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一事が休す

2012年11月30日 22:00

昨日のゴールドマンの記事を書くのに関係資料をチェックし直していて発見したことがあります。ゴールドマンは10年以上アルバムを作っていないので,ちょっとしたことを忘れてしまっているのですね。

Erick Benzi エリック・バンジというプロデューサーがいてアレンジもするのですが,最初はゴールドマンとゴールドマン絡みの作品でしか名前を見ないので,ゴールドマンの変名かと思っていました。でもこの20年ほど凄く仕事をこなしているのですね。セリーヌ・ディオンの仏語作品は全て,アズナブールのデュエット・アルバムとかも手がけています。

wiki に彼のページがありました。手がけた作品のリストも凄いのですが,略歴にロックバンド・カナダのメンバーだったとありました。これでゴールドマンとの縁に納得がいきました。カナダは1988年のゴールドマンのツァーをサポートしているので,そこからのつながりだったのですね。
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黄金人間世代

2012年11月29日 22:00

Génération Goldman というコンピレーションが出ました。直訳すると黄金人間世代で,稲垣足穂の本かクラフトワークのアルバムのようです。もっともクラフトワークのマンマシーンは人間解体が邦題で,阿木譲=松岡正剛ラインで提案された人間人形時代は採用されていません。ド・ラ・メトリーの書名に倣えば人間機械論なのにそちらでもありません。

こちらのゴールドマンは固有名詞です。1980年代から世紀末のフランスを代表するシンガーでソングライター。ゴールドマン世代は週刊誌オプスが当時の若者たちを名付けた呼び名で日本だと新人類ですね。その後はチャリティー「心のレストラン」の人だったり,トリオで活動したり,3児の父として教育学者と対談した育児書をベストセラーにしたり,24歳年下の女子大生と再婚したりしました。21世紀に入ってからは音楽活動はぼちぼちで,さらに3人の娘をさずかったり。

今回のアルバムも,トリビュート盤です。参加者のジャケット写真が,白いシャツに川の細いネクタイの当時のファッションなのが可笑しい。集合写真は面白過ぎです。ほとんどコスプレ。

内容は,つまみ聴きしかしていませんが,やっぱりクリストフとコルネイユ,アメル・ベントの実力が群を抜いています。といっても全部好きな曲なので,とても楽しめるアルバムなのは確か。

今回初めてのトリビュート・アルバムで,自身のレーベルの企画です。レーベルの共同創設者が最初の結婚でもうけた長男だったりします。

ジャッキ・アップ

2012年11月28日 19:49

定例のアコーディオンレッスン。教則本と,バッハをほんの少し。

今日のレッスンのポイントは,弱起というよりアウフタクトととらえるべし,でした。
先生に拠ると,ドイツではアウフタクトとは言っても弱起の曲とは言わないそうです。
英語にも,訳語がないという説もあるらしい。

強いていえば「アップビート」と wiki にありました。
wiki の英語版やフランス語版には,Anacrusis, Anacrouse とありましたが,一般的に使われているのかな?
面白かったのは例にあげられているのが,英語では「ハッピー・バースディ・トゥ・ユー」フランス語では「ラ・マルセイエーズ」なこと。

アウフタクトはヨーロッパ言語の前置詞や冠詞に相当するという説が腑に落ちました。なるほど歌に多い訳です。

そんなに大きくなく役に立つウード

2012年11月27日 22:00

今週から来週にかけて,4歳の幼稚園年少さんが哲学の授業を受けるフランスのドキュメンタリー映画「小さな哲学者たち ce n'est qu'un début」を繰り返し見る予定。既に2回見て,あと2回見るのですが,アラブっぽい弦楽器の曲が繰り返し流れるのが,とても印象的。

これは,ウードだ!と思うと,音楽はアレスキーでは? なんて思ってしまいましたが,短絡的過ぎます。チターが鳴ればカラスと思い,尺八が聞こえれば山本邦山と言い,マリンバ=阿部圭子的な貧しい昭和の反応です。ジャズピアノを弾くのは全部山下洋輔だと思っている年配者とかいますよね。ヴァイブはミルト・ジャクソンとか。

要するに,ウード奏者を一人も知らなかった訳です。かろうじて知っているのがウード「も」こなすアレスキー・ベルカセムだけだという寒さ。クレジットを よくよく見て,Anouar Brahem Trio の Astrakhan café と判明。アヌアル・ブラヒムはチュニスの人で'80年代にはパリで活躍し,ベジャールやガブリエル・ヤレドと仕事をしています。その後 ECM から作品を発表しています。お洒落でジャジーなはずです。そしてフレンチ。フランスのミュージシャン,特にアコーディオンの入ったアンサンブルが多く,ガリアーノと作ったアルバムもありました。

いろいろと僕好みの音楽なのに,どうして今までノーチェックだったんだろう。

フランスシネマのお気に入りフィルムは何?

