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ダイアモンドをカットするにはダイアモンドが必要

2013年01月15日 22:00

ヴェトナム系のフランスのギタリスト Nguyên Lê のことは以前紹介しましたっけ。僕は Huong Thanh さんのヴォーカルアルバムで知ったのですが,そのフン・タンさんと Dragonfly というユニットを組むだけでなく,フリージャズからジミヘンまで幅広く活躍中です。彼の共演者であり今回はプロデュースを行ったサキソフォン奏者 Céline Bonacina さんの新譜 Open heart のゲスト・ヴォーカルに Himiko Paganotti さんの名がありました。卑弥呼なんて日本人みたいと,お思いかもしれません。パガノッティと言えばフランスの老舗ロックバンド マグマのベーシストで奥さんが日本人の親日家で有名です。これはあのパガノッティさんの娘さんに違いない!と,ちょっと調べてみました。いまや御子息がマグマのベーシストを継がれ,ヒミコさんも21世紀初頭のマグマ来日公演には同行されてました。文字通りの音楽一家。こういう世襲は大歓迎です。

とある方のブログに「ファン歴24年で、22年前にはコピー・バンドをやっていたので、コバイア語の歌詞は今でも暗記しており」という記述を発見して驚き。一昨日のブログに僕が書いたジョン・レノンのインチキ・スペイン語3行覚えたどころではない人がいる。マグマは自分たちを宇宙人と称するバンドなので歌詞は全てコバイア星の言語なのです。当然意味不明なので,何曲レパートリーがあったか存じませんが暗記したのは偉業としか言いようがありません。異形かもしれない。電気の「ノイノイノイ」が全部歌える男が友人にいますが,上には上がいるものです。
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雪の日

2013年01月14日 22:00

今日の東京は雪。そして日本は成人の日。「成人式とは文字通り成年の儀式だが日本の儀式は民法上の成年に達した際に行われる」と wikipédia にはありますが,二十歳の女の子は多くが着物を着て式に出る日ですから,こんな雪では さぞかし大変だったことでしょう。テレビのニュースで「こんな天気も思い出になっていい」とキモノとふわふわショールの新成人たちが嬉しそうにコメントしてました。かつて成人式が雪だった方,今でも鮮烈な記憶をお持ちですか?

そのまま jour de neige という曲が80年代フランスのヒット曲にあります。FM と PV の時代のアイドル Elsa さんの曲です。チャート2位まで上がったゴールドディスク。ヴィデオクリップのエルサさん当時15歳は,とってもチャーミング。 初雪の日に大きなセーターを着て自転車に乗って胸がときめいて何の不安もない予感だけの歌詞も素晴しいです。当時のエルサさんの歌はたいてい なにごとも起こらないのだけど15歳って,そんなもの。もっとも同時代の熱砂天国ことヴァネッサ・パラディさん15歳の歌は「ただごとなさ」に満ちあふれてましたが。ああいう熱い人は特別です。

王様の鉛の帽子

2013年01月13日 22:00

ガレットとフェーヴ

「今日はこれを食べました」「ガレットと」「フェーヴです」「でも切ってないのにフェーヴが外に出ているのは,これ如何に」「近所の店では本当のフェーヴは中に入れないのです」「じゃぁ何が入っているの」「アーモンド」「なるほどアーモンドクリームのパイだからね」「それに本物を入れると食べた人が歯を欠いたりするでしょう」「ところで今日はエピファニーではないじゃない」「そう,エピファニーは先週」「今年は本当に6日だったね」「エピファニーとは公現祭でキリスト教の祝日。幼子イエスへ東方の三博士が訪問して礼拝したことを記念します。その日に食べる王様のガレットの王様は本来東方の三博士のこと。切り分けた中に本来は陶器の人形だったフィギュアが入ってます。それがあたった人は紙で出来た金色の冠を頭に載って王様になります。1年間の幸運が約束されるのです」「異常に説明的だ」「仕方ないでしょう」「ご近所では明日までガレットが買えるんだよね」「これは小さい方で2人で食べたけど僕が王様でした」「2番が3番にキスとか命令するわけだ」「しないよ。近所の別の店は1月いっぱいガレットが買える。2月中恵方巻きを売っているようなものだね」「アーモンドだと真っ二つに切れたらどうなるんだろう」「二人王様」「サンマリノ!」

