音楽はアレスキーでは? なんて思ってしまいましたが,短絡的過ぎます。チターが鳴ればカラスと思い,尺八が聞こえれば山本邦山と言い,マリンバ=阿部圭子的な貧しい昭和の反応です。ジャズピアノを弾くのは全部山下洋輔だと思っている年配者とかいますよね。ヴァイブはミルト・ジャクソンとか。

要するに,ウード奏者を一人も知らなかった訳です。かろうじて知っているのがウード「も」こなすアレスキー・ベルカセムだけだという寒さ。クレジットを よくよく見て,Anouar Brahem Trio の Astrakhan café と判明。アヌアル・ブラヒムはチュニスの人で'80年代にはパリで活躍し,ベジャールやガブリエル・ヤレドと仕事をしています。その後 ECM から作品を発表しています。お洒落でジャジーなはずです。そしてフレンチ。フランスのミュージシャン,特にアコーディオンの入ったアンサンブルが多く,ガリアーノと作ったアルバムもありました。

いろいろと僕好みの音楽なのに,どうして今までノーチェックだったんだろう。

犬のように働く

2012年11月24日 22:00

テレビでパリ16区を紹介する番組をやってました。お洒落なカフェの名前は固有名詞のカルトンさんに由来するのでしょうが,直訳すると厚紙。そこのオーナーの知人の若いチェリストが「僕たちは すごく練習するんだ」と言ってました。フランス語だと travailler comme un chien(犬のように働く)。だいたい犬が出てくるフランス語の表現は良くないのです。犬のように暮らすのは悲惨な(あるいは自堕落な)生活ですし,犬のように死ぬのは全てに見放され教会の祝福も受けられない死です。犬のような病いは重篤。九柱戯の遊戯場に現れた犬のように場違いな登場なんてのもあります。それらと違って,これはニュートラルな言い方に感じられました。音楽家は自分の仕事を惨めだとは感じませんからね。もしかすると英語からの借用表現かもしれません。

職業が音楽で趣味も音楽。全てを音楽に捧げたプロの凄みを感じました。昨日付けの記事でアマチュアの音楽の楽しさを語ったので矛盾しているようですが,アマにはアマの,プロにはプロの良さがあるのです。

そういえば早川義夫氏に「犬のように」という曲があります。「犬のようにじゃれあい」という歌詞がある曲も。

静かではないかもしれないが雨が降る

2012年11月22日 22:00

去年の4月からシャンソンで覚える フランス語講座というのをやっています。シャンソンの歌詞の意味と背景を解説し,正しく発音できるようにという講座です。

基本的には大野修平先生のシャンソンで覚えるフランス語の曲を順番に取り上げていますが,受講される方のリクエストにも応えます。

前回と今回はダリダの「ブリュッセルの雨 Il pleut sur Bruxelles」。これはジャック・ブレルへのオマージュで,ブレルの曲の引用に満ちていて,それを確認するだけで一仕事でした。本来はそれぞれの曲の歌詞も吟味するべきですが,それをすると1回80分の お教室を何回費やしても足りません。そのうちにきちんと検証して,最近更新のないウェブサイトの特集記事にでも できれば良いのですが…。

ところで,ダリダはブリュッセルをブリュクセルと発音しているのでした。だからといって邦題を「ブリュクセルの雨」とする訳にもいきませんね。

ちなみに来期の お教室は,12月13日,1月10日,24日,2月14日,28日の木曜日14:30〜15:50。全5回を予定。最初に取り上げるのはリュシエンヌ・ドリルの Je me sens si bien「とてもいいわ」。この曲も受講者のリクエスト曲です。

地に足の着かない,落ち着きのない男

2012年11月21日 22:00

タップはダンスですが,楽器としてのタップを踏むバンマスが率いるバンドがあります。 Natsuo 君の 2V (ドウーブル・ヴェー)です。

昨晩,彼のライヴに行ってきました:

・2V-double ve- Acoustic Live!!~タップとヴァイオリンの織り成す、熱いエレガント・ビート~
@深川江戸資料館小劇場
日時: 2012年11月20日(火) 15時/19時 開演 (全2回公演)
出演:2V-double ve-・・・清水夏生(tap) 荒牧翔太(drums/cajon) 東野恵祐(bass) 松下福寿(piano) 吉田篤貴(violin) ゲスト:柴崎和圭(accordion)