2012年11月26日 22:00

僕の周りには,フランス語とかフランス文化とかフランスの音楽に関わりがあるひとが多いのですが,今日はフランス映画の話になりました。

最近割と皆が見ているのは「最強のふたり」。僕は「オーケストラ!」が好きです,とフランス人に高校生が言ったらわかって貰えませんでした。僕も その場では思い出せなかったけれど原題が「ル・コンセール(コンサート)」だったからですね。こういうことあります。

今話題の栗原類君は朝食がフルーツだそうですが,好きな映画は「パリ・ジュテーム」。

フランスの本で何が好きですか?と問われて、ルパンと答えたら,君は本よりパン(ル・パン)が好きなんだねと言われてしまった不憫な子もいた。でも,フランス語でリュパンだとわかっていても日本ではルパンだから仕方ないよね。

日本で一番有名なアコーディオニストだったかもしれないアーティスト

2012年11月25日 22:00

若い衆にタコ・オカズという名前のオランダ人の歌手がいて「踊るリッツの夜」のエレクトロなカヴァーがヒットしたのだよと話したら,「またまたそんなこと言って」と言われてしまいました。僕だって法螺ばかり吹いている訳ではないのに。

それで,「ロック・ミー・アマデウス」と「秘密警察」のファルコの話とかしてたら,アル・ヤンコビックがマイケル・ジャクソンを替え歌にした「今夜はイート・イット」「ファット」を思い出しました。

ウィアード・アル・ヤンコビック(妙ちきりんなアル)氏は,そもそもがアコーディオニストなのですね。英語版の wiki にはアコーディオニストと記載され Vアコを抱えたアーティスト写真があります。日本でも一時期コメディアン的に大変に有名だったのですが,当時のアコーディオン・ジャーナル編集長の我が師 金子万久は,ちゃんとアコーディオニストであると紹介しています。どうも最初はポルカの人だったらしい。ジャズでもワルツでもなく。そもそも子供の頃に両親がアコーディオンを始めさせた理由が同姓の「アメリカのポルカ王」フランキー・ヤンコヴィックにあやかったから。ポルカは,ああいう馬鹿方面に向かいやすいのでしょうか。ポルカ→ロックンロール→パロディーという流れにはエルトン・ジョンとフランク・ザッパの影響もあるそうです。

ゼルダ・フィッツジェラルドの小説は「ワルツは私と」というのですが,「ポルカは私と」を書く人なら悲惨な人生もないか。

アル・ヤンコビックの最初のヒットは「マイ・ボローニャ」です。当時大ヒットしていたナックの「マイ・シャローナ」はガールフレンドの名前を連呼する歌でしたが,もぢりの方ははボロニア・ソーセージの歌。ボロニア・ソーセージは輪切りにして食べる太めのソーセージ。「ムムムムム,旨いボローニャ」と日本語で連呼しているようにも聞こえます。ずっとスパゲティー・ミートソース(イタリア語でボロネーゼ)の歌だと思ってたんですが,そちらはアメリカではスパゲッティ・ボロネーズでした。アル氏のロックンロール弾き語りアコーディオンはかなりのものです。これだけ歌えて弾ける人は,ちょっといない。

犬のように働く

2012年11月24日 22:00

テレビでパリ16区を紹介する番組をやってました。お洒落なカフェの名前は固有名詞のカルトンさんに由来するのでしょうが,直訳すると厚紙。そこのオーナーの知人の若いチェリストが「僕たちは すごく練習するんだ」と言ってました。フランス語だと travailler comme un chien(犬のように働く)。だいたい犬が出てくるフランス語の表現は良くないのです。犬のように暮らすのは悲惨な(あるいは自堕落な)生活ですし,犬のように死ぬのは全てに見放され教会の祝福も受けられない死です。犬のような病いは重篤。九柱戯の遊戯場に現れた犬のように場違いな登場なんてのもあります。それらと違って,これはニュートラルな言い方に感じられました。音楽家は自分の仕事を惨めだとは感じませんからね。もしかすると英語からの借用表現かもしれません。

職業が音楽で趣味も音楽。全てを音楽に捧げたプロの凄みを感じました。昨日付けの記事でアマチュアの音楽の楽しさを語ったので矛盾しているようですが,アマにはアマの,プロにはプロの良さがあるのです。

そういえば早川義夫氏に「犬のように」という曲があります。「犬のようにじゃれあい」という歌詞がある曲も。

青春でないアミーゴは,アディオスと言わない

2012年11月23日 22:00

知人のコンサートに行ってきました。
アミーゴちらし
スナックとドリンクのサービスと謳われているのがポテトチップスとウーロン茶くらいかと思いきや,豈図らんやビールがグラスに1杯飲めて,立派な おつまみの盛り合わせが付きました。
アミーゴおつまみ
演奏も立派で,本当に こじんまりとしたお店に50人以上が入っていたので,僕の席は奏者の すぐそば,それも真後ろでヴァイオリンの弓やアコーディオンのベロウが触りそうな位置でした。文字通りバンドと一体となって聴くコンサートは初めてです。

ベーシストがバンマスの6人編成のバンドはアコーディオニスト5人を擁し,ピアノやヴァイオリンも持ち替えで演奏されます。アコーディオニストの一人は僕もアコーディオン合奏の指導で御世話になっている池田健氏。妙齢の美人アコーディオニストがツートップを張っているところだけ青春アミーゴなんですが,その お一人の大渕恵さんはアマチュアアコーディオンコンクールの初心者の部でご一緒して以来の知人です。

その大渕さんがコンサート終了直後のトゥイートに:

本当に素敵なコンサートだったなぁ。世界よ!愛してるぞ!

