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フレッド(デュシャン)~ジェローム(リシャール)のライン

2008年08月07日 22:00

期せずして、ここのところエントリーがフランスのトップ・アコーディオニスト紹介シリーズになりましたが、この話題はとりあえず今日で一段落にします。トリは、当代一のテクニシャン、ジェローム・リシャールであります。

凄い演奏です。最初はミュジキニの全速力ナンバーのヴァリエーションかと思ったのですが、よく聴くと違う曲かもしれません。それにしてもよく似ています。

ジェローム・リシャールは1980年生まれですから、まだ20代ですが、フレデリック・デシャンの一番弟子で、すでに10代であらゆるコンクールを総嘗めにし、ギュス・ヴィズール賞も2004年に穫っています。ソロのCDがすでに3枚出ています。詳しくは彼のウェブサイトにありますが、この演奏を聴けば経歴も解説も不要だと思います。

師匠のフレデリック・デシャンもフランス人で初めて三大コンクールを制覇した伝説の名手ですが、近年は教育者としての評価が高く、アコーディオンのテクニックに関する著作もあります。彼のウェブサイトには載っていないけれど1970年ニース生まれなので、ナタリー先生(この人も人気商売の女性アーティストの常として、もはやプロフィールに生年はないけれど)と同年代です。当時のジャック・モルネ門下にはクリスティーヌ・ロッシもいて錚々たるメンバーが揃っていたのです。

僕はデシャンの夏のマスター・クラス合宿に参加したのでデシャンの人柄と音楽性の素晴らしさも直接知っています。そのあたりの話はまた後日。あと、デシャンはネット上に音源も動画も見つけられませんでした。ドラムとベースのトリオのCDも出しているのですが日本に入ってないみたいだし…。

フレッドの門下からは世界コンクールの入賞者や優勝者が続出し、ニュージーランドから門下に加わって世界コンクールに入賞しオセアニアのコンクールに凱旋した少年もいて、フランスアコーディオン界ではスニマと覇を競っています。

最後にジェロームの純ソロで、お馴染みのミュゼットメドレーを聴いていただきましょう。僕はフレッドの合宿で、このメドレーの楽譜も貸してもらいましたが元になっているのは普通の楽譜です。とんでもないヴァリエーションを堪能して頂きましょう。あとの聴き所はホーナーの新しい楽器の性能と、途中のベンド(音程を下げる特殊奏法)です。

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コメント

  1. くどうえり | URL | 2KWV6q.Y

    すごい!

    う~ん、素晴らしいですね!
    ついついこれも見ちゃいました!!

  2. かっち。 | URL | V54S/nVg

    楽しんで頂けて嬉しいです。

    おととしフランスに行って残念だったのはフレッド(デリック・デシャン)のスタージュ(講習)に、もうジェロームがアシスタントで参加しなくなっていたことです。今年はオーベルニュのアコーディオン学校スニマのゲスト教授がクロード・トマンだったのも、ちょっと悔しかった。でも、会うべき人にはいつかかならず会うだろうとも思うのでした。

    ジェロームの凄さは誰がみてもわかりますね。

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