実は夏生君が中学生のときから知っているし,ゲストの柴崎先生にはクラシックのフリー・ベース・アコーディオンのレッスンを,ずっと受けているので,行かない訳にはいきませんね。

たいへん素晴しい演奏でした。グループ名の由来となった高難度のダブルウイング決めまくり。アメリのテーマで,タイトルバックで幼い主人公が遊びながらたてる物音がタップで再現され映画の雰囲気を彷彿とさせたパフォーマンスが秀逸。マイケル・ジャクソンのナンバーの完成度の高さに感心。スィング・ナンバもなかなかのものでした。いつか,Sing, sing, sing のジーン・クルーパ並みのソロを見せて欲しい。

来年1月のライヴも行こうかな。

日はまた昇る

2012年11月19日 22:00

再び「サンライズ・サンセット」のことを少し:3日前に「サンライズ・サンセット」の歌い出しと,モーツァルトの交響曲40番の3楽章のメヌエットの冒頭の主旋律の音の並びが全く同じだということを書きましたが,これだけ明白だと絶対に僕の発見ではなく,すでに言い古されたことだろうと思いました。こういう似ている旋律は古今東西数多く,中山晋平作曲の童謡「黄金虫」(こがねむしーはーかねもちだー)に関してなど,ブラームスの「四つの厳粛な歌」,スーザの「海を越えた握手」,アルベニスの「カタルーニャ(スペイン組曲)」,ドヴォルザークの第8交響曲のスケルツォと,諸説あります。

で,「モーツァルト サンライズ サンセット」で検索してみましたが,何もヒットしませんでした。もしかして僕の発見!かもしれません。だからなに? という気もしますが,ちょっと嬉しい。

「サンライズ・サンセット」は「レクイエム」の「ラクリモサ」に似ているという方が いらっしゃいました。すぐには理解できなかったのですが,おそらくはモーツァルトのゆっくりした8分の12拍子が,ミュージカルナンバーのリフレインに聴こえるということのようです:
ラクリモサ冒頭
サンライズサンセットのサビ

ロボット掃除機に非ず

2012年11月18日 22:00

アコーディオン関係のイベントがあると「うたごえ」そのもの,あるいは「うたごえ」的なものが行われることがあります。要は菓子や譜面を配り みんなでアコーディオンに合わせて歌いましょうのコーナーで,伴奏自慢や「うたごえリーダー」の腕が鳴る場面です。

先日も某日某所で「女ひとり」の楽譜が配られて「さあ,お声を合わせて」となりました。

配られた譜面に:
「女ひとり」ルンバ?

ただの歌謡曲だと思ったらルンバなんですね。流石にデュークエイセス,中村八大侮りがたし。

でも,このリズム,ただのビギンではないかなとも思いました。手拍子をやってみると,単に裏打ちになってしまったし。そもそもルンバがなんだかわかりません。コーヒールンバしか知らないぞ。ダンスをやってないとラテンのリズムの違いとか全然です。

ちょっとだけ wiki とかで調べると,やっぱり「コーヒールンバ」と「南京豆売り」が代表曲みたいです。「南京豆売り」はタイトルだけ知っている状態でしたが,聴けば知っている曲でした。

リズムは基本は裏打ちに急場音楽独特の複雑で特徴的な細かい上もののリズムがあります。創唱者 Rita Montaner Antonio Machín の「南京豆売り」 ではっきりわかります。「コーヒールンバ」はちょっとリズムが違うみたいです。イタリアの Mina のコーヒー・ルンバ (1962)とか日本でヒットした編曲のせいかとも思いましたが,wiki によるとスペイン語での決定版だというキューバの Xiomara Alfaro が歌うヴァージョンを聴いても,ひっかかりが少ない,もうすこし素直なリズムです。

さきそふぉん

2012年11月17日 22:00

ちょっと前に埼玉の美術館を訪れたら前庭に噴水があって5メートルほどのサキソフォンの屋外彫刻が:
さきそふぉん

美術館でも一番人気らしく,一度心ない酔っぱらいに破壊されて元々ステンレスだったのがチタンで修復されたそうで,あの美術館のミュージアム・コンサートはサキソフォンが頻繁に取り上げられるとも。キーやタンポのディテールが忠実なのも素晴しいです。

