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「音楽業界」がヤバい。

2004年11月30日 03:34

 津田大介氏の『だれが「音楽」を殺すのか?』を読む。この記事のタイトルは、その本の前書きの題である。  「レコード輸入権」「コピーコントロールCD」「ファイル交換」「違法コピー」を巡る基本的議論の書物なのだが、たいへんにためになり、結構嫌な気分にさせられた。  現場がどうなっているのかは、たとえばこのジャンゴと業界の状況を分析した記事とか、すさまじい日記のこれとかこれとかを見れば、もうびっくりである。あとはYTTのツシマさんの最近の巻頭言、特に今年の5月のを読んだ人なら、もうワールドワイドにお腹一杯だろう。しかし、ツシマさんのホームページは新譜と本の紹介を除いてアーカイヴ化されないけれども、掲示板の成果とかも含めてちょっと勿体ないというか残さなければいけないなと思う。だれか對馬敏彦にでも向風三郎にでもいいから本を書かせようと思わないのだろうか。
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野火止用水清流を歩く

2004年11月28日 02:09

 永井明氏の山歩き講座に参加しました。 28日(日) 平林寺から野火止用水へ、武蔵野を歩く。  国木田独歩の武蔵野が色濃く残る平林寺、武蔵野は晩秋が良い。スケッチブック、カメラを持って出掛けよう。雑木林の踏み跡をカサコソ歩こう。林間に枯葉を焚いて酒でも温めようか。      西武池袋線東久留米駅 10:00 参加費3000円  これです(リンク集の掲示板参照)。メンバーは永井さんのカルチャーセンターなどの講座の方が中心のようで、10人ほどの参加者は「みのもんた的」おじょうさんばかりでした。コンサートにしても美術館にしても男はなにをしているのでしょうね。  東久留米の駅からバスで平林寺へ行き、境内を散策。島原の乱の死者の供養塔がありました。しかし征伐された側はキリシタンだから寺で供養しちゃって良いのだろうかとか、墓を移転しても土葬だから死体は土に帰っているのだから一体何が移るのだろうとか、御廟前と刻まれた石灯籠と「御」「まだれに苗」「止の下に舟」と刻まれた石灯籠があるけれども、後者も「ごびょうぜん」と読んで一種の当て字なのだろうかとか、結論のでないことを愚考しつつゆっくり歩くわけです。  お嬢様たちはそんな下らないことは考えずむしろ植物に興味がおありでした。永井さんは歴史に強い。僕はどちらも弱くて立派な朴の木を目にして「朴葉焼きの朴ですね」と発言して皆さんを微笑ましい気分にしたりしていました。雑木林の開けたところで昼食。火が焚けませんでしたがワインを飲みました。みなさんいろいろ持ち寄られていて、お菓子をいただいたり、果実酒があったり(キウイ酒なんて飲んで当てられる人はいません)、十穀米のおむすびとか貰ったり。  平林寺は紅葉がそれはそれは見事で、特に太陽が向こうからあたった紅葉は素晴らしいものでした。入り口の門をくぐるとすぐ、スポットライトが当たったように輝く楓の木があって「いきなりかよ」と言っていた人がいておかしかった。  どうして、この記事がこのブログに載ってカテゴリがアコーディオンかというと、ディアトニックを持って行ったからです。ほらスケッチも写真も趣味がないので時間を持てあますかと思ったから、ディアトなら持って行けるし、ちょっと練習しようかと思って…。  結局、誰もスケッチをしたりする時間がなかったのですが、せっかく楽器を持っているからと帰りに用水沿いの緑道を辿ったときの休憩時間に、ちょっと弾かせて貰いました。「もみじ」と「あかとんぼ」。なぜか「アニーローリー」。誰でも知っている良いメロディーの力を再確認しましたね。

