スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ふるさとの山に向ひて言ふことなし 死して屍拾う者なし(その1)

2010年05月03日 19:51

遅まきながら亡くなったジャン・フェラについて僕が知っている二、三の事柄。

まずはニュースの概要を:

ジャン・フェラ氏(フランスの歌手)13日、フランス南部アルデシュ県の病院で死去、79歳。

 30年パリ近郊のユダヤ人家庭に生まれ、父親をナチスの強制収容所で失う。50年代にパリの酒場などで歌い始め、64年の「ふるさとの山」などがヒットしスターに。他の代表作に「人生は美しい」「もしも君に逢わずにいたら」「夜と霧」など。少年時代にナチスから自分を救ってくれたフランス共産党のシンパとなり、60~70年代には政府を批判した政治的な歌も多い。(パリ共同)

これは四国新聞のウェブサイトに残っていた記事で共同通信が配信ています。朝日毎日讀賣日経がどう扱ったかとか全然知らないのですが、どのみち日本でそんなに話題になったとは思えません。以外に赤旗とかで盛り上がったかも知れないのですが、その話は後ほど。

僕がフェラのことを知ったのは10数年前のことです。南仏はイタリア国境の街マントンで行われた夏期語学研修の最終日のパーティーでした。調理部門の責任者のおじさんが「ラ・モンターニュ」を朗々と歌ったのがファースト・コンタクトでした。ただただ良い唄だなぁと思ったものです。ゆっくりと歌い上げる曲なので歌詞も良くわかりました。関係ないけれど一般のフランス人は、そんなに楽器を弾いたり歌ったりしないものですが、イタリアやスペインに近い街の人はタレントに溢れています。マントンの公園で行われていた野外カラオケ大会とか滅茶苦茶歌のうまい人ばかりでした。閑話休題、「ラ・モンターニュ」ですが、その後「心のレストラン」で取り上げられているのに気付いたりして、フランスでポピュラーな曲なことはだんだんわかったけれども、作者や創唱者のこともよくわからないまま月日は流れておりました。

そのうちに、今度は日本語のシャンソンとして遭遇することになります。古賀力氏訳の『ふるさとの山』ですね。

青く澄んだ山に かこまれた ふるさと
その土地を捨てて
長いこと夢見てた 都会の暮らしに
彼らは出てゆく・・・・・

ちょっと感じが違うなと思っていたのですが正体がつかめずにいました。(続く)
スポンサーサイト

ありふれた奇矯さと、ありえない普通さ

2010年05月02日 15:56

白い顔だからというだけで、スケキヨと名付けられた不幸な白い飼い猫、しかもメスの写真を友人のメールで貰って、そういえばそんなタイトルのアルバムあったっけと思って大槻ケンジのソロプロジェクトunderground searchlieのアルバム「スケキヨ」を聴きました。存在は知っていたけれど今日まで聴く機会が無かった。検索してみたら地元の区立図書館が持っていた。流石工藤冬里さんを呼んでライブをやらせる図書館は一味も二味も違う。

凄くよく出来たアルバムだと思います。本人の意図とは違って聴きやすくてわかりやすい。少なくとも、ああいうタイプのロックを知っている人間には、おなじみのほのぼのとした懐かしいサウンドとさえ言える。おそろしいことにオリジナリティだけが欠如している。それさえ気にしなければ最高でしょう。オリジナリティなんて無くたっていいよね? そういうポップアートなのでしょう。

「あぶらだこ」が曲を書いて共演している曲があります。ちょうど「あぶらだこ」にギタリストがいなくて活動停止していた期間なので、ヴォーカルのヒロトモ氏がギターを弾いてます。そのオーケン・ヴォーカルの「横隔膜節」(リンク貼ったのは別ヴァージョンのライブなので、多分バックは「あぶらだこ」では無い)と本家「あぶらだこ」がギタリストを入れて録音したヴァージョンを聴き比べると、明らかに違う。コーネリアスの人が唄入れをした「今夜はブギーバック」以上に違う。

アングラで奇異なことをしようとして、よくある変人になるのと、自分のしたいことを普通に一所懸命にやっているだけで誰とも違ってしまうのは、同じ様だけれど別物だと思った僕の黄金週間の初日でした。

五月の巴里

2010年05月01日 23:18

五月になりました。物事はゆっくりと、しかし確実に進むのだと、春は特に強く感じます。今年はいつまでも寒い春なので、突然にもう夏の気配を感じたりしてうろたえてますが、反面嬉しい気持ち。

アコーディオン・デュオ「五月の巴里」なんて名乗っているのに、五月のパリに行ったことはないのです。せめて、パリの様子をウェブで眺めて新しい背広の代わりにしましょうか。去年は3年振りに「五月の巴里」も公の場で演奏できました。今年も一度くらいはお披露目したいものです。

お披露目といえば、シャンソンの訳詞を依頼されました。実は3月に公演済み。そのあたりの関係のシャンソン講座を、関係者として告知致します。いったいどのあたりの関係なのかと問われても、そのあたりの関係だとしか、ここでは答えられないのですが、そのあたりの関係なのです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。