サキソフォンの話題はいろいろありますが,思い出したのはケイト・ブッシュのサキソフォーン・ソング。your saxophone ってなんでしょうね。

今日のプレイリスト

2012年11月09日 22:00

T. Rex - Dandy In the Underworld
Brian Eno «Here he comes» et «By this river»
AMON DÜÜL II - VIVE LA TRANCE - A Morning Excuse
La Düsseldorf / La Düsseldorf ( 1976 )
Lewis Furey - Louise
Princess Tinymeat - Angels In Pain(sound only)
Sparks - Dancing Is Dangerous (live)
Anthony More - Judy Get Down
Klaus Schulze - Crystal Lake
Throbbing Gristle We Hate You (Little Girls)

お前を殺して俺も死ぬ
阿木譲「俺の影が泣いている」

(追記があります)
[今日のプレイリスト]の続きを読む

カンツォーネの感想ね

2012年11月06日 22:00

昼食を数年ぶりにカジュアル・イタリアン・チェーンで食べました。どこで食事をしようかと知らない街で思案していたら駅前に お馴染みの看板があって,ずいぶん ご無沙汰だなと思ったので。

前菜のモツァレラトマトを食べていたら,突然店内の BGM が意識にあがりました。それまではカンツォーネが鳴っているな程度だったのですが,数少ない知っている曲でサビが認識されたのです。

そうなると しばらくは音楽に注意するので,カンツォーネも悪くないなと思いましたが,やはり馴染みがないので気がつくと意識から外れます。

帰ろうとしたら,また急に音楽が耳についたと思ったらピアフのミロールでした。そんなにイタリアにこだわりはなかったのかな? ミロールをバックに退店したので,そこからはフランス・アワーだったかどうかは確認せずに終わっています。

そういえば,日本でシャンソンを聴かせる店や歌う人は割とカンツォーネ,例えば「ヴォラーレ」とかをレパートリーに自然に取り込んでいます。これがナポリ民謡になるとシャンソンには入らないようですし,ロシア民謡とかは言うまでもありません。

マヌーシュの手ほどき

2010年04月04日 22:26

新年度は毎日更新! を標榜しているのですが、ちょっとした非常事態なので今日は資料の紹介を。

今年はジャンゴ・レナール生誕100周年にあたります。以下はフランス国際ラジオのウェブサイトのフランス語学習コーナーの2010年1月22日の「ニュースのキーワード」の記事の冒頭部分です。マヌーシュを実に手際良くまとめていますので御紹介しましょう:

明日でジャンゴ・ルナールが生まれて100年目になります! この100周年はフランスでは大変なお祝いで、この天才ミュージシャン、1953年に比較的若く亡くなりましたが、明らかにジャズに何らかの革新をもたらした初めてのヨーロッパ人の生誕100周年をを祝するお祝いなのです。というのも長い間ジャズに挑んできたヨーロッパ人は誰もがアメリカでなされたことをまねてばかりでした。ご存知のようにジャズが生まれたのはアメリカでのことですから。ジャンゴは独自のスタイルを創造することで、アメリカを模倣する伝統から離れています。そのスタイルには真似できないフレーズと優雅さがあり、それは多くの追随者を生みました。これがマヌーシュ・ジャズの誕生です。(続く)

クラい気分の続き

2010年02月12日 23:01

(承前)テレビでクラリネットと作曲家の晩年にコメントしてサン=サーンスのソナタの第1楽章を奏でたのは、村井祐児先生でした。この方は僕がクラリネットを始めた中学生の頃から常に日本一のクラリネッティストであり続けているのではないかしら。昔買ったクラリネット入門のレコード!の吹き込みも、あの方だったような気がします。おそらく面識はないのだけれども、辿ると曾孫弟子ぐらいになっている可能性もあるので、呼称は先生です。

しかし、今でも日本のクラリネット界の第一人者が浜中浩一先生と村井祐児先生だったら、それはそれで心配だけれどどうなんだろうね、日本のクラリネット界。もしかして一般に知られているクラリネットを吹く人は北村英治に筒井康隆だったりして…。安田伸という人もいるか…。赤坂達三さんにも頑張って欲しいものだ、なんてね。

サン=サーンスのソナタを初めて聴いたのは、パスカル・モラゲスの最初期のFM放送用スタジオ録音で、あまりの良さにヒックリ返った記憶があります。そのくらいの名曲名演奏でした。

先日の村井先生も曲の良さを十全に伝える見事なパフォーマンスで、クラリネットは音域が音質に拠って3つに分かれているのですが、音域による音質の違いを感じさせない統一と、音の粒立ちの均一性が際立っていました。フレージングやダイナミックスも、これ以上ないほど考え抜かれたもので、逆に言うと意外性やエキサイトを求めてはいけない演奏でしたが、これ以上なにを望めようかという演奏でした。1楽章だけだったのが残念でした。

