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アコーディオン連休

2007年09月17日 22:25

2日間アコーディオンを弾かなかったのではありません。連休をアコーディオンに費やしたのです。ほぼ文字通り。昨日が関東アコーディオン演奏交流会の独奏コンクール。今日がaccordion.jp主催の第3回柏アコパでした。コンクールは入選を頂きました。みなさまありがとうございます。
関東アコのコンクールは、今年で3年連続の参加。
去年は日本で最初で唯一かもしれないボタン式アコーディオン男女デュオ「五月の巴里 gogatsu-no-Paris-」での参加ですから、ソロでは2回目です。

僕はボタン式に転向して3年半になります。なので今年は、経験3年程度(鍵盤楽器の経験有)の初心者の部Aに出ようと思っていました。まだ初心者の資格があります。それで2年後の2009年に、去年始めたフリーベースでもう一度初心者Aに出る予定でした。このような遠大だか反則だかこすっからいかよくわからない計画を立てていましたが、諸般の事情で変更です。

金子万久が急逝して師を失い、人生の無常を感じたためにもたもたしていられなくなったとか、クロード・トマンを日本に紹介せずにはいられないとか、フリーベースもなかなかものになって遂に柴崎和圭先生からスカルラッティを弾いて良いとお許しを得たとかそんなことです。

そこで、10月1日の最初のレッスンから始めて11ヶ月のフリーベースで初心者の部Aに出て、クロード・トマンの初心者向けと銘打たれた曲2曲のセットで中級の部に出ました。2回分の予定を1回ですませるわけで、独奏のダブルエントリーは、関東アコ19年の歴史上始めてだそうです。

結果は、初心者Aの部で入選しました。3位以内の入賞は果たせませんでした。参加者5名ですから、要は4番だったのですが、入選は審査員の採点が10点満点で8点以上なので、これは誇れます。なんといっても始めて1年だし、凄いミスタッチがいくつもある演奏でした。時間内に収めるためにスピードが安全圏を少々逸脱した早さだったせいもあり、緊張と興奮のせいもあります。間違えたときに「あれ?」と声を出したのがいけないと、時計係をしていた実行委員に言われてしまいました。「あれ?」がなければ入賞かもしれなかったけれども、初心者の部の入賞は2年前にスタンダードベースで貰っているから、構いません。入選の評価を頂けただけで満足です。そういいながら2年後に、またフリーベースで初心者Aに出ているかもしれないけれど。会場の響きの良さもあり、実に気持ち良く弾けたのは確かです。50名ほどの聴衆の皆さんにも御礼申し上げます。

このコンクールの特色として、聴衆のメッセージと審査員の講評をカードでいただけるので、以下に採録します(以下引用)「かっち」さんらしい演奏が出来ていたと思います(メッセージカードより引用)フリーベースにチャレンジすること本当に良かったです.是非頑張ってください/チャレンジ精神とても、素晴らしいです。フリーベースの和音を連続で弾く所、音を十分保持して、接続できればいいですね/ラストより3小節前の(本文ではここに細かい動きの部分のリズム譜―引用者註)リズムを正確に。これからも頑張って下さい/ゆっくり目ではありますが、バロックの面白さは伝わって来ました。時に、ベローの返しの「ギセイになった音たち」も少しはいました。またがんばって下さい。音づくりの神経は、いいと思います/とてもていねいに音を出していると思います。音楽的完成度を目指してがんばって下さい。1.左手のバンドの長さ調節 2.楽器の安定させ方 3.ベローを使った表現を。特にピアノとかデュミニュエンド(講評カードより引用。引用終わり)

入選できなかった中級の部では、クロード・トマンを弾きました。去年フランスに行ったときに惚れ込んだ曲と作曲家です。コンクールで司会の方に読みあげていただいた僕のコメントを再録します。(以下引用)

