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Gypsy Swing JAM 2004 セッション・ライブ at Bird Land

2004年12月29日 21:27

 とんでもない遠出、というか移動の途中で立ち寄ったのですが、ライブハウスは刈谷にあります。例えば東葉勝田台というところにライヴを聴きに行ったことがあるのですが、この地名は東京で東京メトロ東西線を使う人には伝説の地名でありましょう。実際に、その地に足を踏み入れた時はあたかもメッカに巡礼を果たしたような感動の1パーセントぐらいを感じたものです。しかし今回は愛知県刈谷市:まったく知りませんでした。ごめんなさい。到着しても訳がわかりません。夕方現地について駅近くのビジネスホテルにチェックインして、とんでもない深夜に戻って、朝ご飯を食べて出発。いまでもわからないままです。あ、駅前にコメダ珈琲があったので来年このライブがあったら、駅の上のビジネスホテルに素泊まりで良いから泊まろうと誓いました。  会場の BIRD LAND にはタクシーで行きました。だって行く手段が他にないのだもの。まわりに何があるわけでもなく、おそらくお客さんは全員車で来ています。おそるべし愛知県。広々としていて、音楽に関わる様々なグッズ(レコードジャケット、ポスター、フィギュアなど)に満ちていて、他にミニカーのコレクションとか飾られていて、なおかつごちゃごちゃしていない。素晴らしい店です。事前情報では「フロアで(沢山の)客が踊る店」というのがあって半信半疑だったのですが、とにかく空間が潤沢。ステージとその周辺だけで「葦」ができるだろうと、いう位。  ライヴは3ステージで、ファーストステージが、伊藤・山本の東西巨匠に地元の鈴木「総長」さんのギター3本。さらに青木「キャオ教授」さんのアコーディオンが加わって、だんだん人数を減らして、最後はキャオさん山本さんのデュオで2曲やってしめました。キャオさん相変わらず達者です。僕はギターの山本さんのファンで彼の鉄筆で刻みつけるようなソロを「鉄線描」と名付けているのですが、健在でした。初めて聴いたときの印象が余りに強くて、いままでは「あの時は特別だったのではないか」と思ったりもしていたのですが、この日は絶好調で、もしかすると今までで一番だったのかもしれません。特にこのステージのラスト曲「ゴッドファーザー愛のテーマ」は絶品で、実はライブ中ずっと喋っているというか、もはや議論しているお客さんたちがいらしたのですが(念のために申し上げるとライブハウスで演奏中に喋るな叫ぶなと言いたいわけではありません。そういう普通の店としても機能するライブハウスもありだと思うのです。もちろん静かに聴きたいなと思うときもあり、そういうときはその場で直に喋っている人に「お願い」するか、帰りますね)、山本さんがソロでテーマを弾くと例外的に静まりかえりました。う~ん。  第2ステージはアコーディオンセットで、最初がキャオ教授とソプラノサックスの松本学さんのユニットDNJP。クロードとオブリビオンの2曲でしたが、これが良かった。リード楽器同士の組み合わせというのも乙なものでした。そして、ギター、ベースを従えてのかせい「こなつ」洋美さんのミュゼット2曲。最初が「真実のワルツミュゼット」(この邦題もなんだかいつも不思議。おそらく嘘に対する本当という意味ではなくて、贋物ではなくて本物の意味だと思うんです。でも邦題って定着すると動かしにくいですよね)と「ジェルメーヌ」(作曲者の奥さんの名前…のはず。「クーカ」みたいに犬の名前だとまずいな。金子先生によると昔は「ドイツ女」という邦題がついたことがあるらしい)。僕は、ジェルメーヌが特に好きな曲なので嬉しかった。こなつさんは恰好良いです。中京地区を代表する美人アコーディオニストですね。デコレーションの入った白いコンティネンタルが似合います。これが凄く良い楽器で、後でちょっと弾かせて貰ったのですがカソットのシングルトーンとか綺麗です。デコレーションだけで僕の楽器が買えるだけのことはあるけれども、それに楽器負けしない「こなつ」さんをこそ、褒めるべきなんでしょう。  ステージの合間に味噌だれのチキンカツなど食するうちに第3ステージ。スゥィング・ニグロッツの北床「イケメン」宗太郎氏がヴァイオリンで入ったアコ抜き編成で始まり最後は全員で4曲。北床さんのヴァイオリンは聴く度に良くなっています。この日にいろんなセットにはいってらした「しげとくま」のScighestein氏にしてもそうなのですが、何かプロとアマって決定的に違うのだけれども、そのプロッぽさがどんどん増している。彼はまだ学生の筈だけれどもいいのでしょうか。それから、もうこのあたりは山本氏が本当に絶好調でした。ラストの「黒い瞳」のソロとかとんでもなく良かった。「マイナー・スゥィング」とかチャボロの曲も良かったな。いや、でも、もうみんな良かったですね。地元総長さんなんか1弦を切りながらバシバシ弾くし。こなつさんも華があるし。  で、ステージは10時半ぐらいに終わったのですが、「楽器を持っている人は適当にセッションをしましょう」になって、僕はビジネスホテルに戻る足もないし、ジャンゴラインハルト研究会員でもないのに、ず~っと残っておりました。しげ&こなつのミュゼット大会を間で(目の前でより近い)聴いたり、キャオ教授の入ったトリオを聴いたり…。いつまでもいつまでも続くギタリストの皆さんのセッションあるいは勉強会を聴いたりしていると、学園祭やライブやディスコでいろんな音楽を、ああ、こんな音楽があるんだな、なんて恰好良いんだろうとぼーっと聴いていた中学生や高校生の時代に戻ったような気持ちになります。  最後まで音を出していたのは山本さんとしげさんでした。ミュージシャンというのは本当に音楽や演奏が好きな人たちなのだと思います。  ボタン式アコではジャムに混ざれないし、ピアノ鍵盤を借りても「なにもできなかった」ので来年もこの企画があるのならば、それに向けて、そうでなくてもジャン研に入れて貰ってまずはミュゼットのスタンダードの数々をレパートリーにしたいと誓った一夜でした。なんといっても「日本のヴァリエテのナンバーワン」の弟子なんだから、そのくらいやらないとね。(2004年12月30日記)
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