「音楽のブログだから音楽の話をしましょうか」「王様が曲名に入っているシャンソンといえば」「今年が没後50年のピアフの」「王様の牢屋」「あれはアメリカの歌の翻案なんだよね」「元歌はアレンタウンの刑務所だけどフランス語版は中世っぽい話に変えてある」「だからタイトルの roi が現代綴りでなくて roy なのか」「志る古と変体仮名でかいてあるような感じ?」「ガレットの方は rois で複数です」「ロックだとなんだろう」「ビートルズにサンキングってありますね」「Quando paramucho mi amore de felice carathon. Mundo paparazzi mi amore cicce verdi parasol. Questo abrigado tantamucho que canite carousel(歌いきってドヤ顔)」「どうでもいいことは覚えるね」「あとはEno の King's Lead Hat」「シングルの方がラフで勢いがあって良いよね」
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いいものがアルッテ

2013年01月12日 22:00

大野修平先生の講座「シャンソンのベルエポック」が始まる前に「今日は何か必要な音源か動画のリクエストはありますか」と大野先生に伺うと「今日はレオ・フェレの « パリ・カナイユ » を取り上げるからレオ・フェレが歌っている動画があると嬉しい」との ご要望で急遽 YouTube で検索。仏独共同経営の教養テレビ局 Arte が94年に放映したドキュメント「フェレ自身によるフェレ」で歌っているシーンがありました。素晴しいです。

検索したり内容をチェックしたりで,今日の僕の前説は お休みでした。大野先生の講座も淡々と曲を聴き,詞の内容を確認し,当時のレオ・フェレの曲を何曲か参考に聴いて,お開き。親睦会にも行かずに帰ってきましたが,こういう日もあります。

幻は,もうない時代

2013年01月11日 22:00

たいていのものは入手できないまでも見聴きは出来るようになりましたが,アクセスできずにいたケレン・アンのグループでのデビュー曲「1+1」。クリップが YouTube にありました。今よりもストレートな感じが新鮮です。

ビックリしたのはヴァイオリンの お姉さんがカロジェロがスタニスラスと去年組んだバンド,サーカスのメンバーだったこと。 Karen BRUNON さんのシングルは持ってました。アーティスト名が Karen でプロデュースがビオレ様でしたが,当時は店頭で目についたものを買うだけで,今みたいに wikipédia で調べるとかあまりしなかったのですね。その後アルバムが出るという話も聞かなかったのですが,今回のサーカス入りで,今年には目出たくアルバムも出るみたい。

Shelby ってメインの女性二人が Keren と Karen だったのか。ケレン&カレンなんて漫才っぽいです。

「大きな地震がきたって」は Chara だけど

2013年01月10日 22:00

1か月ぶりの「シャンソンで覚える フランス語講座」は前回の「とてもいいわ」の残りと「Il était un petit navire 小さな お船があったとさ」を取り上げました。今では他愛もない子供の歌ですが16世紀から伝えられる元は船乗りの歌,のちは寄席の歌,フランス人ならば誰でも知っている歌。地中海を航海中に食糧が尽きて誰を食べようか籤引きで決める,とんでもない内容。古い歌ってそういうものです。昔の歌の常で全部歌うと10番以上あるので,今では籤を引くことになるところで終わったり,一番若い水夫が当たったところまでだったり。周囲が食べ方を議論したり,犠牲者がマストを登って逃げたりマリア様や守護聖人に祈ったり,小魚が大量に船に飛び込んだのであわやというところで助かるところまでだったり,さらには「この歌がお気に召したようなら最初からまた始めましょう」で繰り返すこともあります。19世紀につけ加えられた「おーい船方さん波乗り越えて」というリフレインはないことも。ドワイヨンではなくてポランスキーの映画「ピラート」のラストでも歌われてたような気がするけれど,どんなだったかな。wikipédia のフランス語版にも書いてないし。

これで大野修平・野村二郎・広沢浩一トリオの著作のシャンソンも残り3曲。今期はトレネの「街角」と,もう1曲トレネを何か取り上げる予定です。

不覚(深く)反省

2013年01月09日 22:00

今日はせっかくのクラシック・フリーベース・アコーディオン・レッスンなのに楽譜を忘れてしまいました。
急遽お教室の楽譜を貸して頂いてのレッスンはいけません。
指使いやアーティキュレーションの考え方の確認にはなったけれど,新年早々勿体ないことであり,先生にも申し訳なかったです。
仕事始めで本業のことばかり考えていたからアマチュアだから仕方な…くはないな。
イレギュラーな行動パターンの時でも,ルーティーンを崩さないことが大切だと再確認。