アコーディオン、プロみたいに弾けないけど、アマチュアにはアマチュアなりの幸せがあるなぁ。

とありました。

聴いていても素敵なコンサートでしたし,幸せでしたよ。

静かではないかもしれないが雨が降る

2012年11月22日 22:00

去年の4月からシャンソンで覚える フランス語講座というのをやっています。シャンソンの歌詞の意味と背景を解説し,正しく発音できるようにという講座です。

基本的には大野修平先生のシャンソンで覚えるフランス語の曲を順番に取り上げていますが,受講される方のリクエストにも応えます。

前回と今回はダリダの「ブリュッセルの雨 Il pleut sur Bruxelles」。これはジャック・ブレルへのオマージュで,ブレルの曲の引用に満ちていて,それを確認するだけで一仕事でした。本来はそれぞれの曲の歌詞も吟味するべきですが,それをすると1回80分の お教室を何回費やしても足りません。そのうちにきちんと検証して,最近更新のないウェブサイトの特集記事にでも できれば良いのですが…。

ところで,ダリダはブリュッセルをブリュクセルと発音しているのでした。だからといって邦題を「ブリュクセルの雨」とする訳にもいきませんね。

ちなみに来期の お教室は,12月13日,1月10日,24日,2月14日,28日の木曜日14:30〜15:50。全5回を予定。最初に取り上げるのはリュシエンヌ・ドリルの Je me sens si bien「とてもいいわ」。この曲も受講者のリクエスト曲です。

地に足の着かない,落ち着きのない男

2012年11月21日 22:00

タップはダンスですが,楽器としてのタップを踏むバンマスが率いるバンドがあります。 Natsuo 君の 2V (ドウーブル・ヴェー)です。

昨晩,彼のライヴに行ってきました:

・2V-double ve- Acoustic Live!!~タップとヴァイオリンの織り成す、熱いエレガント・ビート~
@深川江戸資料館小劇場
日時: 2012年11月20日(火) 15時/19時 開演 (全2回公演)
出演:2V-double ve-・・・清水夏生(tap) 荒牧翔太(drums/cajon) 東野恵祐(bass) 松下福寿(piano) 吉田篤貴(violin) ゲスト:柴崎和圭(accordion)

実は夏生君が中学生のときから知っているし,ゲストの柴崎先生にはクラシックのフリー・ベース・アコーディオンのレッスンを,ずっと受けているので,行かない訳にはいきませんね。

たいへん素晴しい演奏でした。グループ名の由来となった高難度のダブルウイング決めまくり。アメリのテーマで,タイトルバックで幼い主人公が遊びながらたてる物音がタップで再現され映画の雰囲気を彷彿とさせたパフォーマンスが秀逸。マイケル・ジャクソンのナンバーの完成度の高さに感心。スィング・ナンバもなかなかのものでした。いつか,Sing, sing, sing のジーン・クルーパ並みのソロを見せて欲しい。

来年1月のライヴも行こうかな。

飛びます!飛びます!

2012年11月20日 22:00

スイス人 ステファン・エシェールの新譜「飛翔」が出ていました。前作「エルドラド」の後,ライヴとかベスト盤(ロング・ボックス4枚組)は出ていましたが,純粋な新譜は5年ぶりです。サルコジ時代に新作が出ていない事情は對馬敏彦氏のブログの最新記事に詳しいのですが,要はサルコジ政権はアーティストのモラルを大いに下げたということです。逆境に強いタイプもいるけれど,ステファンさんは違った。

「タクシ・ヨーロッパ」という大傑作があるエシェール氏ですが,僕には なにをさておいても新作を聴かねばならないアーティストでもなく,作家のフィリップ・ジアンの書く詞は いつも濃いので大変そうだし どうしようかなと思ってました。しかし,前述の記事に:

そして、バシュングやテテなどのアルバムの総仕上げ人として知られるお姐さん、エディット・ファンブエナが、全曲の「ポスト・プロダクション」という仕事をしています。これはエシェールとその一党が、これは絶対に必然的になければならない音だからという音をしこたま、ぎゅうぎゅうに詰めてしまったあと、彼女が泣きの涙で「これはない方がいい」とちょちょっと梳刈りを入れたり、ピンセットで抜いたり、という辛い仕事だったそうです。とにかくサウンド的には、1曲1曲、ミニマルからフルオーケストラものまで、環境デザイン、ヴォイスデザイン、頭が下がるほど緻密に作られています。



とありました。これは聴かねばなりません。僕はエディットさんの大ファンなのです。結果はファンブエな仕事的には「まぁまぁ」でした。やっぱり姐御の声とギターが,もっとガンガン聴きたいものです。ポーリーヌ嬢の新譜の方が僕的には良かったです。

