スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宝石と小石のポルカ

2009年03月06日 22:00

2月25日のエントリーで書いた食事会のことは、その翌日の記事「クラリオン」でも触れましたが、そのときにもう一つ話題にしたことで印象的だったことがあります。
その日、このブログの2月17日でご紹介した映画『ビジター』のDVDを見たばかりだったので、あるシーンの話をしました。

それは、宝石を無くして寝込んでしまった男が、「宝石、小石、みみずく」とうわ言を言うシーンで、字幕で見ても意味不明なのですが、フランス語では宝石はビジューbijou、小石はカイユーcaillou,ミミズクはイブーhibouで韻を踏んでいるのでした。それだけではなく、これは文法的に例外の単語で複数形がSではなくてXになるのです。フランス語ではこういう例外は7語しか無く、フランス人には我々が百人一首の「むすめふさほせ」を覚えているように親しいものであるようです。だから宝石が無くなったショックで寝込んで、ビジューとうわ言を言うと惰性で残りを言ってしまったことがギャグになる次第です。

昔のフランス語教育をする人は日本でもこういうことを教え込んでいたんですね。僕も学生時代に、かなり御高齢の先生に節をつけて教わった記憶があります。そんなわけで、その時に残りの4つを思い出そうとしたのですが、おもちゃのジュジューjoujouとシラミのプーpou,膝のジュヌーgenouは出て来たのに、あと一つが思い出せず、AVルームには辞書も無く、生徒を置いて調べにも行けず歯噛みしたのですが、夜になってお酒の席で文法の話をしていた(職業病)ら甦ったのでした。

結局その場でも解決できず、家に帰って調べたら当たり前ですが簡単にわかりました。

面白かったのは名詞の複数形の例外を歌にして覚える「宝石と小石とキャベツのポルカ」で、こういうのは、どこの国でもあるんですね。楽譜や音源が付いていないのが残念。ちなみにラストの一つはキャベツのシューchouで、一番簡単な単語が盲点になってかえって思い出せないお約束。それから、この歌の一番の歌詞は語尾がアルでも複数もアル、二番は語尾がアーユなのに複数はオーの例外で、どちらも「7つある」と歌ってますが、こういうのはまだ他にあります。でも「ビジュー(宝石)・カイユー(小石)・シュー(キャベツ)・ジュヌー(膝)・イブー(みみずく)・ジュジュー(おもちゃ)・エ(それに)・プー(しらみ)」は、本当に7つなのでした。

ドーデの「最後の授業」に「低学年の生徒がバブビボビュを唱える」という一節があって、それを調べた時も歌曲や歌がぞろぞろ出て来たのを思い出しました。作曲者はみんなフランス人でプーランクの曲もありました。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://varietekishitsu.blog115.fc2.com/tb.php/569-13788e08
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。