ちょいと1曲のつもりで聴いて

2013年01月08日 22:00

仕事とかしていると,突然フレーズやサウンドが頭の中で再現されることがあります。今日は can の future days と PFM の The world became the world 。どちらも聴きたいところを聴けば欲求が満たされるのですが,聴きたい曲をすぐに聴くのは難しい。Can は持っているけれど,パソコンに入れていないし,PFM は自分では音源を所有していません。

そういうときに,とりあえずスマートフォンがあれば,YouTube で すっきりできることに気付きました。
ただ問題は,ついつい他の動画も見てしまうことです。
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羚羊馴化樂團

2013年01月07日 22:00

で検索すると中国語のページがヒット…しません。ごめんなさい。中国ではロックバンドは楽隊で,ストーンズは滾石楽隊,クイーンズは皇后楽隊,ビートルズは披頭士で楽隊がつかない。ピストルズは性機槍樂團。ネットで適当に検索しているので,おそらく台湾と大陸が混ざっていると思います。勝利六人組が V6 だったり日本のグループも素晴しいようです。

いきなり [続きを読む] のような展開ですが,昨年セカンドアルバム Lonelisme が評判だった Tame impara。でも,知りませんでした。年末の今年のベストアルバムを見たり,それを見た人の感想がトゥイッタのタイムラインに流れてくる中でバンド名を見て,あれ?聞いたことある名前だと思ったのですが,音楽の話題でなく旅行の話題,パリでライヴに行った話で出てきたバンド名でした。

月に一度図書館に靴磨きのプロが来て靴を磨いてくれるサーヴィスがあって,予定の合う時は頼むのですが,その担当の S さん との会話で教えて貰ったバンドでした。フランスのロック雑誌の2012年ベストアルバムではトッド・ラングレンの様だと評されていると,お話したところ「意外だ」とのお返事。S さんは一昨年の来日公演にいらしたそうで今のトッドの音楽と昔の多重録音とは違うからかなと思いました。図書館員ってマニアックなのかもしれません。
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小動物ではない

2013年01月06日 22:00

冬の古都の外れで中央駅に向かうバスを待ってたら,頭の中で歌が始まりました。ところが4行目にして歌詞が出てきません。スマホを取り出して検索。無事に鼻歌が完成です。何度も書いてますが大した世の中になったものです。僕の場合,音源は脳内でしたが,それも Youtube に絶対にあるでしょう。

その曲は,This heat の Fall of Saïgon。なんだか凄いバンドの凄いアルバムに凄い曲があると聞いて入手したアルバムの1曲でした。どれが凄い曲か訊ねた答えはただ一言「聴けばわかる」。確かにわかった その一曲。

ただし,聴いても歌詞が聞き取れません。後日歌詞付きの日本盤(リマスター盤)を図書館で借りて積年(昔年?)の疑問も氷解。普通のロックとは違う一種文学的な歌詞で,なかなか辛い内容。TG(トランスジェンダーに非ず)のハンバーガー・レィディほどではないにしても。

そもそもタイトルからしてサイゴンの秋だと思っていた人を知っています。北京の春ではあるまいし。フォール・オブ・« ザ »・サイゴンという日本語表記も見たことがある。既にサイゴンが地名として認識されていないことがわかります。現ホーチミン。テト攻勢はともかくサイゴン陥落は高校の世界史教科書に載っているでしょうが。
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Hey, Hey, Ho !

2013年01月05日 22:00

お正月なので,帰省のようなことをしています。今回は一人で来ているので母親と二人で外食。N市の新O駅の北側にあるK田さんの和食は,大変結構なものでした。流石はビバンダムがひとつ星をつけただけのことがあるなぁと感心。近くにはオリオンの如き三連星を飾った店がありますが,僕はK田さんの方を買っています。店が広々していて素晴しい。

BGM にボリュームを押さえたジャズのピアノトリオが流れていました。和食屋や焼き肉屋の店内でジャズを流す お約束は,いつ誰が始めたのだろうと 折りに触れて考えます。ふと気付くと曲がなんと 与作 。ちょっと幸せになりました。以前正月のファミレスで琴が流れていると思ったら男闘呼組の TIME ZONE だったとき以来の衝撃。
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Les 10 meilleurs albums de l'année 2012

2013年01月04日 22:00

おそらくは音楽のあり方が本当に変わったせいなのでしょう。年度別アルバムベストテンとか本当に意識しなくなりました。売り上げとか一般の評価とかを意識しなくなったのと軌を一にしています。それでも気になるのは信用の置ける聴き巧者や友人知己の意見。その両方にあたる某氏が顔本で