シャンソンのベル・エポック

2004年11月27日 11:57

 銀座産経学園で続けられている大野修平先生の講座に出席するのは実に久しぶりで何と6月以来でした。もうひとつの講座「シャンソンでフランス語を」に夏に出席していたり、講座の後の受講生の集い「さくらんぼの会」にだけ出た宵があったりで、まさかこれほどご無沙汰していたとは。  DVD担当の僕が幽霊会員状態だったためにテレビモニターが用意されておらず、ちゃんと出席しなければと反省。せめてパソコンの小さな画面で見て頂こうとしたところパソコンが不調。うまくいかないものです。次回12月11日は万全を期して(大袈裟)半年分の講座で扱われたパトリック・ブリュエルの曲や、テテなどお見せしますから、会員の皆さんは少し早めに来て頂けると幸いです。って誰に言ってるのだろう。  大野講座に加えて頂いたのは昨年の初めなのですが、そのころからパトリック・ブリュエルの『アントル・ドゥー』の曲を原曲をあわせて聴いていくというプロジェクトが進行していたのでした。それが本日、ラスト曲の「オフビートに」を取り上げて大団円を迎える運びとなりました。その間に大野先生が解説対訳を担当された日本盤も発売になり、ブリュエル本人の来日もありました。  今日の講座は本来は11月13日の第2土曜日の予定だったのですが、大野先生のお仕事で日程が変更になったものです:というわけで、まずは変更の理由になった富山県高岡文化ホールのコンサートのお話がありました。続いて未発表曲が全て収録されたブレルのラストアルバムの新盤の紹介。  ブリュエルの「オフビートで」にかんしては、日本人の拍子感覚がオフビートになってしまって時代劇で車座で酒を飲む侍の手拍子がオフビートになっているという御指摘、「安酒場」という表現がフランス語では「2スー」になっている歌詞からフランス語では『三文オペラ』が「4スーのオペラ」になっているというお話など。  それから、パトリック2年間ありがとうと、彼のオリジナルが紹介されました。89年の出世作『アロール・ルギャルド』から「キャセ・ラ・ヴォワ」と表題作、90年代半ばの『ブリュエル』から「ブージュ(動け)!」と「僕と踊ってくれるかい?」。この辺、僕とセンスが違うところが素晴らしい。僕だと『アロール・ルギャルド』なら「デカレ」、それから5年くらい前の『ジュスタバン』の「オ・キャフェ・デ・デリス」といったスイート・エキゾチック・ノスタルジック路線が外せないけれども、たしかにパトリック・ブリュエル本流の作品ではないですね。  最後に今までを振り返ってリクエストがあれば聴き直しましょうと、皆さんに諮ったところ希望があったのは「メニルモンタン」と「残されし恋には」。やっぱりトレネは偉いですね。  それからオーマガトキから再発になったピエール・バルーのアイテムが紹介されました。DVDが2点とサントラです。DVDの一つは Tulle (Nuit de nacre) でアコーディオン・フェスティバルのドキュメンタリーです。これは邦題がなんと『アコーディオン』で僕もアマゾンに予約してあって発送を待ちわびているところです。それから『男と女』の決定版といえる再発。紹介された曲はタイトル曲と「愛は私たちより強い」。後者は詞の凝縮度が凄いです。タイトルからして勝負あったという感じで、歌も決めぜりふ連発。ああいう曲を、ちゃんとかけてくれるところが大野先生の年期なんでしょうね。  もちろん講座後の親睦会「さくらんぼの会」もちゃんとありました。大野先生も出席され、講座には出られなくても飲み会には現れる生徒さんもいて盛況でした。その席で講座で質問しそびれたことを確認。パトリック・ブリュエルの曲の歌詞にあったノジャンがパリ郊外でフランス人には日本人の浅草のようにピンと来る地名であること。ついでにモントーバン問題も確認してみました。どうも第1次世界大戦の空襲を受けた話が「モントーバンの火」の由来らしい。う~ん、流石。(しかしモントーバンについて後日ラルースだのネットだので調べたのですが空襲の話が出てこないです。むしろ17世紀にプロテスタントが抵抗したことで有名らしい。ま、簡単に解決してもつまらないのですが。)  次回から大野教室は今年パリで行われた展覧会「シャンソンの100年」をガイドに、20世紀を順々に概観する予定です。両大戦間からさらに第1次大戦前に遡って始まります。

東京アコーディオン教室(金子万久先生)レッスン

2004年11月25日 14:07

 今日のレッスンまでに「冬のソナタ」をGmに書き換えるという宿題が出ていたのですが、レッスン日の朝にやればいいやという無謀な計画が祟り「やってきてくださいということをやっておいて貰わないと困っちゃうね」。反省。しかし課題をしてこなかったにもかかわらず「何で移調するんですか」と伺ったら「エレクトーンの楽譜で編曲したんだけれども原曲はGmだったので」とのお答え。そのエレクトーンの譜面を見せて頂いたら、コードで納得のいかない箇所が元の譜面でもそうだったので、この点も申し上げると「そこは違うね。そんな間違えは良くあるので、弾いてわかんないといけないね」。そ、そうですが…。  「リベルタンゴ」が、やっと形になったと思ったのですが「リズムがなってない」。なるほど本当のレッスンに入ったのか。左手のパターンを「ざぁーっ・ざぁーっ・ざぁ」と弾いては「タンゴの凄みが出ていない」で、範奏はエモーションの効いた、いままでに聴いたことのないものでした。「でも、みんなこんな感じだったんですよ」と控えめに抗議すると「本物を聴かなきゃダメだ」「みんなこんな感じなんていったら恥をかくぞ」「タンゴはタンゴらしく」。サブちゃんもアンジェロさんもクラッブ・ドラウクスヴィルも(cobaだって)ざぁーざぁー弾いてるんだけれど、ここは金子流で頑張らなくちゃなと思いを新たにしました。「んたらたたらたら・んたらたたらたら」のアクセントも丁寧にご指導頂いて有難い限りです。メロディラインを鋭くなくぬめぬめ弾くのも課題になりました。  歌の伴奏も、あいかわらずのまだまだ状態。ただイントロの感じについてのご指導が一段階細かくなったので、少しは進歩しているのかもしれません。  練習後のお話で興味深かったのは「年を取って何が良いかって老後の心配をしなくていいことだね」というご発言。先生は偉大だなぁ。