クラリネットと言えば、正月にテレビを点けたら、ムジークフェラインザールみたいなホールで、いかにもウィーン臭いオケがワルツを演奏していたのですが、なんだかウィーンフィルではないみたいだし、ニューイヤーコンサートにしては選曲がマニアック。何だろなと思ったら、クラがアップになって楽器がドイツやオーストリアのエーラー式ではなく、我々日本人やフランスと同じベーム式のシステムだったのでした。これは絶対にフィルハーモニカーではない。果たしてシンフォニカー(ウィーン交響楽団)の1998年スプリングコンサートでした。不思議なプログラムは指揮のフェドセーエフの趣味だったようです。

ちょっとクラリネットの神様に呼ばれているのかもしれません。実はクラ吹かないかと酒の席だけれども最近言われました。でも、まじめにやるとなるとものすごい練習が必要なのは目に見えています。老後の楽しみに取っておくべきなのかなぁ。

クラい気分

2010年02月07日 23:29

日曜日の朝は「題名のない音楽会」を見るのって、いったいいつから続いている習慣なのか気が遠くなります。ただ確実に言えることは僕がクセナキスだのシュトックハウゼンだのを普通に聴く人になったのは、子供のころに黛敏郎氏の手引きで現代曲に親しんでいたからですね。

で、ポスト・マユズミ時代も続いた番組には、そんなに熱心ではなかったのですが、最近少し面白くなった気がします。今日は「クレイマーちさ子教授の発見」とかいう題で高嶋ちさ子さんが、悪妻が大作曲家を作るとか、交響曲5番の呪いとか、10代で名曲をものした作曲家は夭逝するとか、そういう話題を振る日でした。

高嶋ちさ子さんって好きです。ヴァイオリニストとして演奏に感動! ということではなくストレートなキャラクターが素晴らしい。クレイマーちさ子教授に扮するのを見るのは2回目で、前回はブラームスのコンチェルトはソリストを待たせすぎるとお怒りでした。

名作を書くと夭折の例でシューベルト18歳の作「魔王」を久々に聴いたのにも感動しましたが、今日一番の感動はクラリネット曲を書くと作曲家は死んでしまうというテーマで聴いたサン・サーンスのクラリネット・ソナタ。(この項続く)

ジョニーの休日

2009年10月16日 23:17

今日は、六本木のシャンソニエへ。シャンソニエは日本人による日本語のシャンソンを主に聴かせるライブハウス。アコーディオン奏者をアコニストと呼ぶのと同様のカタカナ日本語です。「峠」などの漢字が国字で中国語ではないのと同じことで、こうして美しい日本の伝統は継承されているのでしょう。

大先生のカンツォーネピアノ弾き語りがメインで、お弟子さんの女性3人の前歌はシャンソンとカンツォーネが半々でした。

僕に最も興味深かったのは、カンツォーネとしてフランスの国民歌手ジョニ・アリデのヒット曲「ク・ジュ・テーム」のイタリア語ヴァージョン「カント・ティ・アーモ」が歌われたことです。歌われた戸山英二氏はイタリア滞在の長い方で、ジョニー・ホリデイと発音されていました。イタリアではフランス人歌手もイタリア風に呼ぶのが当然だそうです。

イタリア語で歌うジョニーは、ちゃんとYouTubeにありました。他にもミシェル・デルペッシュの「ワイト・イズ・ワイト」のイタリア語ヴァージョンも発見。どっちも、何とも言えない不思議な感じなので,ほかにもこういうのないかなぁ。

強く太い音を

2009年10月14日 20:33

今日はアコーディオンのレッスンでした。

コンクールが終わってから自分の演奏を何度も見てしみじみと感じていることをレッスンでも実感。とにかくリズムが弱い。フレーズが短い。音楽に充実感が無い。例えば楽譜に書いてある音を鳴らしきらずに先に進んでしまう。必要なダイナミックスを与えない。

特にレッスンだと、先生がこともなげにやってみせるので、少なくともあれはできなければならないのだと思う訳です。

以上、緊急のメモでした。(そのコンクールのこととか、宿題にしたままのハリネズミのこととか、早川義夫氏のライブに行ったこととかも、ちゃんと書きますから、もうちょっと待ってください。エミリ・シモンの新譜が馮憑したようにケイト・ブッシュだったとか書きたいことは本当にいっぱいあるのです)