今年もどの雑誌もわしのご意見を聞いてくれなかったので、ひとりで勝手に2012年ベストアルバムを。
★ FRANCOISE HARDY "L'AMOUR FOU"
★ LESCOP "LESCOP"
★ EMILY LOIZEAU "MOTHERS & TYGERS"
★ DIONYSOS "BIRD 'N' ROLL"
★ ONEIRA "TALE YAD"
★ LOU DOILLON "PLACES"
★ ORIGINAL SOUNDTRACK "LE MARIAGE COLLECTIF"
★ THE VACCINES "COME OF AGE"
★ C2C "TETR4"
★ MARTIN LEON "LES ATOMES"

と,紹介してくれました。幸いなことに,だいたいはチェック済みです。入手できなくても音楽私があり君管があります。

C2C が入っていたのが,一番意外でした。僕だったら,やっぱり Andy STOTT を入れるかな。

シェリト・リンド(美しくて素敵なもの)ばかりでなく

2013年01月03日 22:00

お正月は明らかに通常よりテレビ視聴の時間が増えます。「世界の旅行会社が選ぶ世界で最も美しい街ベスト10」というのを見ていたらメキシコのグァナファトが紹介されていました。

メキシコの映像ですから当然,音楽はマリアッチです。それがキダ・タ­ロー先生作曲のアホの坂田にそっくりでした。もとより この曲がメキシカン・ハット・ソングの「盗作でなく引用だ」であるのは周知の事実ですが,イントロだけだと思っていました.「アホ,アホ,アホ,アホの坂田」というリフまでそっくり同じとは驚き。YouTube で検索しても「アホの坂田」のイントロに相当する部分だけ同じでこの旋律が使われていないヴァージョンが多いです。Jarabe Tapatío ( the Mexican hat dance ) は音楽というよりフォークソングを使って踊るダンスらしく,もしかするとミュゼットとかランバダの様に曲名だかジャンル名だかダンスの名前だか混乱しているのかもしれません。

上岡龍太郎が「いや、あれは良く言うても盗作でしょう」と断じた浪速のモーツァルトの作曲(あるいは引用)のおかげでマリアッチを少し知ることができました。wiki に紹介のあるヒメネスとエスペロンの曲を片っ端から YouTube で確認する過程で Chavela Vargas の歌う Cuando los años pasen というとんでもない歌を知っただけでもキダ先生に感謝。

スネィクは重い

2013年01月02日 22:00

巳年にちなんだ音楽の話題なら,最初に思い浮かぶのが古楽器のセルパンです。フランス語で文字通り蛇のこと。スネィク・フィンガというギタリストもいます。もちろん?芸名。故人です。電グルのダイエットの歌のタイトルが内容と関係ない「スネークフィンガー」なのは石野さんの趣味? 僕はこのシングル盤を所有していますが,なんというかもてあましてました。でも随分聴いた。あとはイーノの陰気な爬虫類かな? BOA さんは K-POP。
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「あけおめ」というコトバ,今でもあるのか

2013年01月01日 22:00

新年あけましておめでとうございます

おフレンチ的には今年はエディット・ピアフ没後50年です。

と,いうわけでプーランク「エディット・ピアフを讃えて」。プーランクも1963年没なのでダブルで没後50年,二人合わせて没後100年。

あ!脱皮・ニュー・イヤ! ことしもニョロしく おねがいいたします
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最後の音楽 期待 忘却

2012年12月31日 22:00

年末ならではの音楽といえば,やっぱり第九ですか。ただ,あの曲の尋常で無さが静かな年の瀬に似つかわしいかは疑問。初演は5月だし,ワグナーが復活させたのも,文字通り復活祭(早くても3月下旬)の音楽会。フルトヴェングラーのバイロイトだって夏ですしね。

そうすると「蛍の光」かな。いまでも紅白歌合戦の最後は藤山一郎が指揮して皆で歌っているのでしょうか。なんて書くと,大人になって紅白を見てないのがバレる。流石に藤山一郎氏が故人なのは知っている。蛍の光がパチンコ屋の閉店の音楽として使われたのも昭和の話。サザエさんとか東海林さだおの漫画にしかない風景。クリスマスの三角帽子の如し。実際に閉店アナウンス入りの CD があります。文化祭の終了時間に流しっぱなしにしていたら閉店アナウンスまで流してしまったという放送事故があった。幸い僕は その現場には居合わせませんでしたが。