これも,試聴サイトを探しまくって聴きました。對馬さんが:

また、アメリー・レ・クレヨンの新盤『Jusqu'à la mer (海に至るまで)』と同じように、すばらしいイラストレーション14葉に飾られたブックレットが、このCDをぐっと引き立てています。こういうCDがある限り、人々はCDを買い続けるでしょう。買い続けなければなりません。



とおっしゃるのに,なんということでしょう。だって現物が日本にはないし,取り寄せている時間が がまんできないし…。ITunes Store でぽちっとしてしまいそうでしたが,それは素敵なブックレット付きを手に取って買ったらダブるし…。とりあえずネット上にあって,いつでも全曲試聴できると,自分で持っていることのリアリティーがわからなくなります。なんだかマズい事態のような気がしますが,それは別の話。

日はまた昇る

2012年11月19日 22:00

再び「サンライズ・サンセット」のことを少し:3日前に「サンライズ・サンセット」の歌い出しと,モーツァルトの交響曲40番の3楽章のメヌエットの冒頭の主旋律の音の並びが全く同じだということを書きましたが,これだけ明白だと絶対に僕の発見ではなく,すでに言い古されたことだろうと思いました。こういう似ている旋律は古今東西数多く,中山晋平作曲の童謡「黄金虫」(こがねむしーはーかねもちだー)に関してなど,ブラームスの「四つの厳粛な歌」,スーザの「海を越えた握手」,アルベニスの「カタルーニャ(スペイン組曲)」,ドヴォルザークの第8交響曲のスケルツォと,諸説あります。

で,「モーツァルト サンライズ サンセット」で検索してみましたが,何もヒットしませんでした。もしかして僕の発見!かもしれません。だからなに? という気もしますが,ちょっと嬉しい。

「サンライズ・サンセット」は「レクイエム」の「ラクリモサ」に似ているという方が いらっしゃいました。すぐには理解できなかったのですが,おそらくはモーツァルトのゆっくりした8分の12拍子が,ミュージカルナンバーのリフレインに聴こえるということのようです:
ラクリモサ冒頭
サンライズサンセットのサビ

ロボット掃除機に非ず

2012年11月18日 22:00

アコーディオン関係のイベントがあると「うたごえ」そのもの,あるいは「うたごえ」的なものが行われることがあります。要は菓子や譜面を配り みんなでアコーディオンに合わせて歌いましょうのコーナーで,伴奏自慢や「うたごえリーダー」の腕が鳴る場面です。

先日も某日某所で「女ひとり」の楽譜が配られて「さあ,お声を合わせて」となりました。

配られた譜面に:
「女ひとり」ルンバ?

ただの歌謡曲だと思ったらルンバなんですね。流石にデュークエイセス,中村八大侮りがたし。

でも,このリズム,ただのビギンではないかなとも思いました。手拍子をやってみると,単に裏打ちになってしまったし。そもそもルンバがなんだかわかりません。コーヒールンバしか知らないぞ。ダンスをやってないとラテンのリズムの違いとか全然です。

ちょっとだけ wiki とかで調べると,やっぱり「コーヒールンバ」と「南京豆売り」が代表曲みたいです。「南京豆売り」はタイトルだけ知っている状態でしたが,聴けば知っている曲でした。

リズムは基本は裏打ちに急場音楽独特の複雑で特徴的な細かい上もののリズムがあります。創唱者 Rita Montaner Antonio Machín の「南京豆売り」 ではっきりわかります。「コーヒールンバ」はちょっとリズムが違うみたいです。イタリアの Mina のコーヒー・ルンバ (1962)とか日本でヒットした編曲のせいかとも思いましたが,wiki によるとスペイン語での決定版だというキューバの Xiomara Alfaro が歌うヴァージョンを聴いても,ひっかかりが少ない,もうすこし素直なリズムです。

さきそふぉん

2012年11月17日 22:00

ちょっと前に埼玉の美術館を訪れたら前庭に噴水があって5メートルほどのサキソフォンの屋外彫刻が:
さきそふぉん

美術館でも一番人気らしく,一度心ない酔っぱらいに破壊されて元々ステンレスだったのがチタンで修復されたそうで,あの美術館のミュージアム・コンサートはサキソフォンが頻繁に取り上げられるとも。キーやタンポのディテールが忠実なのも素晴しいです。

サキソフォンの話題はいろいろありますが,思い出したのはケイト・ブッシュのサキソフォーン・ソング。your saxophone ってなんでしょうね。

偶然か必然か

2012年11月16日 22:00

そんなにアコーディオンに時間を割ける訳でもないのに,身の程をわきまえずに色々なことをやっているので,なかなかどれも成果が挙がらないような気もするのですが:
 独奏でミュゼット
 独奏でクラシック(フリー・ベース)
 デュオ
 伴奏
とか,やっているのです。