グレコやムルージの伴奏者クロード・トマンは素晴らしいアコーディオン曲を数多く作曲し、今、最もフランスで評価の高いアコーディオン作曲家のひとりですが、我が国では、まだあまり知られていません。今日は彼が初心者向けと銘打って書いた曲を2曲ご紹介致します。最初の曲「夏のリモナール」はお祭りの手回しオルガンであるリモナールをイメージしたノスタルジックなワルツ。2曲目の「こどもあくま」は彼の傑作の一つでメランコリックなメロディーとデリケートな和声が聞き所です。どちらも日本初演かもしれません。(ここまで引用)

ここでも破壊的なミスを連発しましたが、曲想は十分に伝わったと思います。会場の響きがあまり良くなかったのですが、とにかく気持ちよく弾けました。200人近い聴衆のみなさんがちゃんと聴いて下さっているのがはっきりわかり、本当に嬉しかったのです。要するに完成度が低かった、つまりさらいきれていないのが問題なので、1部門に絞ればもうちょっと良い結果が得られたかもしれません。でも、どちらも十分に楽しかったので僕はこれで良かったと思っています。

こちらもメッセージと講評を引用しちゃいましょう(以下引用)とても雰囲気のある曲ですね/ヨーロッパ映画のワンシーンを見るような―大変感動致しました/2曲ともとても素敵な曲ですね。私は2曲目の曲の調べがとてもすてきだと思いました.ひびきがよいですよね/上質のフランス映画の中で使われていそうな雰囲気の曲たちでした。クロード・トマン、日本でも普及して欲しいですね!!宣教師となって広めて下さい/大変楽しく聴かせて頂きました。クロードトマン、フランスの湿っぽい憂いを感じますね。前半の曲の方が出来がよかったですね。後半はもう少し反響のあるホールなどで弾くといいと思います。今度は"2 en 1"を聴かせて下さい!/素敵な曲ですね。どちらかと言えば1曲目の情感が好きですが。また聞かせて下さい(以上メッセージカードより引用)気持ちのよい,神経のとどいた演奏でした。時に度きりとする所もなくはなかったのですが、曲の表情としては充分伝わりました。どこかでまたきかせて下さい/1曲目:とてもステキでした!なんと線のうつくしいこと!アコもとても、なつかしい音がしますね。Gooood 2曲目:とてもきれいな始まりで、よかったです。ステキ。途中ベローイングにみだれがでてくるので、気をつけてね。最後、ねばりがあるとなおすてきになると思います/メロディを美しく表現されています。抑揚もよく出ていたと思います。全体にBassのひき方とベローイングに課題が/一曲目は余り難易度の高くないアレンジを正確に弾くのは大変良いことだと思います。二曲目はフレーズの間を丁寧に研究すると更に良くなると思います/ある程度の難易度の曲を一応形どおりひくと、アコーディオンの音色の魔法のしかけで大変上手そうにきこえます。But,しかし、ベローイングの基本的操作がきちんとできていないと、どこか不完全な、不安定な、なんかしっくり来ない音楽になってしまします。クラシック音楽の基本をしっかり学ぶ、(例えば名演奏をきくことを含めて)ことの大切さを知ってほしい。音楽、フレーズがバラバラになっている所が多い/良くこの2曲を「初演」してくれました。表現も大変良かった!!/1:とても安定したひき方です。2:ムードいっぱいです。ベローの切り返しで音が切れないように注意して下さい/哀愁ただようアコーディオンのメロディーがいいですね。途中のミスがなければ、もっと、気持ちよく聞けると思います。(部分的に、ゆっくりと練習して)全体を、まとめて、又ぜひ聞かせて下さい/とてもいい曲を紹介してくれました。こまかいところまできちんと行き届いた演奏です。2曲目、ベローのかえし方に注意をして下さい(以上講評カードより引用。引用終わり)