いろいろ考えて,Robert WYATT : « To Carla, Marsha And Caroline (For Making Everything Beautifuller) » はどうでしょう。収録されたアルバムが「ジ・エンド・オブ・アン・イヤー」だから。イヤーが耳なのはわかっています。でも,カタカナで紹介されたら「ある年の終わり」だと思っちゃうよ。普通は。なぜ耳。それも単数。10年以上勘違いしていました。音楽的には結構ほのぼのしていて,それなりに年末年始っぽいと思います。beautifuller って凄いなと,いつも思う。
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人生の続きは電グルではなく

2012年12月24日 22:00

昨日のセラヴィの記事のために検索していたら,とんでもないものを見つけました。ジョニ・アリデのヴァージョンです。しかもアルバム「セラヴィ」のタイトル曲。ピート・シンンフィールドの詞ではなくフランス語で歌われています。何故か曲のタイトルは「タンピ…セラヴィ(お気の毒様…でもそれが人生)」。シングルだとタイトルが,やっぱり「セラヴィ」。訳が判りません。フレンチっぽさが,ほぼ払拭されているのと,歌詞が勇ましくなっているのが「コム・ダビチュード(いつものように)par クロクロ→マイ・ウェイ(我が道)by シナトラ」と同じ趣向の加工なのに「仏⇔英」の方向は逆なのが面白い。仏詞を書いた Georges Aber は自作自演歌手で作詞作曲と仏詞のスペシャリスト。なるほどなプロの お仕事です。アルバム自体はエルヴィスの死を受け止めてのロックンロール・アルバムらしい。Youtube で聴ける何曲かと同時期のセッションからのシングルは,確かに そんな感じです。

Je suis ravie, c'est la vie.

2012年12月23日 22:00

ロックのアコーディオンで比較的ネット上での言及が多い ELP の「セラヴィ」。フランス語なのはサビのセラヴィだけ。叙情プログレです。ELP と言ってもグレッグ・レイクのソロ作品だと思ってたら,70年代のライブでもキース・エマーソン先生がアコーディオンを演奏されてました。最近の双頭ライヴでも しっかり ご披露されたようで証拠写真もありました。アコーディオン・プロパーの視点で聴くと,ちょっと違う感じもしますが,イギリス人が考えるシャンソン的なものの象徴としてのアコーディオンとして,それなりの水準と思えます。そんなもの。

クリスマスコンサート

2012年12月22日 22:00

職場の若い人たちで新設された合唱サークルと,20年の歴史を誇る室内楽サークルが,合同で初めて開催。例によって音響のテクニシアンをするので,ついでに1曲アコーディオンを弾きました。

僕が弾いたのは,お馴染みクロード・トマンの お馴染み「アンファン・デモン」。うわぁ今日は完璧だなぁと思うと崩れる現象が起きましたが,なんとか踏みとどまりました。しかし練習が必要です。自分の最高水準が維持できていない。

若者たちが演奏したのは:ショパン「英雄ポロネーズ」バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ6番プレリュード」ベートーヴェン「ピアノソナタ悲愴1楽章」ヴィヴァルディ「調和の霊感」(Vn, Vn, Pf)カザルス「鳥の歌」(Vc, Pf)リスト「ラ・カンパネラ」ブラームス「チェロソナタ1番2楽章」ベートーヴェン「ピアノソナタ1番4楽章」バッハ「ヴァイオリンコンチェルト1番3,4楽章」(Vn, Pf)ピアソラ「ブエノスアイレスの冬」(Vn, Vc, Pf)。これを普通に皆弾くのだからたいしたものです。

歌ものはバーバーのアニュスデイとかカヴァレリアの旋律のアヴェ・マリアとかアカペラのビートルズ(イエスタデイ,エリナー・リグビ,僕が64歳になったら)とか,弦楽アンサンブルと賛美歌とか。面白かったのはボヘミアン・ラプソディ。全然クリスマスじゃないぞ。life had just begun, But now I've gone and thrown it all away(始まったばかりの人生をどぶに捨ててしまったぜ)Goodbye everybody- I've got to go- Gotta leave you all behind and face the truth-(皆さんさようなら行かねばなりません。皆さんを後に残して現実と向き合う時が来たのです)Any way the wind blows....(それがどうした風は吹く…)だもの。