さらにアコーディオン合奏というのもあって,月に一度練習があります。先月発表会があったので昨日は1か月ぶりの練習で新曲でした。

モーツァルトの交響曲40番の第3楽章メヌエットをアコーディオンで合奏します。僕のパートはファーストで原曲のファースト・ヴァイオリン中心のアレンジです。

来月からは「屋根の上のヴァイオリン弾き」のナンバーのメドレー も始める予定です。実は「屋根の上のヴァイオリン弾き」がどういうミュージカルかを ちゃんとは知りません。森繁久彌さんが屋根の上で「でんぐりがえし」を披露するロングラン公演でしたっけ? 森繁久彌さんで思い出されるのは全校生徒が講堂に集まっての宗教講話の日に,かれが朗読する「葉っぱのフレディ」を聞いたことです。「みんな死んでしまったよ」という叫びに不思議なリアリティーがありました。

ところで,モーツァルトのメヌエットと「屋根の上の〜」で一番有名な僕でも知っているナンバー「サンライズ・サンセット」は,最初のレソシラソファ#ラソレの音の並びが全く同じなのです。選曲した指揮者の池田健氏は気付いているのかな?

mozart symphonie no 40 mov 3

sunrise sunset


滋田(稲岡)聖美さん

2012年11月15日 22:00

昼御飯を食べていたら点けてあったテレビでクイズ番組が始まります。チャンピオンに挑戦する解答者グループに二期会所属の歌手がいらして,ステージ写真が紹介されると伴奏がアコーディオンとピアノ。ご本人も「ビアホールで歌ってます」とおっしゃるし,エクセルシャーの41鍵のアコーディオンを弾いていらしたのが渡辺弘美さんで,おそらくは銀座のゲルマニアの写真です。番組は芸名の滋田(旧姓?)さんではなく稲岡さんでの御出演でした。

石川啄木に関する問題を全問正解された決勝で見事にチャンピオンを倒し,チャンピオンになられました。チャンピオンはピアニストだそうで,良きせぬ音楽家対決でした。もう続きの収録は終わっていて結果が出ていると思いますが,同じアコーディオン業界にいるものとして,明日以降も勝ち抜いて貰いたいものです。実はゲルマニアも噂に聞くばかりで行ったことがないので,一度行ってみるのも良いかもしれないかな。

ピアノ・レッスンはあってもアコーディオン・レッスンという映画はない

2012年11月14日 22:00

クラシック・フリー・ベース・アコーディオンのレッスンに通って5年になります。ベースとコードをブンチャッチャの お気楽ミュゼットと違って左右で旋律を構成するクラシックは なかなか進歩しない茨の道ですが,茨姫を見つけるべく無理せず精進しています。

今は教則本を2冊:Morgens ELLEGAAARD, Lars HOLM «Nils Eric's Melodibok », Till LARAREN «Dragspes-skola för ungdom DEL 2»。どちらもスゥェーデンの本で,指使いが斬新。エルガードは北欧のアコーディオンでは神様的な存在らしく,ラース・ホルムは日本のアコーディオン業界とも所縁の深い大先生です。ただしアコーディオン・トライブの人とは別人で,もしかすると鈴木太郎的な名前なのかもしれないと怪しんでおりまする。

黒酢のポーリーヌ

2012年11月13日 22:00

トゥイッタのタイムラインに「出てたんだ。5年ぶり」と流れてきました。みんな知らないのかな? ポーリーヌ・クロズ嬢(1979年生まれ2004年メィジャ・デビュ)の新作 Le Prix de l'Eden が10月22日に発売になっています。今月末からツアーも開始。相変らずの Edith Fambuena プロデュースです。僕はレ・ヴァレンタン以来のエディトさんファンですから,二人のコンビが解消していないのは慶賀の至り。Vincent Delerm 作曲の Dans la ville や,Antoine Massoni と共作の Quelle heure est-il ? もあり。

お嬢が来るかも

2012年11月12日 22:00

パトリシア・カース嬢の新譜「ピアフを歌う」が遂に発売され,ワールド・ツアーも始まりました。公式サイトには「愛の讃歌」の新しいクリップが出来たとか,来年5月までのワールド・ツアーの予定とかが発表され,ファンの皆さんは超盛り上がりです。

ところが,そのツアー日程に日本がないので,みなさんジャパン・パッシングに戸惑ったり憤ったり。

で,ヴァリエテKISHITSU 独占情報!という程のことでもないのですが,ネット上にプレス専用のキットを流したけしからん人がいたのですね。ファンサイトの掲示板にありました。その資料のワールド・ツアー日程表がこれ:

kaas tour dates 2013

やはり日本公演はありませんが,最後の1行に注目です。アテネ,イスタンブール,ブカレスト,トキオ,ロシアとあるではありませんか。今年はジュリエットが日本で見られました。来年は Kaas chante Piaf 全22曲が東京で体験できることを切望です。

ワンダーランドではない世界の果て

2012年11月11日 22:00

こうしてフランスの音楽を聴くにあたってさまざまなことを向風三郎こと對馬敏彦氏に教わっています。YTT 時代の彼のウェブサイト「おフレンチ・ミュージック・クラブ(1996-2007)」で学んだことが僕のポップ・フランセーズのベースとなっています。「おフレンチ」に関する資料はほとんどありませんがOVNI のアーカイブの紹介記事でネット黎明期のムードと熱意を伺うことができます。

