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谷口節夫&村上千佳コンサート

2004年11月06日 23:29

 歩いていけるコンサートというのもいいものです。茗荷谷の駅近く春日通りの向こう教育の森公園を抜けたところに会場の「La Lyre(ラ・リール)」はありました。  個人のお宅にホールがあるというお話で初めて伺ったのですが、エントランスも別になっていて本格的な仕様でした。入り口ロビーを抜けると、シフォンケーキを4つに切ったようなホールで、ステージは扇形の内側で、外周に椅子が40脚ほどセットされていました。ステージの向こうには坪庭があり、ガラスの向こうでライトアップされて、良いムードでした。四谷のコア石響、所沢の松明堂音楽ホールと、日本はこの数年で文化的な蓄積を積んだのではと思ってしまいます。  コンサートはクラシックで、前半は最初が谷口村上デュオでブルッフ「コル・二ドライ」フォーレ「エレジー」続いて谷口節夫さんのチェロでバッハの無伴奏の1番でした。  休憩時にはワインが振る舞われパンも一切れ。サロン・コンサートだなぁと実感。  後半は村上千佳さんのピアノソロでラヴェル「ボロディン風に」「オンディーヌ」、ラフマニノフ練習曲集「音の絵」の5番。ラヴェルが良かったです。というか僕は「オンディーヌ」が好きだったんだ。大学生の時にマスターがピアノを弾くカウンターの店にアップライトがあって「スカルボ」を弾いて貰ったりしたなんてことがあったっけとか、なんだか昔のことを思い出しました。いつかラヴェルがピアノで弾けるようになりたいとか、ベルトランをフランス語で読んでみようとか誓ったのが甦ったりして。  ラフマニノフはホールが小さいので選曲に問題があったかもと前説があり、確かに蓋が閉じてあったのに「音が大きい」演奏でした。しかも奏者がセーブしているのがわかる。もう耳が潰れても良いから全開で弾いて欲しかった。ロックだと思えばきっと爽快…だと思う。  それから、フォーレのチェロソナタ1番でした。丁寧な良い演奏で安心して曲に浸れましたよ。フォーレのチェロソナタは聴いたことがない曲でしたが曲の良さがしみじみわかりました。それだけ演奏が良かったということです。でも、もうちょっと演奏家のパーソナリティを前に出してもよかったかも。実は谷口氏のチェロにふれるのは2回目なのですが、前回もメインのベートーヴェンが素晴らしく奏者の息づかいの感じられる熱演だったので、今回のクールに曲のイメージを提示する演奏は意外でした。ロマン派と現代曲の違いなのかもしれません。  茗荷谷から小日向を抜けて夜の散歩を楽しみつつ帰宅。こうやって静かに帰ると音楽の余韻がいつまでも続きました。 
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