西荻窪の空の下で嵐のキッス

2009年08月19日 00:11

というタイトルの、早川義夫さんのライブに行きました(8月18日(火)開場 午後7時 開演 午後7時30分 終演午後10時)。もう、ずいぶん昔からのファンなので数回目のライブです。生に足を運ぶのはソロで復活されて以来ですが、ジャックスもテレビで見た記憶があります。

数年前に、一瞬だけやりとりがあってマイミクにして貰いました(←自慢)。

今日のライブは「出演 早川義夫(vo,pf)+熊坂るつこ(acc)」でして、実は熊坂さんとも面識があり、今日は僕的には二大巨頭初顔合わせなので、見逃せない聴き逃せないイベントでした。

会場は西荻窪のこじんまりとしたライブハウス「サンジャック」、日本語だと「帆立屋」ですね。

キャパが40人くらいで、ステージが学校の音楽室ほど。信じられない近い距離でのライブでした。

早川さんの曲の中には、中に折り畳まれてる内容が多く、自分には本来あり得ない記憶を甦らせる曲があります。少なくとも僕にとっては。そういうタイプの曲が特に好きです。曲そのものの内容が濃いのはもちろんですが、別のイメージを喚起させるパワーのある曲。強力な放送局の様な曲。

だから、早川さんの曲では「屋上」とか「純愛」とかが、やっぱり印象に残ります。

熊坂さんのアコーディオン・ソロも聴けました。左手のレジスターの使い分けや、メロディーの組み立てに、強烈なオリジナリティーを感じます。歌の伴奏も含め、しばらく聴かないうちに独自の進化を遂げたと思いました。アコーディオン関係者は聴く価値があります。去年の田ノ岡さんの様に関東アコのコンクールのゲストに出てもらったら、早川さんの歌のインパクトはもの凄いし、アコーディオンも絶対話題になると思うけれども早川さんがあまりに大物なので難しいかな。

そういえば、熊坂さんが、すっかり大人の女性になっていたのにも感心しました。以前は赤ちゃんの様に無邪気な笑顔が印象的でしたが、しっとりと情感を込めたメロディーを情熱的に紡ぐアーティストに成長されています。こまっちゃクレズマにも客演されるとのこと。すっかり若手の有望株です。

「ライブに行ったなぁ」という充実感がありました。やっぱりライブは行かなければいけません。また行きます。

いやんならないウクレレ

2009年08月03日 22:00

先週の木曜日、2009年度「千代田区人材バンク活用講座」事業生涯学習講座:誰でも楽しめるウクレレ ハワイアンを唄いながらウクレレを弾こう九段生涯学習館へ。家から自転車で15分、職場から5分の激近です。

先生はSANOEさん。見覚えがあると思ったら、MXテレビのハワイアンという番組のレギュラーバンド太田紀美子とザ・バーズのギター、ウクレレ、コーラスで御活躍の加藤早苗先生でした。SANOEはハワイの名前だそうです。

全3回1,000円!の講座で、初回は「指1本で弾ける」次回は「指2本」最終回は「指3本」と宇野宗佑チックに進む独特の入門メトードは、本場ハワイ仕込みでオーセンティックです。なんとかハワイ語で「カイマナヒラ」を歌えるようになってお開きでした。

マイケルの死に思うこと

2009年06月28日 22:20

マイケル・ジャクソンの様なアイドルは、その存在が多くの人の多くの記憶のキーになっているのだと思います。
彼の存在がなくなることで、そうした記憶に結びつく直接の手がかりが失われてしまいます。
記憶は間接的になってしまい、だんだんと関係性の大きな網の目の中に拡散していくのでしょう。
スーパースターの死に私たちが感じるのは、そういう喪失感だと思います。
マイケルと一緒に、私たちの記憶や存在も失われてしまう、あるいはその予感を感じてしまう。
死んだことを信じなければ、過去のリアリティも持ち続けられるのでしょうか?
でも、そうすると他のこととの齟齬を無視することになって理性が蝕まれることでしょう。
正気でいるためには認めなければならないこともあるのです。

マイケルに関わる多くの大切な思い出が僕にもあります。

閑話休題。マイケルの話をしていたら、唯一知っている大好きな曲が "I just can't stop loving you" だという話を聞きました。ラジカセについていた試聴のCDシングルだったそうです。YouTubeで聴いてみたら(http://www.youtube.com/watch?v=Tai2j3dVSUQ)知っている曲でしたがマイケルだと思っていませんでした。確かに名曲で、特しっとりとしたヴァースの表現力が素晴らしい。それからラジオでは聞いたことのないイントロのセリフが泣かせます。

I Just Want To Lay Next To You
For Awhile
You Look So Beautiful Tonight
Your Eyes Are So Lovely
Your Mouth Is So Sweet
A Lot Of People
Misunderstand Me
That's Because They Don't
Know Me At All
I Just Want To Touch You
And Hold You
I Need You
God I Need You
I Love You So Much

「僕のことを誤解する人が沢山いるのは僕のことがちっとも知られていないからだ」なんて言うのだもの!