「『葦』フレンチナイト#3」開催報告

2004年11月25日 00:51

「『葦』フレンチナイト」も3回目で、原まりこさんが出演できなくなるというアクシデントを越えて続けているわけですが、今回はちょっとなんとかしなくちゃと思っていました。1回目に比べて2回目はお客さんが減ったので、さらなるお客さんの減少が予想されたのですね。で、ネット上でささやかに宣伝をしたり、友人知己に電話をしたりしたのですが、すごく頑張ったというわけではありませんでした。ほら頑張っちゃうと続かないからなって感じなんです。でもそれなりに危機感を感じてちょっとはね。  で、どうなったかというと7時にいるメンバーでボージョレ・ヌーボーを飲む!と告知したのに7時にいたのは、僕とマスターの永井さんと「葦」の常連さんの歯医者さんの3人。もうポル・サパンを僕が3分の一以上は飲んじゃいましたね。で、皆勤のYちゃんが風邪をおして来てくれて、さらに驚いたのは知らない人が来てくれたことです。なんとブログの読者だという初対面のカップルが! この2人とはネット上のやりとりもないので来てくれたことに感動しました。男性はアコーディオンを始めたばかりだそうで、迷ったあげく牧田ゆきさんに師事されているのだから金子先生の孫弟子だから東京アコーディオン協会新宿練習会にも勧誘したりして…。  それから営業活動の甲斐あって、僕の友人が会社帰りに来てくれました。これは嬉しかった。無理かと思っていたので、来た瞬間に気が動転して「何故来た!」と叫んでしまった。試験だから来ないといった大学生と混乱したというのもあるが、Tちゃんその節は失礼しました。  さらにライブが始まって最初の曲の時に所沢からも友人が! で、結局ライブの観客は6名+永井さんと僕でした。  その、やまもと俊子さんのステージは「明日月の上で」で始まり「モンマルトルに帰りて」「ジョリー・モーム」「枯葉」「時は過ぎていく」(ムスタキ)。MCも快調で、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。アンコールは「ラスト・ワルツ」。これってエンゲルベルト・フンパーディンクだったんですね。とにかく曲が名曲揃いで歌も素直で良かったですよ。来月が楽しみです。ピアノの宮沢由美さんとのコンビもなかなかでした。  いろいろトラブルがあって第1部は映像が出せなかったり、ツシマスペシャルコンピレーションが読み込めなかったりで、開演1時間前に考えて半分即興で曲を並べました。  椎名林檎の「枯葉」。ゲンズブール「枯葉に寄せて」。  マルク・ペロンヌ「ソネフェメル・パッシオン」(最後のインストの方)。  ローダさんからジャンゴを1曲。マリ・キス・ラ・ジュのスィングを2曲。  ボム・ドゥー・バルの「なぜ(祖国を捨て)なければならない」。  ココスマを1曲。金子先生の演奏を1曲。ギュス・ヴィズールの「秋」。  パリ・ミュゼット3集から「秋の風」。バンジャマン・ビオレの「1年中11月」  で、なぜか最後が小沢健二「いちょう並木のセレナーデ」。 自分でも謎、ですね。向風三郎をそのまま流そうとした気分と秋の気分が混ざってます。  今回はYちゃんも風邪で歌えなかったので、ライブ後も同じセットを繰り返してかけました。秋に秋の曲を聴くのは良いものです。  今回はやり残したことがたくさんあります。おそらく次回も消化しきれないので来年も続くフレンチ・ナイトは、ネタに困ることは無いだろうと思いますが、なにはともあれ皆さんにお越し頂けるよう続けようとは思いました。

こんなところにロックが

2004年11月21日 03:09

東大駒場のフランス語の先生野崎 歓氏と英語の先生斎藤 兆史氏の対話による『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』を読んでいたら、突然ロックの話がありました。(以下引用) 「そういう「猫かぶり」的なものを暴きたてて、それに反逆を試みるという営為がそこに開かれていくわけなんですね。もやもやを抱えたティーンエージャーとしては、そういう痛快さを激しく求めていたんだと思います。/われわれは一時期、ロック・ミュージックに熱く燃え上がったわけですよね(笑)。僕の場合はブリティッシュ・ロックばかり聞いていた時期とフランスの翻訳本ばかり読んでいた時期が重なって自己形成してきたので、いまさら自己批判しても遅いんだけれど、反逆というモチーフがどうしてもあるんですね。」 「フランス文学を読んでいてブリティッシュ・ロックを聞いていたというのは矛盾ではなくて、同じものを見ているんですね。つまり、反逆を見ているわけですよ。」 「イギリスの変に倫理的なところがまた偽善的なのかもしれないけど、ロックはむしろその対極にあるもので、イギリスの文学とロックは対極にあるんですよね。」 (引用終わり)ロックは、反逆なのか~。これってアコーディオンはロシアとか、ミュゼットと同じ種類の紋切り型なのかな。僕的にはロックはスタイルであり、芸能というか、営業的な部分も多いので、そうそう反逆でもないだろうって感じなんですけれども。と思ったら、下の段の註に(再び引用)「クリーム、キング・クリムゾン、レッド・ツェッペリン、ELP。いずれもブリティッシュ・ロック最先端のハードでプログレッシブなバンド(三十年前の話)。左の写真は、当時聞いていた『レッド・ツェッペリンⅡ』(野崎)、次ページはレインボー『ロング・リヴ・ロックン・ロール』(斎藤)。」(引用終わり)とあって、ゼップとレインボーのジャケットが紹介されている。なんだ。わかっているんじゃない。 ついでに本当の反逆の例で、これはジャンゴのマスターがピストルズのベストについて書いたブログの記事からの引用です。ピストルズこそ、そもそもがブティックの営業バンドでニューヨーク・パンクのパクリだったのに、なんだか本当に反逆してしまって若者の人生に具体的に影響を与えてしまってますね。(以下またまた引用) 「僕はアホでしたわ。まだ高校生の時だから「カーペンターズなんかもう死ぬまで聴かへん!」とかおそらくそんな感じだったのかもしれません。嫁さんも僕と全く同じ行動をしていたようで、「ホール&オーツなんかもう死ぬまで~」(笑)。でもそんなことって普通あんまりないでしょう?」(引用終わり)

