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coba solo

2004年11月11日 00:21

 coba を聴くのは3回目。初めて聴いたのは去年の夏で箱根彫刻の森美術館での野外ステージ。2回目は先日の V-accordion お披露目の池袋。諧謔の人 coba 氏が「ただの時ばかりありがとうございます」と言いそう。どちらも良かったし、ソロ・ツアーがあるというので、これは行こうと思いました。しかし、coba のコンサートは1ヶ月前に行こうと思ってライブハウスのチケットが残っているものではなかったのでありました。  で、諦めていたのですが、突然、なんかちゃんとしたアコーディオンのコンサートに行きたくなってしまって、ライブ前日、会場の六本木スヰートベイジルに電話しました。立ち見の当日券とかあるかなと思ったのです。すると、キャンセルが出ていて1名ならば大丈夫とのお返事。僕のアコーディオン・ライブ投資額最高の5,775円を投じることになりました。  良い席を確保するためには当日の3時に整理券を取って開場時間に再びライブハウスに行くというシステムは面倒くさかったのですが、たまたま時間の都合がついたので、まず3時ちょっと前に六本木に赴くと、既に整理券は20番台でした。年齢層が高いファンなのに皆さん頑張りますね。その上ファンクラブ優先入場なので、あまり良い席を期待してなかったのですが、あに図らんや。さにあらず。目に初鰹。ドニ・ラヴァン。入場時に案内おねーさんが希望がをきいてくれます。左手ベースボタンの動きが見たかったので「ステージ右側出来るだけ前」と言ったところ、1人客が幸いしたか最前列ステージ右側でちょうど coba 氏の視線が飛ぶ位置でした。  ハコは大変にお洒落で、ちょっとテーマパークっぽかったりさえします。ウェブサイトが非常に良くできていて、事前にヴァーチャルツアーで得た印象そのままでした。みなさんもホームページに行ってみましょう。従業員も多く、空間を贅沢に使ってて、これで商売やってけんのかいなと思ったのですが、Sweet Basil はヱスビー食品の頭文字でアンテナショップだったのですね。coba 氏がカレーマルシェのCMソングを演奏した後「ハウス食品の曲ですいません。ヱスビーさん」とMCで教えてくれました。オーダーしなければいけなかいので僕はシャンパンなど嘗めていたのですが、隣の席の女性客は料理を褒めていました。もっとも coba 氏に拠れば近所にある氏のレストランと「どっこいどっこい」だそうで、その表現では「どっちもどっち」なのかもしれません。しかし coba 氏は口が悪い。  演奏に文句があるわけはありません。音楽的にも技術的にも日本最高峰であることに違いありませんね。曲はほとんどが自作でMCもなく9曲連続で完全にソロで演奏されました。楽器はキャバニョロでMidiではなくマイクで音を拾っていました。既に登場前からアコーディオンのメカの音(スイッチの切り替えとか)がPAから聞こえてきます。いくらかリバーブがかかっているくらいでエフェクトもないストレートなアコーディオン・サウンドです。  アコーディオンは人間性が露わになると coba 氏がおっしゃるとおりの正直なプログラムで本当に直球勝負。始めの方でタンゴの曲があって、これはピアソラだと強く思いました。表面的な音楽性よりジャンルをきわめてジャンルを超越しようとする意志がピアソラなのです。ソロパート最後の曲は「家族の肖像」という曲だったのですが、まるで「リベルタンゴ」のカラオケで作った曲だと思ったら、後半はそのまま「リベルタンゴ」になりました。これは凄かった。今までに聴いた生の「リベルタンゴ」では間違いなくベストです。他にも3拍子の曲がサウンドオブミュージックの「マイフェイヴァリットシングズ」に似てると思うと、アドリブでそのままのフレーズを弾いたり、オリジナリティに自信がある故にオリジナルにこだわらない境地を感じました。そういえば最後から2曲目が「カヴァレリア・ルスティカーナ」でメロディーの美しさを愛おしむ演奏も素晴らしいもの。これは座っての演奏で、いわゆる coba イメージとは違う世界でした。もちろん作曲力をみせつける「僕が鬼」とか「曲がった時計」、こぶ平ヴォイスもチャーミングな唄入りの曲、一人オーケストラ「伝説のチャンピオン」と、coba サウンドも炸裂でした。  ソロのステージの後、長いMCと曲紹介があって、Yoshie さんをドラム・キット、パーカッションに迎えてデュエットで数曲。とたんにリズムが良くなりました。coba 氏もソロの問題はインテンポで「インテンポの壁は高い」とおっしゃっていました。後日金子先生に、その話をすると「やっぱり他の楽器があるとノリが違うんだよ」。  「お店に協力するために沢山注文してください」と言いながら休憩無し、アンコール沢山のステージが終わると、お店のラストオーダーを過ぎていました。出口に向かうファンの皆さんはテクニックに圧倒されていたようでしたが、僕はとにかく良い席で視界に演奏者しか入らなかったので、coba 氏と「さし」で音楽を楽しめ、むしろ音楽性・精神性を感じた coba solo でありました。
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