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ど忘れし,度を失い、どないしまひょ?

2009年03月10日 22:00

「クラリネットをこわしちゃった」について、もう少し書きます。日本語詞の「こわれて出ない音がある」は、原曲に忠実なのか。「音が出ない」とはどういうことか考えてみます。

元のフランスの子供の歌の歌い出しは

J'ai perdu le do de ma clarinette.

です。ここで使われているのは、フランス語の動詞 perdre で「失う、見失う」の意味ですから、直訳すると「僕は僕のクラリネットのドを失った」ですが、この場合は「クラリネットのドが鳴らなくなった」だと思います。念のためにちょっと調べてみたら、Je viens de perdre le son de mon Mac!(今ね、僕のマックの音が鳴らなくなっちゃったんだよ!)だの、J'ai perdu le son de mon pc xp?(私、XPのパソコンの音を鳴らなくしちゃったんでしょうか?)といった言い回しがごろごろ転がっていました。

le do は定冠詞付きで単数ですから、どこか特定の音程のドが鳴らないのでしょう。キィかタンポのメカニズムをおかしくしたと思われます。中音域のドが怪しい。あのあたり複雑ですから。高音域のドが鳴らないのは初心者にありがちですし、リードが不調でも鳴りにくくなりますが、ドだけでなく、あの辺りから上が全滅するので、やっぱり中音域でしょう。なんてバカ正直に考察してみたりして…。

この「ド」が un do と不定冠詞だと、メロディーの中の「とあるドの音」を鳴らし損なった、落っことしたで、いわゆる「オチた」状態だったのかもしれません。これはパパに叱られます。 実際、パパは暖かくも厳しい指導者の様で「パパに知れたら、どんどこしょ、指を叩かれ、どんどこしょ」というヴァージョンの歌詞もあります。

ところで、本当に「音を見失う」こともあります。クラリネットだと指使いとか指のポジションを「ど忘れ」するわけです。ただ、ドの音の指使いやポジションは基本なので忘れることは、ほぼあり得ないと思います。あるいは咄嗟に自分の吹いている楽器がA管かB管か(ひょっとしてC管か)わからなくなる。小さなEs管やバスクラリネットなら大きさが違うので大丈夫。これは、クラリネットが移調楽器なので自分のドはわかっていても他人のドとの関係で混乱してしまう現象ですが、この場合も全滅するので「ドだけ」鳴らせない訳ではありません。

アコーディオン演奏では「ドがどこかわからない」は演奏中でも弾き始めでも発生するポピュラーな事故の一つです。特に、アマチュアの場合は。そうなると奏者は「度を失い」、「どないもこないもない」パニックに陥ります。ちなみにフランス語では「度を失う」は「頭を失う perdre la tête」と言います。
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コメント

  1. 茨 | URL | P0vgGwAM

    音だよ。

    パッキャマラーは思い切り激しくリードミスした時の音だと思ってた。
    日本人にはそれが一般的解釈?

    リードミスだと、高音域のドを思い浮かべる。
    さぞかしうるさいパッキャマラーだろうなと思ってました。

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