7年半振りにクラリネットを吹く

2004年11月20日 21:19

 細かい事情は省略なのですが、この日は、とあるスポーツの都道府県大会決勝でした。僕は部員でもOBでもないのですが応援団に紛れ込ませて貰いクラリネットを吹きました。ちゃんと演奏するのは7年半振りでした。屋外、快晴、暮れていく空に向かって吹き鳴らすのは最高。応援団のメンバーは普段はジャズのビッグバンドなのでクラリネットの譜面がなく適当に自分でオカズやオブリガートを作ったりして気分良かった。そういう編曲力がアコーディオン演奏で培われていたのも嬉しかった。金子先生様々です。  あれで試合が勝ちなら、もっと良かったのだけれどもVゴール負けという最悪の結果。全国大会ならず。もし全国に出てれば、決勝で吹いたヤマハの愛器(中学生の時に買って貰った)ではなく、去年アメリカのオークションで買った(大人買いですね)メタルクラリネット(中学生の時に本で見ていつか買おうと思っていたのが本当に手に入るとは!)をデビューさせよう、なんならクリスタルかメタルのマウスピースも買っちゃおうかと密かに思っていたので残念です。というか試合自体の負けそのものが非常に残念でした。  ちなみにテレビ放送されたのを後日確認しましたが、自分の音は全く聞き取れませんでした。

東京アコーディオン教室(金子万久先生)レッスン

2004年11月18日 15:22

 良い教師は、常に生徒に要求し続けなければならないし、それが生徒の半歩前でなければいけないわけです。それから褒めてはいけない。褒める暇があれば次の目標を提示する必要がある。それはわかっているのですが…。  今日はそれなりに歌の伴奏ができるようになったと思ってレッスンに思ったのですが、「素晴らしき放浪者」は突然のインテンポでがたがたでした。「オーソレミオ」も前奏などかなりましになったし、オブリガートもなかなかと思ったら、今までもルパートのかかり方が全然違う。伴奏者を試すようなメロディー。  勉強になります。大変だけれども。  それから「リベルタンゴ」で、どうしてもアコーディオン1台だとリズムが難しいので、今はソロの演奏は流行らないのだという話を伺いました。ギターやパーカッションが入るだけでノリが良くなると。  この日に貰った譜面は、なんと「冬のソナタ」! 宿題は2度下げて g-moll の譜面を作ることでした。しかし何故2度下げるんだろう。

ACCORDION DUO Sarasa LIVE 神楽坂、三度目の秋

2004年11月14日 13:11

 福嶋亮さんと岩城里江子さんのお二人を聴きに神楽坂へ。前の週6日にあった茗荷谷も歩いて行けるコンサートでしたが、これは本当に近所でした。  サラサのコンサートは毎年秋に同じ会場で行われていて、2年前の第1回を聴いた頃は本当にアコーディオンを始めたばかりで、あんな風に弾けるようになるのだろうかと思ったのを覚えています。それから2年、とてもサラサに追いついたりはしていないのですが、自分ならばああしないこうするだろうと思う程度には自分も変化していました。  今回はデュエットだけでなくパーカッションやギターが入ったり、男女のアクターの無言劇が繰り広げられたり、「枯葉」ではフランス語の朗読があったり、プログラムには岩城さんの詩が載せられていたりとのメディアミックス(ちょっと違うか)。楽しめました。  曲はcoba、佐藤氏の変拍子アレンジの「パリ空」、ガリアーノ、スィングと紹介されたトレネの「ブン!」など。「冷たいワルツ(アンディフェランス)」も聞けました。  面白かったのはお二人がご自身の音楽を「本気の草野球」と表現されていたことです。すぐに反対語を考えてしまうのが僕で、思いついたのは「全力ではプレイしないプロ」とか「熱血しないプロ」かな? 思い出したのは飯田橋のホテルのバーで弾き語りをしていたアメリカ人らしいギターのおじさんでした。余裕の音楽でリラックスできていいんだけれどももうちょっとスリリングにやってくれないかなと思ったけれども、1時間ごとに30分のステージが4回あるので力の配分もあるだろうな、プロは毎日だから燃え尽きてもいられないだろうしと、感じたものでした。その点サラサのお二人は全力な感じのスリリングな演奏でした。そういえばどちらもチャージが1000円だし、そういうものかもしれませんね。