フランス語ヴァージョンも発見。歌詞も読めます。なんか凄く白々しいのはなぜかしら。スペイン語も誠実な感じがします。

ずっと夢をみてた 今もみてる

2009年05月04日 10:23

キヨシローが亡くなった。
それ自体は、本当は関係ないはずなのだけれど。
日常的に接しているわけではないからね。
音楽的にも完結したひとという印象があったし。
いってみればシド・バレットの訃報を聞いた印象に近い。
イアン・カーティスとか、エリオット・スミスのような死とは違う。
それでも、喪失感はそれなりにある。

いつものように追悼のテレビ報道を見てしまって違和感を覚える。
RCは最初からロックバンドだったのか。
一貫した反骨のカリスマ、立派な忌野氏なんて知らないよ。

「スロー・バラード」が最初にシングルになった時に、北海道のDJがやたらと入れ込んで毎週かけていた。関西に住んでいたのに、どうしてそれを知っているかというと、日曜日の深夜は日本中のラジオが放送を終わってしまって、それしか聞こえる番組がなかったから。だからといってヒットはしなかったしレコードは廃盤。あのときにRCにアツくなった人は他にもきっといると思う。「雨上がりの~」ころには嬉しかったけれど、なんか醒めていたのは僕と同じだったんじゃないかな。それはキヨシローもそうだったのかもしれない。

「僕の好きな」キヨシローのベスト3
「宝くじは買わない」:テラ銭取られるのがシャクだからではない。
「ひとつだけ」:「SEIJO,ダンシング・フェローズ〈卒業篇〉」でも有名(?)な矢野顕子の曲のカヴァー。「へんヨイ」のイベント。音源は教授のラジオ。これ、リアルで聴きました。「オイラのこと、すぐに呼び出してイイゼ」呼び出して来ても怖い猿の手。
「デイリームビリーバ」:猿繋がり。

三文字は聴けず

2009年04月05日 22:00

平間さと子さんというピアニストがいらっしゃいます。ご自身のウェブサイト写真ブログブログをごらん頂けば、そちらにプロフィールもありますが、ソロのピアノでオリジナルのインストルメンタルを演奏される方です。

この方を知ったきっかけはラジオで、たまたま関西に行った折にNHK-AM第1放送の大阪制作の番組で流れた「三文字」というタイトルの曲が非常に印象に残りました。そのときの印象は「歌のないクラムボン」。謎めいた曲名とともに平間さと子の名前を覚え、自宅に帰って検索したところ、関西を中心にインディーズ活動をされてました。これが2年ほど前のことです。

年に1回くらいはある東京でのライブになかなかタイミングが合わなかったのですが、今回たまたま家の近所で無料ライブがあり予定があったので聴いてきた次第です。

よく考えると1曲を1度だけずっと以前に聴いた印象だけなので、実際の演奏は結構イメージと違いました。それに肝心の「三文字」が演奏されなかったのです。

そこでアーティストから直接CDを購入して帰宅。早速聴いてみるとちゃんと記憶通りの曲でした。他の曲とテイストが違うし、特にCDに入っていない最近の曲とは方向が違うので、ライブから外れた理由もわかったような気がします。

ちょっと特別な曲の気がします。どんなアーティストにもある特権的なレパートリィ。NHKは、よくぞ他でもないこの曲を紹介してくれたものだと思います。ラジオ深夜便は侮れない(2009年02月19日)でも触れましたが音楽番組ではなく普通の中波の天気予報の前とかところにより道路交通情報の背景になる歌のない音楽が何気にレアです。そういうインストの委員会があるか、インストの鬼か達人がいて情報提供しているのかもしれないとか妄想してしまいます。