とりあえずマヤ暦1日目を記念してボヘミアン《ポルカ》聴いて,おやすみなさい。

岩石手風琴歌唱精選五曲

2012年12月20日 22:00

JAA の機関誌を書くのに検索していたら,こんな記事を見つけました。アコーディオン・ロック・ソング・ベスト5。

“Squeeze Box” by The Who
“4th of July, Asbury Park (Sandy)” by Bruce Springsteen
“Jenny’s Got a Pony” by Los Lobos
“Back Street Girl” by The Rolling Stones
“If I Should Fall from Grace With God” by The Pogues

実は,あんまりピンときませんでした。「皆さんのベスト5をコメントにお願いします」に応えたリストの方が楽しめました。少しずつ確認して紹介しましょうか。

輝きながら

2012年12月19日 22:00

日本人が音楽用語だと思っているものが,イタリア語やフランス語,ドイツ語では日常語だということが,よくあります。アンサンブルの話を,ちょっとした原稿に書いたのですが,同様の例としてイタリアでは道路の速度表示にアレグロ,モデラート,アンダンテなどが使われていると引こうとしてネットで検索。しかし裏付けが取れませんでした。

このブログならば「だと思う」と書けるのですが,一応業界の機関誌だし音楽関係にはイタリアの日常に明るい人が多いので慎重になって,その話は見送りました。

そもそも同僚の音楽教師に教えて貰った話で,自分がイタリアに行った時もなるほどと思った記憶があるのですが…。

検索をしていて見つけた画像。輝かしさが感じられれば完璧なのですが…。

誤訳はさておき

2012年12月18日 22:00

今日の午前中は定期検診で病院にいたのですが,眼科の待合室にはテレビがないのです。代わりに穏やかな音楽が流れています。眼科の待合室は読書をするひとも少なく,皆さん,うっとりと,あるいは,ぼんやりと,はたまた,聴くともなしに音楽に耳を傾けている ご様子。

そんななかで,15 inch のMacBookPro を広げて,PDF とか読んでいると明らかに異端なのですが,本当は目の悪い人こそ電子ブックリーダデバイスとかタブレットを使うべきでしょうね。拡大し放題だし。

それで基本的には音楽は聞き流して読書?に励んでいると,突然音楽が流れ込んできました。それもそのはずグリーグの「過ぎにし春」でした。なにしろアコーディオン合奏で9月のコンクールと10月の発表会で自分が演奏したばかりの曲ですから。

やっぱりオリジナルの弦楽合奏の訴求力はたいしたものです。曲想に関しても,悲しいばかりではなくて,やっぱり春の喜びも感じさせる演奏をするべきだと再認識しました。「過ぎにし春」という邦題は誤訳で,本当は「最後の春」,今年の春が最後の春になる悲しさを歌う音楽だから悲しくなければならないと,最近は強調されていますが,それにしても春の輝かしさを描かないことには悲しみも深くないのではと思われました。年老いた詩人が春の素晴しさを味わい尽くし,もうそれで死んでも良いと思う境地は,単純な悲しみではなく,幸福の絶頂の無常観なのかもしれません。悲しくても長調の曲。

生きる映像

2012年12月17日 22:00

PFM のアルバムみたい(「甦る世界」プラス「幻の映像」)ですが,要は Live image 。
一昨日の高嶋ちさ子さんのトーク・コンサートで今年から参加されると告知されていました。ラインナップを見ると:

出演者(50音順):小松亮太(bn)、ゴンチチ(ag duo)、高嶋ちさ子(vn)、NAOTO(vn)、羽毛田丈史(pf)、
葉加瀬太郎(vn)、→Pia-no-jaC←、宮本笑里(vn) and more...

高嶋さんは「若い芽を摘みに行く」とスゴイことをおっしゃいましたが,気がつくとヴァイオリニストばかり。職場の同僚に「ゴンチチとかが出て,インストで,イージーリスニングというかヒーリングというか,ニューエイジだけどスピリチュアル系ではあまりなくて,クラシック音楽でもあり,あ,情熱大陸」と説明して,どうして管の人がいないのでしょうと話したら,アルト吹きでもある彼女いわく「サキソフォニストは端的な音楽性の人が多いから癒せないのではないか」という,ご意見でした。

でも,カール・ジェンキンス 出てんだぁ。と,wiki 調べて思ったらサキソフォン吹いているのではなくアディエマスでしたとさ。

お部屋拝見

2012年12月15日 22:00

高嶋ちさ子さんのトーク・ショー・コンサート「ちさ子の部屋」に行ってきました。なにしろゲストが桑山哲也氏なので,桑山氏を崇拝する我がアコーディオン・デュオ Prima ! の相方 M さんに教えて頂き,チケットも手配してもらったライブです。