ブギーポップ・シリーズ

2004年11月13日 13:12

 とりあえずはブログの目的とはずれた話をします。というのも…。  僕はこのブログをアコーディオンとフランスの音楽のことに限定して良いコンサートや良いCDを紹介することを目的の1つとして始めました。だからそれ以外の音楽や音楽以外のこと特に個人的なことは扱わない方針で基本的にそれは変わっていません。でも、そうはいってもやはり、書きたいことがあると書いてしまいます。  というのも、もうひとつの目的が文章を書くことそれ自体だからです。  1日平均30人の方が訪問され、リピーターも50人以上いらっしゃいます。もう少し反応が欲しいと思っていますが、金子先生に具体的で的確な指摘をされただけで凹みましたから、誰が読んでいるのかを意識しないで続けた方がいいかとも思っています。アゴタ・クリストフの新しい本『文盲』の「いかにして作家になるか」に「とにかく書くこと、書き続けること。書いたものが誰の興味を引いていなくとも、今後も誰の興味を引きそうになくとも書き続けること」とありました。「だれひとり」ではないことが、わかっているのですから。  それから、こうやって自分の関心事を書くことで誰かと繋がれればとも思っています。そして必要がない限り書いていない個人的なことも朧気に立ち上がってしまう局面がありますから、昔大切な人たちだったのに疎遠になった人たちと、何かの拍子にまた繋がれるのではないかとも。  このブログはそういう「しかけ」でもあります。  さて、上遠野浩平氏の小説「ブギーポップ・シリーズ」のことを扱うのに、珍しい前口上を述べたのは、ひとつにはシリーズ全体が世界の変化あるいは以上に対する反応として紡がれているからです。気配やきっかけがキャラクターを結びつけてしまう物語です。  でも「ヴァリエテ気質」で扱う所以は、このシリーズが音楽、とくにロックを響かせているからです。タイトルからして「ブギー」で「ポップ」ですし、登場するキャラクターの名前や各巻の書名、サブタイトルなども、良い感じにロックです。「ロックボトム」などというアイテムもありました。これはネット上では指摘されていないようですがロバート・ワイアットです。先日紹介した奈良のジャンゴのブログでもロバート・ワイアットが称揚されていました。そういうのって秘密の目配せや合い言葉みたいで、ふっと相手に気を許す感じがあります。  特に書いておきたかったのは、ある本の中で「音が聴こえた」からです。レッド・ツェッペリンの「カスタード・パイ」が鳴り響く話があるのですが、イントロが文字通り「頭の中で鳴り」ました。  本当に音が再現されるのは希有なことだと思います。この作品は全体のライトモチーフがワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲」で、僕はこの曲は演奏もしたことがあるので熟知しているのですが、小説内で「口笛で聞こえ」たり、大音響で鳴り響いたりと描写されても、いったん読書の流れから離れて想像してみないと実際の音は脳内でなりません。  それが「カスタード・パイ」はちゃんと鳴ります。曲を知っていれば誰でも同じ効果があるでしょう。だって、「じゃーっじゃじゃじゃ、じゃっじゃじゃ」って書いてあるのです。これは純文学では使っちゃいけない手じゃなかったのかトカトントン。マンガでは普通なんですけどね。「スモークオンザウォーター」じゃっじゃっじゃー、じゃっじゃっじゃじゃー、じゃっじゃっじゃー、じゃーじゃー。ちょっと画期的だと思ったのは僕だけかな。「まーきーむーん」ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃー。「りべるたんご」んたらたたらたらんたらたたらたら。なんて流行ったりして。 

チェルニーってつまらないの?

2004年11月12日 00:09

 『チェルニーってつまらないの?「チェルニー30番」から何を読みとるか 』という本が目について図書館で借りてたのですが、なんとなく借りっぱなしになっていました。気がつくと返却期限が過ぎていて督促の電話を受け大急ぎで読了。おそらく「ムジカノーヴァ」の連載で全体が何人かのキャラの対話で書かれていて、簡単に読めました。  楽譜の読み方と音楽の作り方の示唆に富み、この本は当たりでした。どうしてすぐに読まなかったんだろう。しかし、「チェルニー30番」は結構難しいですね。久しぶりに譜面をみて驚きました。小学生の時に「あげた」本なのですが、今は弾けないし、あのテクニックが保持できていればアコーディオンも弾けますね。ピアノ経験のある人のアコーディオンが上手いのは当然であります。