(余談)ミステリアスな「三文字」という題名の謎は、CDのインナ・スリーヴを読んだらなんとなく察しがつきました。要するに一種の伏せ字です。でも、背景になる詩が掲載されているので、あれじゃないかとか考えられます。

(追記)最近、更新が滞っておりましたが、3月30日以降のエントリーも徐々に埋めていきますから宜しく。

反省して訂正

2009年03月28日 22:00

このブログの3月18日のエントリー夢を報告するで「我が師である向風三郎のカストール爺名義のブログ「カストール爺の生活と意見」2008年12月8日 Ma plus belle histoire d'amour...」を紹介して引用しました。「シャンソン愛好者ならギフトとしてもらったら感涙ものでしょうね」とカストール爺がブログで紹介したCDを実際にギフトとしてプレゼントされた幸福を語りました。

実は、カストール爺様のブログに:

バッキングはオーケストラではありません。バルバラのピアノとロラン・ロマネリのアコーディオン(非電気アコと電気アコ)だけです。アコーディオンに電気増幅装置を取り付けた最初の人がフランシス・レイである,という伝説があります。「男と女」「パリのめぐりあい」「白い恋人たち」,ずいぶん後年になってあの音がアコであると聞いて驚いたものですが,原理は電子オルガンと一緒なんですから驚くには当たらないのかしらん。このライヴでもロマネリの電気アコは,電子オルガンのペダルキーみたいな低音まで出たりするから,ほとんど「ヤマハ・エレクトーン」状態です。私はつい数年前まで「エレクトーン・アレルギー」みたいなのがありまして,あの安上がり結婚式みたいな音色に虫酸が走ったものです。セヴンティーズの音ですよね。なぜこのアレルギーから脱することができたかと言うと,多分90年代の一時期アコーディオンばかり聞いていたからなんだと思います。(つじつま合ってるかな,これ?)

こういう記述があったので、「アコーディオンの人『かっち。君』」は:

電子アコはまんまエレクトーンですが、内部にマイクを仕込んだ電気アコもあります。90年代からはmidi出力になり、今ローランドやキャヴァが作っているのはシンセアコです。ピエルマリアに仕込まれているのもイタリアのメーカーのシンセアコ。シンセアコは音源内蔵で蛇腹にエクスプレッションのコントローラーがあります。

とコメントして、それだけで止めておけば良いのに:

ビートルズのアンソロジーを聞き返していたらミスターカイトのベイシックトラックのキーボードがアコーディオンだったと気付きました。ジョンレノンがホーナーのゴラ(今は定価だと500万円くらいの楽器)を弾いている写真がアコーディオン界では有名で何の曲で使ったのだろうとずっと思ってたんですが、デモテープの様なアンプラグド・ヴァージョンだと電子加工されていないので明確にわかったのです。
 あと、ジェスロタルとかで意外にアコーディオンを聞いているものなのです。

なんて、ついでに知ったかぶりをしました。

ところが、今日『真実のビートルズ・サウンド』(川瀬泰雄著・学研新書・2008年)を読んでいたら、あの音はハーモニウムだったと判明。昔の学校にあった足踏み式リードオルガンでありました。

ジョージ・マーティンは後年、あの曲の録音ではハーモニウムを何時間も弾き,足を動かし続けてくたくたになったと述懐している(前掲書134-135ページ)

だそうですから、これは確実です。

あわててネットで検索をかけるとAccordion BeatlesというウェブサイトのJohn Lennon played accordion!という記事が簡単に見つかりました。件の写真は「愛こそはすべて」のセッションだったそうです。そのサイトには、非常にためになるThe Beatles and the Free-Reed Instrumentsというウェブページへのリンクもありました。ビートルズとフリーリード楽器に関しては完璧な資料です。

やっぱり、ちゃんと調べないといけないと反省もしましたが、なんでもわかる世の中になったなぁといつもの様に感心しました。

あんまりな歌

2009年03月25日 22:00

昼過ぎにテレビを点けたら、映画の放映が始まったところらしく、クラブの歌手に扮したキム・ベイジンガーが歌うシーンでした。僕は映画は最初から見たい口なので続きは見ませんでしたが、その曲は気になったので調べてみると、コール・ポーター作のスタンダード・ナンバーでした。

1928年にヒットした Let's do it はポーターの出世作だそうですが、歌詞が際どいというより露骨。おそらくそれ故に Let's fall in love という別題があるのでしょう。とにかく最初から最後まで「~もしている、~もしている」のオンパレード。それから「しましょう」なんだもの。テレビの字幕では「すれば愛は後からついてくるわ」とあったけれども、そういう内容は歌われていませんでした。そのまんまではあんまりだから、ちょっと美化したのかもしれません。