コンクール全体としては、いろいろな人の演奏を聞くと自分の考える良い音楽のイメージがはっきりしたのが収穫でした。上手な演奏も、良い演奏もたくさん聞けました。ご指導をいただいた柴崎和圭先生、フランスのジャック・モルネ先生、フレデリック・デシャン、クロード・トマン、聴衆と実行委員の皆さんに感謝です。多くの知人に再会し、谷口のサンデートークにいらした方たちにもご挨拶頂きました。ありがとうございます。

自分の出番を終えて、やっと実行委員として仕事をしました。上級の部の椅子を奏者の好みに応じて取り替える仕事です。みなさん出番前なので気持ちよく演奏して頂けるようにこころを砕きました。それからゲストの演奏、講評を1時間かけて伺うと午後7時です。8時半にホールの前に集合して準備したので10時間以上の長丁場でした。それから打ち上げで、珍しく大変に酔っての帰宅でした。

明けて17日、敬老の日の今日は、柏でアコーディオンパーティーです。アマチュアの演奏発表会です。柏で精力的に輸入アコーディオンを販売する川井さんの企画で、顧客サービスでもあり、アコーディオン普及活動でもあります。

8時に起きてあたふたと出かけたので、会場に着くと10時開始の10分前でした。最初に申し込んだので最初の演奏をという川井さんの申し出を固辞して、午後に回して頂きました。それで、十分に練習したのですが、今日は練習が実に快調です。午前中は、半分くらいリハーサルルームで練習し、昼休みも練習です。フレーズが全部決まるので、練習が楽しくてなりません。

それで、午後2時少し前くらいの出番でした。時間制限がないので、スカルラッティのソナタものびのび弾けます。後半も繰り返しました。クロード・トマンも反響が素晴らしい400人のホールで堪能しました。でも、ミスはありました。結局、もっと練習しろということでしょう。

金子万久のアレンジや、作曲を幾つか聞きました。どれも僕が持っているイメージとは違った音楽でした。とくに「かなしきエンディミオン」が完全に奏者の音楽になっていたのが印象的でした。僕は先生の演奏と自分の演奏、あとはデュオの相棒の演奏でしか聴いたことがなかったのですが、それらは、すべて金子万久流です。楽譜から曲想を掴むこと、音楽の流派(エコール)について考えてしまいます。

ここしばらくのアコーディオン活動が一段落です。来年の夏は日本アコーディオン協会がワークショップを行って、小規模なコンクールがあるようです。次の目標はそのあたりでしょうか。いつかクロード・トマンの作品だけで演奏会をするとか、夢は広がります。
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コメント

  1. くどうえり | URL | 2KWV6q.Y

    祝・入賞!

    かっち。さん、入賞おめでとうございました!
    今度是非また≪かるふーる≫にて入賞曲のご披露をお待ちしています♪ (残念ながら、私は中級部門の演奏しか聴けなかったので)

  2. かっちさんも連日だったんですね

    こんばんは。かっちさんも、アコ三昧の三連休だったのですね。すごいエネルギー。私も頑張らなくてはって思っています。12月にもお話しなさるのですか。今回はぜひ、伺いたいかと思います。10月は、長坂さんのを予約したのです。今週末は、神戸で「はるまきちまきさんぉ趙さん」のライヴを聴きに行きます。彼らも、アコーディオンを入れた庶民派の優しい歌を歌ってくれ、ファーンになっています。そうそう、blogお引っ越ししましたのでよろしく。

  3. ZEN | URL | tIL38ZZg

    北海道のZENです

    柏アコパでお目にかかりましたZENです
    かっち様2日連ちゃんお疲れさまでした
    わたくしバロンブリーニのFB付きボタンアコを購入して
    かれこれ3年ほどになりますが、まったく自己流のため
    はじめのうちはフリーベースがうまく使えずSBばかり
    使っていました
    最近すこしづつFBにも挑戦しています
    よろしくお願いします

  4. かっち。 | URL | V54S/nVg

    コメントありがとうございます

    コメントありがとうございます。

    >くどうさん
    「せせらぎ木漏れ日そよ吹く風」にお返事書かせて頂きました。

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