coba solo

2004年11月11日 00:21

 coba を聴くのは3回目。初めて聴いたのは去年の夏で箱根彫刻の森美術館での野外ステージ。2回目は先日の V-accordion お披露目の池袋。諧謔の人 coba 氏が「ただの時ばかりありがとうございます」と言いそう。どちらも良かったし、ソロ・ツアーがあるというので、これは行こうと思いました。しかし、coba のコンサートは1ヶ月前に行こうと思ってライブハウスのチケットが残っているものではなかったのでありました。  で、諦めていたのですが、突然、なんかちゃんとしたアコーディオンのコンサートに行きたくなってしまって、ライブ前日、会場の六本木スヰートベイジルに電話しました。立ち見の当日券とかあるかなと思ったのです。すると、キャンセルが出ていて1名ならば大丈夫とのお返事。僕のアコーディオン・ライブ投資額最高の5,775円を投じることになりました。  良い席を確保するためには当日の3時に整理券を取って開場時間に再びライブハウスに行くというシステムは面倒くさかったのですが、たまたま時間の都合がついたので、まず3時ちょっと前に六本木に赴くと、既に整理券は20番台でした。年齢層が高いファンなのに皆さん頑張りますね。その上ファンクラブ優先入場なので、あまり良い席を期待してなかったのですが、あに図らんや。さにあらず。目に初鰹。ドニ・ラヴァン。入場時に案内おねーさんが希望がをきいてくれます。左手ベースボタンの動きが見たかったので「ステージ右側出来るだけ前」と言ったところ、1人客が幸いしたか最前列ステージ右側でちょうど coba 氏の視線が飛ぶ位置でした。  ハコは大変にお洒落で、ちょっとテーマパークっぽかったりさえします。ウェブサイトが非常に良くできていて、事前にヴァーチャルツアーで得た印象そのままでした。みなさんもホームページに行ってみましょう。従業員も多く、空間を贅沢に使ってて、これで商売やってけんのかいなと思ったのですが、Sweet Basil はヱスビー食品の頭文字でアンテナショップだったのですね。coba 氏がカレーマルシェのCMソングを演奏した後「ハウス食品の曲ですいません。ヱスビーさん」とMCで教えてくれました。オーダーしなければいけなかいので僕はシャンパンなど嘗めていたのですが、隣の席の女性客は料理を褒めていました。もっとも coba 氏に拠れば近所にある氏のレストランと「どっこいどっこい」だそうで、その表現では「どっちもどっち」なのかもしれません。しかし coba 氏は口が悪い。  演奏に文句があるわけはありません。音楽的にも技術的にも日本最高峰であることに違いありませんね。曲はほとんどが自作でMCもなく9曲連続で完全にソロで演奏されました。楽器はキャバニョロでMidiではなくマイクで音を拾っていました。既に登場前からアコーディオンのメカの音(スイッチの切り替えとか)がPAから聞こえてきます。いくらかリバーブがかかっているくらいでエフェクトもないストレートなアコーディオン・サウンドです。  アコーディオンは人間性が露わになると coba 氏がおっしゃるとおりの正直なプログラムで本当に直球勝負。始めの方でタンゴの曲があって、これはピアソラだと強く思いました。表面的な音楽性よりジャンルをきわめてジャンルを超越しようとする意志がピアソラなのです。ソロパート最後の曲は「家族の肖像」という曲だったのですが、まるで「リベルタンゴ」のカラオケで作った曲だと思ったら、後半はそのまま「リベルタンゴ」になりました。これは凄かった。今までに聴いた生の「リベルタンゴ」では間違いなくベストです。他にも3拍子の曲がサウンドオブミュージックの「マイフェイヴァリットシングズ」に似てると思うと、アドリブでそのままのフレーズを弾いたり、オリジナリティに自信がある故にオリジナルにこだわらない境地を感じました。そういえば最後から2曲目が「カヴァレリア・ルスティカーナ」でメロディーの美しさを愛おしむ演奏も素晴らしいもの。これは座っての演奏で、いわゆる coba イメージとは違う世界でした。もちろん作曲力をみせつける「僕が鬼」とか「曲がった時計」、こぶ平ヴォイスもチャーミングな唄入りの曲、一人オーケストラ「伝説のチャンピオン」と、coba サウンドも炸裂でした。  ソロのステージの後、長いMCと曲紹介があって、Yoshie さんをドラム・キット、パーカッションに迎えてデュエットで数曲。とたんにリズムが良くなりました。coba 氏もソロの問題はインテンポで「インテンポの壁は高い」とおっしゃっていました。後日金子先生に、その話をすると「やっぱり他の楽器があるとノリが違うんだよ」。  「お店に協力するために沢山注文してください」と言いながら休憩無し、アンコール沢山のステージが終わると、お店のラストオーダーを過ぎていました。出口に向かうファンの皆さんはテクニックに圧倒されていたようでしたが、僕はとにかく良い席で視界に演奏者しか入らなかったので、coba 氏と「さし」で音楽を楽しめ、むしろ音楽性・精神性を感じた coba solo でありました。

東京アコーディオン教室(金子万久先生)レッスン

2004年11月11日 00:19

 先生のお宅にお邪魔すると、なにかアコーディオンで弾いてらっしゃることがあって、それが何かが気になります。  この日はなんと「冬のソナタ」でした。「流行ってるらしいから」  まだ、新曲を仕込んでいるのか。金子万久恐るべし!  フランスの雑誌「アコルデオネ・アコルデオニスト」が入手できたのをお見せするとアレクサンドラ・パリの写真をコピーするとおっしゃるし(レッスン後近所のセブンイレブンまでご一緒してカラーコピーしてらっしゃいました)お若い、お若い!  レッスンは、あいかわらずの低成長で、それなりに練習したはずの「リベルタンゴ」が全く形をなさず、「弾いただけ」だったので「また来週」と相成りました。

五十嵐美穂「ロシアの歌!」

2004年11月09日 00:22

 金子先生に教えて頂いたコンサートへアコーディオンを聴きに。  場所は「しまりすミュージックホール」。本当にそういう名前なのですよ。新百合ヶ丘の駅からバスに乗ります。普通の住宅地の中の普通のお宅でした。こればっかりですが、こういう会場があるんですね。ご自宅の一部がコンサートを開けるようになっているのですが、ここは玄関も見た目も普通のおうちです。音楽を聴くことだけでなくいろいろな会場を知るのも楽しい。  ホールは奥にベーゼンドルファー!が置かれていて、その前に椅子がありました。  コンサートは山口昌子さんのご挨拶ではじまりました。ピアニストであり歌も歌われる方で「当ホール在住」とプログラムに記載されています。なるほど。  各国の音楽を楽しむコンサートシリーズの初日だそうで「ロシアの音楽はぜひアコーディオンで演奏して頂きたい」とのこと。そうなのか。あんまり僕はアコーディオンに先入観がないので、そういう話を聞くと不思議な気がします。というか、何事にも先入観が無さ過ぎるのかもしれないと反省。  最初は五十嵐さんのソロで「百万本のバラ」「ポーリュシカ・ポーレ」「アムール河」「ロシア作曲家メドレー」(クラシック名曲集)「ナポリの歌」「花のワルツ」。感心したのは全て暗譜だったことです。やっぱり演奏会は暗譜ですね。  続いて、山口さんの歌でアコーディオン伴奏の「赤いサラファン」、さらにピアノ弾き語りとアコーディオンの「カリンカ」。さらに50人ほどの「会場の皆様もご一緒に」の「トロイカ」「ともしび」「カチューシャ」。  客席は「しまりすミュージックホール」の常連さんと五十嵐さんのカルチャーセンターの生徒さんが中心だったようです。「今日はだめ」と自らもおっしゃっていましたが、最後がマニアンテの「二つのギター」「黒い瞳」の高度なプログラムで勉強になりました。お弟子さんたちは皆さん「さすがは先生」と感心されていました。  アンコールが「一週間」の替え歌でした。  月曜日に楽器が壊れ 火曜日に直しに行った  水曜日に楽器ができて 木曜日に暗譜ができた  金曜日は朝だけ弾いて 土曜日はお店で弾いた  日曜日は最後のあがき この日は私の誕生日  友達よ これが私のリサイタル前の一週間  なるほど、これは大変ですね。 

