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coba & Bellows Lovers meet the ROLAND V-Accordion. 報告3

2004年10月13日 16:07

 10月9日台風の最中にあった新楽器のお披露目に行った報告も最後になります。  デモのステージの「トリ」を飾った coba 氏を論じようと思ったのですが、どうも語るぐらいしかできなさそうです。ちなみに coba の音楽に生で接するのは2回目で、1回目は去年のFMのイベントで箱根の野外ステージという素晴らしい環境でした。coba さんの MC が最初から「ただですけれどもたくさん来てくれてありがとう」だったのが印象的でした。  coba さんはいつもの金髪にボーダーのシャツ、サングラス。バックはアコースティックギターの天野さん、パーカッションの Yoshie さん。曲は「霖雨」「Crepuscule」「フュゲラスの迷走地図」「ゆがんだ時計」の4曲でした。 最初の曲はテレヴィ「おしゃれ関係」のテーマ曲。2曲目からはカホンが聴けて楽しかった。  V-Accordion を聴かせる演奏ではなく、いかに V-Accordion で coba サウンドが出すかを聴かせて頂きました。coba サウンドは確立している、coba の音楽観は確固たるものだと、前回のライヴと同じく思いました。  まず、アコーディオンが音楽の中心にあります。この辺 ELP のキーボードみたいです。それで、アコーディオニストは場を支配する意志を強力に発揮します。  右手の音色は軽く鋭いミュゼット系のトーン。でも曲のメロディーやアドリブのフレーズはミュゼット的でない独自のもの。留学歴もある氏が、どうしてピアノ鍵盤を使い続けたのかがなんとなくわかった気がしました。ボタンで発想するフレーズではないのです。やはりピアノ式とボタン鍵盤は別の楽器なのでしょうか。  左手のベースは迫力。最後の曲の前に「大砲みたいで気持ちいい」とちょっとベースソロのさわりを弾いてみせていらっしゃいましたが、音色もディストーションがかかってアルファ77ばり。  coba ミュージックは、ベース+コードの左手がザクザクと壁を作って、右手がパラノイアックなメロディーを描く。ここまでが一人で作る基本。上物系のパーカッションとか、ヴォーカルとか、ギターのカッティングやソロはオプションなのかな。ご本人のコーラス(こぶ平みたいな声ですね)もあるけれども、あくまでもメインはアコーディオンのメロディー。  後半の2曲は、どちらもサルヴァトール・ダリ(パラノイアック・クリティックの人だ!)絡みの曲で特に「フィゲラスの迷走地図」は演奏も大変そうだけれど、「こんな曲が書けるんだぞ、それで演奏もばっちりだ。どうだ。凄いだろう」感に溢れた力強い名曲でした。前回のステージでも大変印象的で、今回も聴けて興奮しました。  とにかく coba 氏は現在の日本のアコーディオニストでは別格ですね。その気になればミュゼットでもタンゴでもクラシックでもジャズでも人並み以上にできるであろうひとが自分の音楽を追究している姿は感動的。通りがかった人が、どんどん足を止めてお客さんが増えていました。来月のソロ・コンサートに行こうかな? アルバムもきちんと聴いてみようかな?  最後に V-Accordion ですが、新しい可能性の追求はともかく、サブ&まみと coba の音楽を受け止められるのだから「ひと味違うアコーディオン」としてイケルのでは。ボタン式や、小型廉価ヴァージョンも出して欲しいです。それから見た目がもうちょっと高級感があればと思います。アコーディオン=セル張りという先入観から僕が自由になっていないからかもしれません。全く違うコンセプトの外装でも良かったかも。  ローランドという会社は、大阪駅前のビルにショールームがあったのですが、そこでは好きなだけ高価なバッチ式のシンセサイザーをいじらせて貰えたという、大変に恩のある会社です。あのビルには楽譜専門店もあって、子どもの僕には時折行かれるパラダイスでした。その会社が新しいアコーディオンを開発してくれたというのは大変嬉しい事件です。
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