その對馬氏がウェブサイト閉鎖の後に Pere Castor と名乗って始めたブログが「カストール爺の生活と意見」。つい先日100.000アクセスを記録した,ポップ・フランセーズのみならずフランスの現代文学や映画に関心を持つ全ての人にとってのマストなサイトです。

今朝の更新で「世界の果てで」と題する記事がアップされました。2005年にデビュー作を発表したものの,その時点で既に肺癌を発病していた女性シンガーのマリー=エレーヌ・ピカールを翌年失ってしまったデュオ,プレス・クィの2人での唯一の作品『Sauvez Les Meubles (家財を守れ)』を紹介しています。このタイトルはクラウン仏和に「救えるものだけでも救う;(火事場から)家具を運び出す」とある慣用表現です。グループ名は Presque oui で「ほぼウィ」。総論賛成各論反対か? 「ほとんど〜」だと僕には「ほとんどビョーキ」という流行語を思い出されますが,もう死語ですね。流行語の宿命。ほとんどブタ,ほとんどダメなのは,オヨネコぶーにゃん。

ブログのタイトルになっている「世界の果てで」はアルバムの(事実上の)最終曲。カストール爺の説明を引用させて頂くと「核戦争のあとに生き残ったひとりの男とひとりの女の出会いと愛と絶望と新たな希望のようなものが、寓話的に歌われて」いる感動的なナンバーです。特に歌い手が録音の時点で大病を患い程なく亡くなったというストーリーを念頭に聴くと胸に迫ります。声が可愛いタイプではなくてレ・リタ・ミツコ系のドスの利いたタイプなのも怖い。

その曲はYouTube にアップいるので聴くことができるのですが,肝心のアルバムは「CD L'Autre Distribution AD0609C (現在入手困難)」と紹介されています。でもね,MusicMe のウェブページで全曲試聴できるし,iTunes だと日本のサイトからもダウンロードできるのです。どうしても現物が欲しい向きには日本のウェブショップが通販で扱っていますが,それもダウンロード盤のCD-Rだそうですし。

僕も新譜も全曲 MusicMe で試聴するばかりです。もうビオレのVengeanceも聴けます。個人所有をしなくても良いなんて,アナーキーな時代になったものです。
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道がある,どこにも通じていないが

2012年11月10日 22:00

Talking Heads の Road to nowhere は本当に好きな曲で,もしかしたら ありとあらゆる曲の中で一番好きかもしれない,すくなくともベストスリーとかベストテンには入る,それほどではなくても ずいぶん特別な曲には違いない,そんな感じ。たまたま耳にすると聴き入ってしまうし,そもそも初めて聴いた時に何度も繰り返して聴いて,じゅうぶん聴き込んだ,そんな曲のひとつです。

で最近も,ひさしぶりに耳にして,いつもと同じに素晴しいと思いつつ,あれ?アコーディオンが ばっちり入っているなと気付きがありました。ケイジャン風味なのかな? このアコの感じはヘッズにはあまりないけど,ディヴィッド・バーンの何かにあったようなと思ったら,オムニバスに入っていたコール・ポーターのカヴァーに同じアコーディオンがありました:Don't fence me in

アコーディオニストの Jimmy MacDonell 氏については,この2曲でプレイしていることぐらいしかわかりません。あとはLimbo という映画のサントラに参加していることくらい。世界には本当に数えきれないほどアコーディオン・プレイヤがいることよ。

ついでですが,僕的にはヘッズの曲では Road to nowhere と,デビュー・シングルのlove → building on fire が双璧です。この曲はファースト・アルバムに入らなくて後年にリマスターでボーナスで入ったりベストに入ったりするまで入手困難だったのにファンが多いみたいで,YouTube を見ると たくさんの人がカヴァーしています。アコーディオンの弾き語りもあって,話がつながりました。発表当時に昨日の記事の阿木譲氏が「愛→炎に繋がれて」とタイトルを訳されていたのはポスト11月9日の視点では別の意味があるかもしれません。

これをトーキング・ヘッズ・ベスト3にしても,Once In A Lifetime を入れないのが僕の趣味だったりします。

今日のプレイリスト

2012年11月09日 22:00

T. Rex - Dandy In the Underworld
Brian Eno «Here he comes» et «By this river»
AMON DÜÜL II - VIVE LA TRANCE - A Morning Excuse
La Düsseldorf / La Düsseldorf ( 1976 )
Lewis Furey - Louise
Princess Tinymeat - Angels In Pain(sound only)
Sparks - Dancing Is Dangerous (live)
Anthony More - Judy Get Down
Klaus Schulze - Crystal Lake
Throbbing Gristle We Hate You (Little Girls)

お前を殺して俺も死ぬ
阿木譲「俺の影が泣いている」

(追記があります)
[今日のプレイリスト]の続きを読む

「狂気の愛」と富裕税

2012年11月08日 22:00

ある意味で日本における最大のフレンチ・ポップ・アイコンであるフランソワーズ・アルディさんの新譜が出ました。長きに渡った「何か変わったことをやろうとしているんだけれども何をやっても しっくりこないからファンは みんな普通の音楽が聴きたいんだよ時代」が終わり,最近のアルディさんとファンは蜜月が続いています。僕はゲンズブールの曲でヒットが出たこととセルフ・プロデュースが尾を引いたんじゃないかと踏んでますが,素直なアルディ時代の到来を告げたのが曲者バンジャマン・ビオレ氏の部分的起用だったのは皮肉です。