谷口節夫&村上千佳コンサート

2004年11月06日 23:29

 歩いていけるコンサートというのもいいものです。茗荷谷の駅近く春日通りの向こう教育の森公園を抜けたところに会場の「La Lyre(ラ・リール)」はありました。  個人のお宅にホールがあるというお話で初めて伺ったのですが、エントランスも別になっていて本格的な仕様でした。入り口ロビーを抜けると、シフォンケーキを4つに切ったようなホールで、ステージは扇形の内側で、外周に椅子が40脚ほどセットされていました。ステージの向こうには坪庭があり、ガラスの向こうでライトアップされて、良いムードでした。四谷のコア石響、所沢の松明堂音楽ホールと、日本はこの数年で文化的な蓄積を積んだのではと思ってしまいます。  コンサートはクラシックで、前半は最初が谷口村上デュオでブルッフ「コル・二ドライ」フォーレ「エレジー」続いて谷口節夫さんのチェロでバッハの無伴奏の1番でした。  休憩時にはワインが振る舞われパンも一切れ。サロン・コンサートだなぁと実感。  後半は村上千佳さんのピアノソロでラヴェル「ボロディン風に」「オンディーヌ」、ラフマニノフ練習曲集「音の絵」の5番。ラヴェルが良かったです。というか僕は「オンディーヌ」が好きだったんだ。大学生の時にマスターがピアノを弾くカウンターの店にアップライトがあって「スカルボ」を弾いて貰ったりしたなんてことがあったっけとか、なんだか昔のことを思い出しました。いつかラヴェルがピアノで弾けるようになりたいとか、ベルトランをフランス語で読んでみようとか誓ったのが甦ったりして。  ラフマニノフはホールが小さいので選曲に問題があったかもと前説があり、確かに蓋が閉じてあったのに「音が大きい」演奏でした。しかも奏者がセーブしているのがわかる。もう耳が潰れても良いから全開で弾いて欲しかった。ロックだと思えばきっと爽快…だと思う。  それから、フォーレのチェロソナタ1番でした。丁寧な良い演奏で安心して曲に浸れましたよ。フォーレのチェロソナタは聴いたことがない曲でしたが曲の良さがしみじみわかりました。それだけ演奏が良かったということです。でも、もうちょっと演奏家のパーソナリティを前に出してもよかったかも。実は谷口氏のチェロにふれるのは2回目なのですが、前回もメインのベートーヴェンが素晴らしく奏者の息づかいの感じられる熱演だったので、今回のクールに曲のイメージを提示する演奏は意外でした。ロマン派と現代曲の違いなのかもしれません。  茗荷谷から小日向を抜けて夜の散歩を楽しみつつ帰宅。こうやって静かに帰ると音楽の余韻がいつまでも続きました。 

アダルト・ピアノ

2004年11月05日 22:12

早川義夫の書評で目についたので図書館で取り寄せて読んでみました『アダルト・ピアノ』。こんな本ですとヨミウリ・オンラインの記事をリンクしますが、「モテたい一念で41才からピアノを始め、猛練習の末にジャズが弾けるようになったおじさんの話」で、とても読みやすい1時間もかからずに読める本でした。  一カ所とても感心したのは、著者が必ず曲を暗譜するのは、譜面を読むのが苦手なうえ「暗記するまで練習をしなければ、指があやつれない」という箇所。僕が暗譜ができないというのは、やっぱり練習量不足なのかと反省。

東京アコーディオン教室(金子万久先生)レッスン

2004年11月04日 21:44

 前回のレッスンでクラッブ・アンド・ドラグスヴォルのコンサートのお話をしたところ「アコーディオンジャーナル」で取り上げるから報告の文章を書いてみないかとのお求めが先生よりあり、このブログをプリントアウトしてお送りしました。それから入手できたCDも聴いて頂きました。その結果:「ちょっと一般的な意見と違うんじゃないか」「クラシックに詳しくないとああいう感想にはならない」「普通は固い音楽だと思うんじゃないかな」というご感想でした。やっぱり暴走したかなぁ。ともあれ、自分の文章を読んで頂いてご感想を頂けるのは有難いことでした。特にアコーディオン編曲に関して「忠実で大胆」と書いたのを「おかしい」と指摘されたのは、その通りで汗顔ものでした。反省のために記事はそのままにしておきます。というか、うまい書き方が見つかりません。スコアの音は忠実に拾っているのだけれど、ただの移し替えではなくて大技が使われていると言いたかったのですが、「忠実で大胆な編曲」は変ですよね。(みなさんもご感想お願いします。メールで頂くことはあってもコメントやトラックバックがつかないので、ときどき心配になります。)  『ペトルーシュカ』については、なかなか決着がつかず、ブレーズだポリーニだウゴルスキだと各種(図書館で)取り寄せて聞き比べているので、なかなか他のCDがすすまない状態です。  それから、日曜日のコンサート会場に先生が見つからなかった話をしたところ、先生はちゃんといらしていて、打ち上げに呼ばれたので連れていってくれようとしたのに僕が見つからなかったとおっしゃいました。残念。打ち上げでの貴重な先生の演奏を聴きたかった。  レッスンは伴奏も「ティコティコ」もまだまだでしたが、「リベルタンゴ」の楽譜を頂きました。膠着状態になったからでしょうか。持参のDVDなど見て頂いたり、ローダ・アンド・デュパンドンのコンサートのためにパリからいらした松元さんのお土産のマルク・ペロンヌのコンサート・パンフレットを貸して頂いたり、いつものことながら充実のレッスンでした。そうそう、ソロでクラシックを演奏しているCDがミュゼットアレンジではなくて拍子抜けした話をしたところ、すかさず「じゃあくれるか」とつっこまれました。「こんど聴いて頂きます」とご返事。