ちさ子さんは,なるほどの美貌で,ストラディバリウスは見事に鳴り,文句を言わせないぞ,っという音楽を繰り広げます。トークも絶好調で,お喋り大王桑山氏と五分以上に渡り合うのだから大したもの。やっぱり名のある人には,それだけのものがあるのです。

桑山氏は,「哀愁のミュゼット」(ちさ子さんはクローゼットと曲紹介でボケた!)と「マルゴーのワルツ」を弾いて,あぁまるで僕に合わせてくれた選曲ではないかと思ったけれど,そんな訳ない。シャンソン・メドレーもちゃんとやるし,アンコールは「リベルタンゴ」で,定番だけれどサービス満点のプログラム。

終演後に CD お買い上げの方に特別にサイン会!が用意されていて,それが終わったところで ご挨拶できました。9月に お会いした時に桑山さんに楽屋に来ていいですよと言って貰っていたけれど,ちょっと恥ずかしいなと思っていたので,いいタイミングでした。M さんも桑山さんと握手して ご機嫌でした。写真撮りたかったけれど CD を買ってサイン会に並んだ人たちも写真はご遠慮頂きますで握手もなしだったので,我々も自粛。図々しくも,また遊んで下さいとお願いして お別れです。

静かだな 何も無い

2012年12月14日 22:00

深海珊瑚ハワイ沖1,000メートル以上の深海の珊瑚。
東京ミネラルショー@池袋サンシャインシティー文化会館で購入。

復活の日

2012年12月11日 22:00

友人がフェイスブックに書いていたんだけれど,歯医者で「麻酔注射でピクっとなったとたんに、この曲が頭の中で鳴り始めた」のが Cream の Badge 。「それ違うよ、抜歯だよ、抜歯!っつったって、わしの老いた頭の中っつうのは、もうこの種のダジャレねたしか残ってないんだな、って歯を抜かれながら悲しくなっちゃいましたよ」と御当人は おっしゃいますが,あまりのムリさに笑ってしまいました。誤用の方の「失笑」です。もっとも,この脳内再生は別の潜在意識のいたずらかもしれません。困難。忘れ得べき。大故なければ則ち棄てず。

それで考えた「こんな歯医者のBGMは嫌だ」:

映画「マラソンマン」のテーマ,および拷問のシーンと逃げるシーンのサントラ。

「アイシャ」(ハレド):ゴールドマン作。アイシャはイスラム圏ではポピュラーな女性の名前。フランス人が「歯医者」を発音すると「アイシャ」になります。

ダイアモンドは永遠に(シャーリー・バッシー):顔本のバッジの記事に別の友人が「私だったらこっちへ行きます」と提案。やっぱり歯医者最大の悪夢は抜歯なのでした。

ネコロジー

2012年12月10日 22:00

wiki によるとブリーダーは「主に動物の繁殖および改良に従事する者」。猫ブリーダーで血統書に関係するとキャッテリーを名乗ります。血統書には猫団体が後ろ盾ですし,猫団体はキャットショーの母体でもあります。ショーを主催するのはキャットクラブで,クラブに属すると他のクラブのショーに参加するにも都合が良い。猫業界用語の基礎知識です。あと一般に知られているのが猫カフェ。メイドカフェや執事カフェと違って猫は本当の猫です。

獣医さんやペットショップの関係者以外で,猫に詳しい人たちは,この周辺にいて親睦を深めたり勉強したりしています。

そんな猫関係者を集めて,ペット・フード会社に お勤めしてらして現在はキャット・ショーのジャッジ(国際審査員! サッカーだとワールドカップで笛を吹くレベルか)を お務めで,御自身もペルシァをブリードなさっている田村あき先生による猫学の講座がありました。

「猫学」は正式な学問分野ではありませんが,felinology という言葉はあるそうです。猫が cat だから catology だと思うのは早計で,ラテン語では feles なのでした。でも,felesology や felology でもないのです。なぜか felinae(ピューマやチータも含むネコ)に -ologia をつけて felinologia なので,英語で felinology。フランス語だと felinologie ですか。

Djangologie は文法的に大丈夫かなぁ,とか,ちょっと考えました。

たべられない ひかりもの

2012年12月09日 22:00

東京ミネラルショーというイベントを覗きに池袋に ちょっと出かけました。

いろいろなジャンルの業者さんが,鉱物を括りに結集しているので,宝石,パワーストーン,化石の周辺でなんでもありな様相を呈していて,しかも国際見本市でもあるので海外の業者さんも多く,混沌ぶりが楽しめました。標本・原石・加工品が混在。カオスといえばコミック・マーケットですが,あれほど大規模ではなく野球の内野くらいのフロアなので,ごちゃまぜ感が一入。