ちょっとネットを見てたら「アルディさん富裕税の増税に御冠」なるインタビューが。「あんなに上げられたら払えないわ。ロンドンかニューヨークに引越よ。私はサルコジに投票したわ」とのこと。「彼女のアルバムは もう買わない。そうすれば彼女も ISF(富裕税)が払えずに SDF にならずにすむだろう」なんて意見をブログに書いている人もいました。SDF は自衛隊でもスタッド・ド・フランスでもなくて Sans Domicile Fixe 決まった住所のない人たち=ホームレスです。これ,彼女の代表作 Ma jeunesse fout l'camp のルフラン冒頭の1行で,邦題にもなっている「Nous n'irons plus au bois もう森へなんか行かない」を踏まえた上に,ISF と SDF で洒落にしているわけで,フランス人は気の利いたことを言わなければいけない病気の人が多いことよと思ったものでした。

ちなみに新作のタイトルは「狂気の愛」。ブルトンの作品と同じです。ソフィー・マルソーの映画の狂気は braque なので違います。同名の小説も(ほぼ)同時に発表されています。自伝的暴露的告白的らしい。

チェット・ベイカー en français

2012年11月07日 22:00

ラジオではなくて自分の iTunes を聴いていても「この曲何?」と思うことがしょっちゅうです。今日良い曲だけど何?と思ったのはヴァネッサ・パラディの Chet BAKER 。

ボーナス・トラックなので,おそらく再発盤を入手した時に取り込んだけれど聴いていなかったらしく,このヴァネッサ・パラディ声の歌手は誰? とびっくりしたら本人でした。

ルフランで「チェット・ベイカーに耳傾ける」と歌われるのですが,ヴァネッサおでこちゃんは「チェ(ト) ベカー(r)」と発音されています。これが英語風のフランス語での呼び方なんでしょうね。

Wiki に「フランス語読みで「ジョゼフィーヌ・バケル」とも呼ばれる」と説明されるジェセフィン・ベイカーもベカールの方が普通のような気がします。因に野球はベズボルです。フランス語でバズバルと発音するんじゃないかと思っていたらフランス人に「ちゃんと英語でベズボルって言ってます」と言われたことがあります Baseball 。

微妙な固有名詞と言えばミレーヌ・ファルメールさんですが,この方もハリウッド女優にあやかった芸名で明らかに英語の名前なのでファーマと呼ぶフランス人,そのまんまファルメールと読んじゃう人,フランス語的にはファルメもありぜ。英語的に読もうとしてファルムールなど。

一般のフランス人は割と鷹揚ですが,テレビのワイドショーでキャスタが「ミヤザキのノジカ」と紹介したらアシスタントの女の娘が「ナウシカ」と訂正したのを見たことがあります。その女性は「私はハイジが好き」と正しく発音していたので,マニアというかオタク的に許せなかったのでしょう。

マスコミ的にはファルメールが正解らしく,プロモーションで来日された時に自らファルメールとおっしゃっていたという大野修平先生の証言もあります。

ER 問題はこのくらいにして,話を戻すと,晴れてシングルに戻られた熱砂天国さんの「チェット・ベイカー」は名曲です。歌手の実力とか底力というべきものが激しく感じられます。マダム・パラディがなにげなさげに歌うときは歌の巧さが際立つので,ボーナス・トラックとかびっくりする出来のことが多々あります。

カンツォーネの感想ね

2012年11月06日 22:00

昼食を数年ぶりにカジュアル・イタリアン・チェーンで食べました。どこで食事をしようかと知らない街で思案していたら駅前に お馴染みの看板があって,ずいぶん ご無沙汰だなと思ったので。

前菜のモツァレラトマトを食べていたら,突然店内の BGM が意識にあがりました。それまではカンツォーネが鳴っているな程度だったのですが,数少ない知っている曲でサビが認識されたのです。

そうなると しばらくは音楽に注意するので,カンツォーネも悪くないなと思いましたが,やはり馴染みがないので気がつくと意識から外れます。

帰ろうとしたら,また急に音楽が耳についたと思ったらピアフのミロールでした。そんなにイタリアにこだわりはなかったのかな? ミロールをバックに退店したので,そこからはフランス・アワーだったかどうかは確認せずに終わっています。

そういえば,日本でシャンソンを聴かせる店や歌う人は割とカンツォーネ,例えば「ヴォラーレ」とかをレパートリーに自然に取り込んでいます。これがナポリ民謡になるとシャンソンには入らないようですし,ロシア民謡とかは言うまでもありません。