それから、列挙される動物やら民族の表現が差別意識を感じさせるので、両大戦間ならともかく現代では完全にNGです。カンガルーは怒らなくても日本人は怒る。

そんなわけで、今回は歌詞をちゃんと紹介するのは控えます。

問題は、これが良い曲で、歌詞もそういう部分に目がつぶれれば出来が良いことです。

+81

2009年03月23日 22:00

Pandoraというウェブページがあります。一種のネットラジオらしく自分の好きなアーティストや曲をキーワードとして入力すると、そのアーディストや曲だけでなく、似た傾向の選曲をして次々と曲をかけてくれます。非常に便利かつ楽しく一時期愛用していたのですが、著作権問題がクリアできず日本からは利用できなくなりました。

Yahoo.frのラジオもなくなり、なんとなく寂しい気持ちでいたのですが、偶然辿り着いたサイトがありました。jangoです。Pandoraと同じことができます。Coolです。

Brian ENO をキーワードにして聴いていて教えて貰ったアーティストがdeerhoof。このバンド素晴らしいです。jangoで日本に国際電話をかける歌+81を聴いて一遍でファンになりました。panda, panda, pandaなど、他の曲も素晴らし過ぎて力が入りません。いやぁ、どうして全然知らなかったのでしょうね。ChooChooChooChooBeepBeep!

(昨日は更新がありませんでした。自動更新の設定を間違えたからです。このエントリーが自動更新される頃には、もう昨日の分が更新されています)

バリー・ホワイト

2009年03月17日 22:00

コラリーさんの話題で、ちょっとドイツのコンピレーションの話をしましたが、Barry White という曲名が気になりました。アーティストは Fredda (Frederique Dastrevigne) です。

というのも、Barry White! というフランス語があると聞いていたから、興味があったのです。La langue des «djeuns» (Katia Chapoutier collaboration spéciale, La Presse Paris)に拠ると:

«barre-toi» (va-t'en) s'est verlanisé en «barre-oit», qui est devenu au fil du temps «Barry White»
「ずらかれ」の「バールトワ」の一部を逆にして「バールワット」になったのが最後は「バリー・ホワイト」になってしまった

って信じられないでしょ? これが曲名ならば、俗語オンパレードのスラムかなんかに違いない。

試聴(?)できるサイトがありました。案に相違して、シルキーでスムースなアーバンサウンドでした。ちょっとバンジャマン・ビオレーっぽいぞ。バリー・ホワイトは本当にバリー・ホワイトのことだし。

バリー・ホワイトをご存じない向きは取り敢えず「愛のテーマ」をお聴き下さい。

「バブビボビュ」ならぬ「ばべびぼぶ」

2009年03月16日 22:00

最近ブログに書いたプーランクのメロディー(フランス歌曲)「バブビボビュ」のことを調べていたら、日本に「ばべびぼぶ BaBeBiBoBu」という音楽集団があることを知りました。ローマ字読みなのね。

クラシックを中心にしたコンサートを開いている方々で、ウェブサイトによると:

ばべびぼぶはピアノアンサンブル、歌、ゲーム、クイズなどなど・・・楽しいコンサート活動をしています。古今東西、名曲、迷曲、笑曲、変曲、ソノタモロモロおしゃべりと共にお送りする・・・そう、私たちが ばべびぼぶ!!

最近のコンサートでは、年齢制限などがありますが、私達のコンサートはお客様の年齢制限は一切ありません! 赤ちゃんからおじいさん、おばあさんまで大歓迎です。

入退場ももちろん自由。ちょっと時間が空いたら、ばべびぼぶのコンサートを聴きに来ませんか?

第28回コンサートは2009年の秋を予定しております。14時開演(13時30分開場)、終演予定は16時です。 詳細決まり次第、ホームページやblogで告知しますので、チェックよろしくお願いします!

場所はJR川口駅(京浜東北線)西口すぐ、リリア催し広場です。もちろん、入場無料!
ピアノや歌やゲームなど、盛りだくさんの内容で、皆さんのお越しをメンバー一同お待ちしております!

だそうで、これは行きたい!

YouTubeで聴けるオリジナル曲もキュートです。僕のイチオシは「休日と私」「らぶり~ (lovely)」。他にもいろいろコンサートの模様が見られます。クラシック者の底力を感じます。



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