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おかしなおかしな訪問者

2004年12月01日 13:17

 おそらく、最も回数見ている映画の一つが、ジャン・レノ主演のこの映画。今週3回見るので、また回数が増えてしまう。いや、好きな映画ではあるのですが大好きな映画だったらいくらでもあるのですよ。  セリフをほとんど覚えているのだけれども、それなりの発見はいつもある。  今回ビックリしたのは、タイムスリップして過去からやってきた主人公を医者が診察して「記憶喪失でミシェル・ドリュケールも知らない」と言っていたこと。そんなせりふがあったのだね。對馬敏彦師または向風三郎師によれば「フランスの芸能/スポーツ/文化の領域のTV司会者の大御所的な地位にある実在の人物で,言わば国民的TVマン」である件の人物を全く知らなかったものだからスルーされてたのだ。いまでは違う。かの「ミシェル・ドリュケール・イクスペリアンス」のおかげでちゃんとわかるもんね。  この映画から音楽ネタを拾うと、ホームレスかストリートミュージシャンかという女性登場人物が、異様な風体の主人公たちに対面して芸能人かと思いこんで「エディ・バークレーにコネはある?」、さらに自分を売り込んで「歌えばモナコのステファニーなんか目じゃないよ」、そんでもってコンサーティナ弾きながら歌うのがパトリック・ブリュエルの「キャセ・ラ・ヴォワ(声を嗄らして)」。これって1992年の映画なんですが、僕が最初に見たときは、ひとつくらいかろうじてわかるってところじゃなかったんじゃないかしらん。ヴァリエテ偏差値が少しはあがったのなら嬉しい限りです。
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