復讐のビオレは何倍速いか

2012年11月05日 22:00

レザンロックの前の号のカバー・ストーリーが「ビオレ復讐す」だったので,思わず誰に?と思いましたが,なんのことはありません。新作のタイトルが「復讐」で今日発売です。シングルはクリップも作られていて少し前から見られますし既にラジオではかかりまくり,アルバムの無料試聴も手間暇さえ厭わなければ全曲可能です。半分ばかり聴いたところ。

わくわくして夜を徹しても全部聴くほど今のビオレさんに入れ込んでない自分がいます。それよりトゥイッタの TL に流れてきて今朝知った Emily Wells さんがヴァイオリンを弾いたりしながらライブでループを作った上に自分の歌を乗せるのを君管で見る方を優先してしまうのです。

今日はパトリシア・カース,ピアフを歌うも世界一斉配信開始で,同名のワールドツアーの初日がロンドンのロイヤル・アルバート・ホールであります。カースの今回の「プロジェクト」の「ティーザー」ビデオ7分は公式サイトで見ました。フランソワーズ・アルディの新作「狂気の愛」と同名の初の小説も今日発売。タイトルがアンドレ・ブルトンの書物と同じです。ソフィー・マルソーの映画とは違います。

これで,今年の秋の新譜は全部出たのかな。

(訂正があります)
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かるふーる

2012年11月04日 22:00

立川のアコーディオンの集い「かるふーる」に行ってきました。しばらくご無沙汰だったのですが9月に知人がミニコンサートをするので足を運んで,不思議なもので一度行くと また行けるのですね。

アコーディオン愛好家が お互いの演奏を聴くのが基本コンセプトです。

今日は長野の KAZU 氏のミニコンサート。3年前の関東アコーディオンのコンクールの上級部門に彗星の如く現れて優勝を かっさらったのは印象的でした。特別審査員の江森先生が「たいへん お上手だったと思います」と講評でおっしゃいました。

KAZU さんも ついにフリーベースの人となり,右が鍵盤で左がバヤン(B グリフ)の おそらく日本で唯一のスペックを持つ楽器を駆使して,数々の難曲を披露されました。

僕が弾いたのは,いつものコロンボの「ジェルメーヌ」とトマンの「アンファン・デモン」。テクニック的に問題はありましたというか,要するに間違ったりしたのですが,心が折れない演奏は出来たと思います。今日考えていたのは,とにかく絶対の自信を持って演奏しなければいけないということで,モデルにしたのが shaggs なのは問題かもしれませんが…。とりあえず演奏者の迫力で20人ほどの聴衆の皆さんの気を逸らさずにはすみました。

今日はピアソラを何曲か聴くことができ,昨日の空谷足音のオールモスト・オール・ピアソラ・プログラムを聴きながら漠然と考えていたことが明確になりました。
 ピアソラには ものすごく通俗的な泣かせる部分があるけれど,むしろピアソラの真価は現代音楽的な旋律や和声にあって,素敵なメロディーで ほっとするピアソラは印象に残りにくいのではないかと思いました。その難しい部分を興味深く演奏するのが大事で,いたずらに偉そうな難解さを誇っても仕方ないのがピアソラの大変さではないかと。

帰りに立川駅に向かう時に,同席した萩本氏にアコーディオンを背負っているにしては足が速いと言われ,もしかするとアコーディオンを背負っているときは有意な歩行速度差が発生しているのかもと初めて思い至ります。最近,こういう気付きが多いような気がします。

空谷足音

2012年11月04日 06:00

吉祥寺のスターパインズカフェにて,空谷足音の文化の日の定例のライブ。

なにしろ中心人物の柴崎和圭先生にクラシックアコーディオンを,お習いしているので,毎年欠かさず足を運んでいます。昨晩の柴崎先生は河童のかぶり物(覆面?)を装着してのアンコール曲リベルタンゴのイントロのソロパートが白眉でした。

行く度に他のライブハウスと勘違いしていて場所が地下なのに驚きます。年に一度しか行かないとこういうことになる。

ヴァイオリンの北村真紀子さんが素晴しく,フルートの高橋雪さんが面白く,ピアノの荒川由貴さんは実力派で,ベースの岩崎鮎夏さんも安心して聴けます。アコーディオンに比較して歴史の長い楽器は表現力があるなぁと。

チチャーラ(駒の手前を弾く特殊奏法。セミのこと? フランス語だとシガールだから。これのおとなしいのが駒のすぐ向うを弾くクラシックでもやるスルポン)を決めたときの北村さんの悪戯小僧のような表情が魅力的でした。小悪魔的と言うべきか。

写真はスターパインズがくれたクッキー。チキンカツサンドと生ビールのセットを頼んだら結構時間が経ってから売り切れですと言われて演奏時間もせまっていたので取り消したのですが,第1部と第2部の間の休憩で「さきほどはすみません店からのおわびです」と持ってきてくれました。

星のクッキー


ざくろ石(マラヤ・ガーネット)

2012年11月03日 22:00

原石を貰いました。経済活動を行わないマサイ族が掘っているので値段が付かないとか研磨前とかでプレゼントでした。オムスビ型で最大径が1.5センチくらい。これを持っていると血流が良くなって健康になり生命のベースが強化されるって,ある種の薬品のようです。

マラヤガーネット



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