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ドナー注ぐドナー

2013年01月16日 22:00

昨日の記事を書いて,上には上があるは英語では Diamond cut diamond なのから,色々考えました。

まず気になったのは,どうして Diamond cuts diamond ではないかということ。そういう表現もあるのですが,やっぱり圧倒的に cut でした。斎藤和英にも cut のかたちで「上手に上手あり」の項目に載っているらしい。これ「じょうず」なのかな「うわて」なのかな。原本にあたらないとわからないかな。

ABA 形式の表現を考えてみると,dog eat dog(食うか食われるか)がありますが,like は,like cures like(毒をもって毒を制す,ちなみに斎藤和英には二日酔いに迎え酒ともあるらしい。かっこいい。重病には重病の治療をなんて言われてもわからないもの)like breeds like(同類は同類を生む)like knows like(両雄相知る,これも斎藤秀三郎)like loves like(牛は牛づれ、馬は馬づれ,あるいは同じ穴の貉)と -s になる。

そもそもダイアモンドと犬の場合が原形な理由もわかりません。dog eats dog もあるようですが。「〜だよなぁ」という思いが深いから仮定法現在(接続法)になっているのではないかと一応説明できるけれど「そうだからそう」としか言い様がない気もする。慣用句だし諺だもの。

ここまでがエルトン・ジョンとフランス・ギャルの Donner pour donner を紹介するための前置きだったりします。フランス語の似た表現を考えていて思い出しました。直訳すると「与えるために与えること」であるこの歌は英仏2大スターが それぞれの言葉で歌うデュエットで,要は「プレゼントをするのはプレゼントしたいからで見返りが欲しいからじゃない」だから,これは純粋贈与でミッシェル・ベルジェとバーニー・トゥーピンはバタイユでも読んだのでしょうか。L'art pour l'art 芸術至上主義っぽい感じもします。英仏語デュエットと言えば,ゴールドマンの Je te donne もありますが,大物度が違う。

びっくりしたのは,とある歌詞対訳のサイトが「ドナー注ぐドナー」と訳していたこと。フランス語を英語と解して自動翻訳すると確かにそうなります。donner はドナー(臓器提供者)で pour は注ぐ。間違いとは言えません。pours ではないかと言われても,diamond cut diamond と dog eat dog を引き合いに出せば良いのですから。

Donner pour donner は1980年のデュエット。フランスだけで出たシングル盤で1990年のエルトンの4枚組のベスト登場まで日本ではほとんど入手できなかったようです。この曲はB面なのですがA面を差し置いて(主にフランスで)広く知られています。A面の les aveux も今では簡単に YouTube で見つかります。
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