Oleg Nedelea "Classique accordeon"

2004年11月03日 00:33

って、誰もご存じないでしょう。さっき試しにgoogle検索してみましたが、なにもヒットしません。これは却って驚異的ではないでしょうか。 これはCDのタイトルで、前日に奈良のCD店ジャンゴで購入したものです。キャプションはアマゾンにもHMVにも載っていないレア盤です!で、店長曰く「クラシックをミュゼットで演奏しています」。これを買わない手はないでしょう。曲目は、  G線上のアリア  美しく青きドナウ  トルコ行進曲(モーツァルト)  ショパンのワルツ  ハチャトリアン「仮面舞踏会」よりワルツ  チャイコフスキー「白鳥の湖」  ホラ・スタッカート など。ミュゼット・アレンジのG線上のアリアですよ。これは聴かずにはいられません。だってワルツになってるんだから。トルコ行進曲が3拍子に! どうなってるんだろう。 で、購入翌日に意気込んで聴いたところ、普通のクラシック曲アコーディオンアレンジアルバムでした。珍しいのは、純ソロであること。スリーエムのミュゼットトーンでさえ、ない。が~ん。冷静に考えると「ミュゼット」という言葉が正しい意味で使われてないのが日本の現状なのでしょう。アコーディオンがなれば、なんでもミュゼットなんだな。曲が良いのでそれなりに聴けますが、僕はクラブ・ドラウグスヴォルの偉大さを再確認してしまいました。 そうはいっても、ある意味貴重なCDなのでジャンゴには感謝しています。フランス盤らしいのにジャケット写真がピアノ鍵盤なのも確かにレアだし。ジャンゴのコメントには嘘はない。でもピエール・バルーはアマゾンに予約しちゃいましたよ。だって新発売なのに割引価格なんですよぅ。

ジャンゴ訪問

2004年11月02日 23:18

 このあいだホームページとブログを紹介した奈良のCDショップ「ジャンゴ」に行ってきました。もしやと思っていたのですが、あのブログで紹介されているアルバムはほとんど日本盤なのに驚きました。そしてジャンゴは在庫が壁面にディスプレイされていて商売の形態がブティックのお洒落CDコーナー+アナログマニアショップと化しておりました。フレンチとかボサノヴァ系の盤は全部壁に面出し。一つ一つに店長のコメントがついています。  奈良の人でジャンゴに買いに行ける人は国内盤は絶対にあそこで買うべきですね。営業時間も夜9時過ぎまでだし。とりあえずお勧めだけを買ってもそれなりに充実した音楽生活が送れると思います。僕は「どうせ買うのだから」ピエール・バルーのDVD「アコーディオン」を買うつもりだったのですが、あれは発売前で買えなかったのでした。でも3枚ほど買ってしまいました。そのうちの1枚はアコーディオンもので輸入盤でした。そのCDについては明日付の記事で。

おフレンチのコンピレーション

2004年11月01日 23:18

 YTTのサイトをご覧の向きにはおなじみの、向風三郎師の最新フランス音楽紹介の私家版コンピレーションを「発見」しました。コンピレーションの配布と時を同時期にYTTに注文したCDの梱包に同封されていたんですね。段ボールの箱の底にクラフト紙の封筒に入れられていたので見逃してしまっていました。  で、あの曲がいいこの曲がという話は、それぞれのCDを買っているので、後日のCD紹介の記事に譲ることにします(持ってない買ってないCDで良いと思ったのはジャン・ルイ・ミュラ)が、いつも感心するのは全体の流れです。その点については、今回は選曲の向風氏が解説で、「この曲の後にはこの曲でなければならない、というリクツではない何かによって、順番が決められます」とおっしゃっています。さらに「そこには自分だけではなくて他人にも諒解できるストーリーが見えたりするのです」ともおっしゃっていて、これは昔から自分用にベスト・カセットを作ったり最近ではイベント選曲をしている僕もしみじみ思っていることで、さらに「そういう意味ではフランス国営音楽FM局FIPのプログラムはとても参考になります」というのも先月は仕事中のBGMがずっとFipだったので最近の「発見」だったりするので、ああ、いつまでもツシマさんには敵わないなと思いました。  ちなみに今回のコンピレーションのタイトルは「イタリアさんにはかなわない Italians do it better」であります。僕は最初と最後のカンツォーネ(伊予の人といえば松本さんという駄洒落が来なかったのはジェネレーションの違いだよね)にはやられなかったけれどもツシマさんにやられた。



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