特殊な処理で ほとんどの組織は透明になるが軟骨は青く骨格は赤く染まった透明標本とか化石・標本枠でのエントリーなのでしょうが,ミネラルではない。いろいろな意味で面白くも怖いアンデスの願い人形と,アルパカの毛皮で作ったアルパカのヌイグルミは関係づけも難しいけれど,同じブースで現地の鉱物も売ってました。

フランスの業者さんも何組か。別にフランス人だからといって話しかける理由もないと思っていたら,日本人のおじ(い)さんが値札のないものが欲しくなったらしくて,値段を訊こうとして苦労していたので,ちょっと手伝いました。トゥールーズから来ているというので後でカタログを見たらピレネー・ガロンヌの山間部のサン・ジュリアのお店で,トゥールーズから39キロのところでした。サン・ジュリアから来たと言っても誰もわからないよね。

音楽的なものは,スピリチュアル関係で,チベタン・ベルと,チベットかネパールのシンギング・ボウルという おリンがあったくらいでした。以前のミネラル・イベントではクリスタル・ボウルがあったのですが,今回は見落としたか,流行が終わったか見当たりませんでした。ニュー・エイジのブースでは DNA を調整するというふれこみの音叉と,カッサという名のマッサージをする羽根の形をした石の器具が目新しかったです。

場内の音楽は凄く普通で,ふと気付くとアバの「ダンシング・クイーン」だったり。クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」だったり。

石に因んだ音楽は難しいかもしれません。シャーリー・バッシーの「ダイアモンドは永遠に」とか(ファッションTVだ)プロパガンダの「ジュエル」くらい(誰も知らないぞ)。シェルブールの雨傘の宝石商ローラン・カサールのナンバ? 「ダイアモンドは女の子の一番の おともだち」(「紳士は金髪が お好き」でマリリン・モンローが歌う曲)? 「マドンナの宝石」? 「ルビーの指輪」? とりあえずロックを流せば良いか。

シャンソン本地垂迹説

2012年12月08日 22:00

大野修平先生の講座「シャンソンのベルエポック」。続いて受講生の親睦団体「さくらんぼの会」の忘年会がありました。

講座では僕が前説をやるのですが,今回紹介したのは Kaas chante Piaf 。今年始めにカンヌの MIDEM でプロジェクトが発表された時のティーザと,最新クリップの「愛の讃歌」を見て頂きました。続く本題でも大野先生が11月にパリで買ってきた CD から,みなさんのリクエストを募って5曲を紹介。現状では含まれていないワールド・ツアーに日本が入りそうだとの見通しも話されました。

本編で取り上げた曲はジュリアン・クレールの「廃墟で歌う(都会のマリー)」。「もし僕たちが歌うならば」と思われがちですが,流石に大野先生は「歌ってみようじゃないか」。「どうして最初の邦題が廃墟だったのかがわからない」というお話しも。他に「僕のお気に入り」が当時対訳をされた思い出とともに紹介されました。LP なのでかけられないと,おっしゃった Zachary Richard のカヴァー Travailler c'est trop dur が気になりました。ジュリアンが人の曲を歌うだけでも結構レアだったのではないかしら。それほどの曲なのか。

忘年会はアコーディオンを持参して「サ・ガーズ」を弾いたり,「さくらんぼの実る頃」の伴奏をしたり。パーティーだとアルコールが入ってから演奏をすることになるので,ちゃんと弾こうとすると呑めないし,難しいものです。20人の参加者はシャンソンを歌う方が半分以上で,皆さん芸術に関する見識をお持ちで日本には独自の文化が発展しています。シャンソン本地垂迹というか,カレーライスというか。

遊びをせんとや

2012年12月07日 22:00

ちょっと 思ったのだけど,
遊びをせんとや 生まれけむ
って,ありますね。

遊びって平安時代だと普通「管弦の遊び」のこと。
play や jouer と共通点を感じます。

てことは,英訳したら No music, no life かな。
そもそも歌詞だから Born to sing だと En vogue だ。

僕は Verlaine を借りて De la musique avant toute chose と言いたい。
ていうか,このブログのキャッチコピーだし,ウェブサイトにも掲げてる。

Pas de musique, pas de vie はジェーン・バーキンさん。



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